葛粉づくり

今日は雨。数日前にぶどうの苗の植穴を掘った時に掘り上げた葛の根で葛粉を仕込んでみました。

  1. 葛の根をたわしなどでよく洗う(繊維の間に入り込んだ小さな土や石なども取り除きます)
  2. 黒い皮を剥く(大きな根ははがすように…小さめの根は包丁の背でこそげるように)
  3. よく洗ったゲンノウなどで繊維を叩き、水を張ったボウルに入れる。
  4. 漬けた水を捨てないように、さらしの袋で漉し、漉した水は大きめの容器に入れる。さらにボウルに少量の水を入れ、さらしの袋をもむように繊維をもみ→絞る→汁を容器に入れる→水を少量入れ、もむ…を数回繰り返す(回数は適当…)
  5. 保存瓶に入れた直後(まだ濁ってます)
  6. 6時間ほど静置したら下に白っぽいものが沈殿した。
  7. 上澄みを捨て、小さめの瓶に入れて静置。

 

…今日はここまで。(7)の瓶を3時間静置した後の写真が(8)。上の方が透き通ってきています。暫く静置して下の方に粉状の物が溜まったら上澄みを捨て…を何回か、綺麗になるまで繰り返して、最後は乾かして粉にするようです。

 

用意した葛の根は約800グラム。皮を剥いた根は約500グラム。とれる葛粉が1%として5グラムかなぁ~。くずもちにしたら20グラム程度かぁ~。なかなか大変です。

 

「皮を剥く」というレシピはありませんでしたが、外側の皮の部分は繊維が多くて歩留まりが悪そうな気がしたので、今回は剥いてみました。

 

繊維をゲンノウで叩く場合は、土間など下が固い上にシートなどを敷いてまな板を置き叩きました。写真では下に新聞紙を敷いていますが、これは失敗。まな板の裏に新聞紙のインクが入り込んで、後で大変な事になりました。

 

今日の続きはまた後日…

 

この量ではまだまだ足りなさそう…また、機会があったら掘ってみよ~

イソウロウグモの卵のう

昨日、スワロフスキーばりの美しさで飾っていたぶどう畑の鳥よけ網のあちらこちらに、小さな巨匠の作った小さな作品がぶら下がっています。

 

イソウロウグモの卵のうと思われます。大きさは2ミリほどです。

 

イソウロウグモは、その名の通り、他の蜘蛛の網のそばで身をひそめ、その網にかかった獲物をエサにするのだそうです。場合によってはその巣の家主さえも捕食することがあるのだとか。

 

とんでもない奴ですが、透明感のある小さな卵のうは美しくはかなげです。

 

ぶどう畑のスワロフスキー

朝、ぶどう畑に着くと、防鳥ネットがきらきらきらきら…。まるで畑一面、美しいスワロフスキーで飾られているようです。

 

今朝はほんの少し雪が降っていました。うっすらと積もった雪が朝日を浴びて溶け、網の交差点に水玉がぶら下がって、美しい景色を作り出しています。

 

寒い日の朝の天からの美しい贈り物です。

雪の中のぶどうの作業

昨日の早朝まで降っていた雪。ぶどう畑はそこここにまだまだ雪が残っています。

 

こんな日、ぶどう畑の斜面は足元注意警報発令です。雨などで湿気があるだけでもかなり滑りますが、所々に残った雪が靴底にくっついて、よけい滑りやすくなります。

 

視線を上に向けての作業なので、足元が不案内になります。「ここは滑らないだろうなぁ~」と歩いていると…ツルッ!!!…こんな時に頼りになるのがぶどう棚の鉄線です。「ころばぬ先の杖」ならぬ「転ばぬ先の棚線」。棚線を片手で伝いながら畑を行ったり来たり…今日みたいな日は大事な命綱です。

 

雪化粧

昨日に引き続き雪の写真です。昨晩夜通し雪が降ったようです。

 

今年はほんとうに雪が少ない。普通、暖冬の時には太平洋側の積雪が多いのですが、今年は暖かいのに雪が少ないです。

 

四季折々、いろんな表情を見せてくれる里山。雪の降った翌日は、とっておきの衣装で魅せてくれます。庭の梅のつぼみも、雪の綿帽子をかぶって、なかなかおしゃれです。

積雪

雪が降っています。写真は今日の午後2時頃。今は夜9時。ずんずんずんずん積もってます。明日は獣の足跡が楽しみです。

 

上郡のイタリアンレストラン 「レガーミ」さん

今日は、農業仲間と情報交換会。上郡のイタリアンレストラン「レガーミ」さんに行ってきました。

 

写真一番上はランチメニューの「サラダと前菜」…って、これだけでも結構満足感満載。…で真ん中の写真がパスタとバケット…それからドルチェ(スイーツ)。

 

真ん中のバケットの左にあるのはドレッシングで、これをお好みで、バケットに漬けたりパスタに掛けたりして頂きます。ドルチェのお皿の絵は、実はチョコレートソースなどでお皿に書かれています。お皿の絵ではありません。

 

ランチメニューの価格でありながら、単なるランチメニューという域を超えた、イタリアンのコース料理を頂いた満足感がありました。

 

ちいさなメニューひとつひとつが、食材への愛と共に、丁寧に心を込めて作られています。…丁寧にこだわって作られたものを頂くと、本当に心がほかほか温かくなるんですね。家庭ではできない技の数々ですが、何故か家庭料理を頂いたような暖かい気持ちにさせて頂きました。

 

ほんとうにごちそうさまでした。そしてありがとうございました。

 

パスタ&ピッツア レガーミ

兵庫県赤穂郡上郡町大持361―2

TEL0791―52―2020

営業時間

  • ランチ 11:30~15:00(オーダー14:30まで)
  • ディナー 17:00~21:00(オーダー20:30まで)

定休日

  • 毎週月曜日
  • 第1火曜日
  • 第4木曜日
  • (その他不定期にランチのみの日などがあるようです。詳しくは直接お問い合わせください)

ぶどうのツル取り

今日の写真、何かわかる人はなかなかの通です。正解はぶどうのツルです。

 

夏、ぶどうの生育中、どんどん伸びる枝や葉、美味しい果実とともに、ツルもいっぱい伸びます。ほとんどは生育中に切り落としていきますが、それでも間に合わなくて伸びてしまったツルが、針金や網に絡まって冬を越しています。

 

この残った古い「ツル」。実はぶどうにとってよくない菌が潜んで越冬しているそうです。…なので、これも一つ一つ見つけて落としていきます。

 

ぶどうの樹、一本につき誘引などの為に畑の端から端まで渡されている針金の線12本と、雨よけのビニールをかぶせる何本ものトンネルの針金、それから数メートルおきに横に渡された針金、そして、鳥よけ網…。ぶどう畑を登ったり下りたりしながらひとつひとつ点検しては、ツルを落としていきます。

 

一日中登山している感じです。おかげさまでよく寝られます。

 

…ところで昨日と一昨日の山鳩。今日も寒風の中、定位置にず~~~~~っといました。…こんなにず~~~っと居て、ちゃんと食べてる?…とか…だんだん心配になってきます。野生の生き物なのでエサをやるわけにもいかず…ただただ見守るのみです。

 

今日の山鳩

今日もいました。山鳩です。朝、畑に着く頃にはもうここに来ています。昼、車の扉を開け閉めする間は近くの林に飛んでいきますが、すぐに戻ってきてず~~~っと居ます。夕方日が陰る頃にようやくいなくなります。

 

とにかくとにかく、ず~~~~~っと、じぃ~~~~~っとしています。…で、ほんとにたま~に羽ばたいて壁にぶつかってみたり、時おり箱の上に乗っかってみたり…

 

箱の上にいる時は、胸を膨らませることはありません。胸を膨らませるのは自分の姿が映る壁に向かうときだけ。

 

やっぱり求愛かな?壁に写った自分の姿に惚れちゃったのかな?…そうだったら、なんだかとっても切ない…

 

早く本物のお相手が見つかるといいんだけど…

 

ナルシスト山鳩

最近、お昼ご飯を食べる場所のすぐそばに、山鳩(キジバト)がうろうろしています。消防ホースの格納箱が気になる様子で、格納箱の後ろでなにやらばたばた…箱をつついていたかと思うと、最後は胸を膨らませてじ~~~っと何かを見つめて佇んでいます。

 

山鳩がいなくなった後に、箱の後ろを確認しましたが、何もありません。見つめていたのは、ステンレスの壁に写った自分自身だったんですね。

 

山鳩はオスもメスも模様にあまり違いがあまりないようなので、写った仲間に求愛してたのかな?それとも縄張りを荒らしにきたよそ者と思ってガンつけてたのかな?それとも、自分の胸のふくらみにほれぼれ見惚れてたり…???

 

山鳩語がしゃべれたら是非聞いてみたいものです。

 

小麦畑の獣避け

今日の小麦畑です。ずいぶん大きくなりました。もうそろそろ麦踏みしなくては…

 

一年目の小麦は、網を破られて鹿のごはんになってしまいました。それから畑の防鳥ネットの外側の支柱にところどころペグのように外側に紐とブロックで引っ張りました。

 

それでも中に立てている支柱が網を突き抜けて、網が下がってしまいます。そこで、支柱同士、碁盤の目のように縦横にエクセル線を渡し、突き抜けないようにしました。

 

支柱の上はペットボトルをかぶせてあります。ペットボトルの底の部分にそれぞれ4か所ずつ穴をあけて、そこにエクセル線を通しています。

 

縦横に何本も線が通っているので、外側の支柱も安定するようです。張ってあるのは防鳥ネットですが、側面にたらしたネットを支柱の下の部分に固定し、その間にも石や菜園支柱などを重石にして浮き上がらないようにすることで、今の所、鹿などの被害にあっていません。

冬のオニフスベ

ぶどう畑のあちこちにユーモラスなスポンジ状のオブジェが転がっています。「オニフスベ」というキノコの冬の姿と思われます。

 

一応、土によわ~くくっついています。よわ~くくっついているのですぐに取れます。でもこのスポンジ、意外としっかりしています。感触は、住宅の床下などの保温材を少し柔らかくした感じです。最初、何かのごみかと思いました。そんな風に思えるほど、素材は人口物感満載です。

 

ユーモラスなスポンジボブのお友だち。なんだかほっこりします。

 

鳳凰の雲

朝、ぶどう畑に着くと、美しい鳥が大きく羽ばたいている様な雲が広がっていました。まるで、何本もの長い尾をたなびかせながら飛ぶ鳳凰の様です。5日前のブログでは龍の雲を載せました。龍と鳳凰。新年早々縁起がいいです。

 

中国の伝説で天地の創世神「盤古」が生まれた時に一緒に生まれた4つの霊のひとつが「鳳凰」。ちなみに5日前にブログに載せた「龍」もその中のひとつです。

 

鳳凰は、雌の鳥…皇后の象徴。ちなみに龍は天子の象徴だそうです。鳳凰は、平和をもたらすために姿を現すのだそうです。また、優しい心を持った人々を祝福するとも言われています。

 

今年が鳳凰の祝福に満ちた平和な年になりますように。

 

ブルーベリーの冬の作業

玄関先のブルーベリーにバーク堆肥を入れました。ブルーベリーの冬の作業は年が明けてからです。肥料分は少なめ。酸性土壌が好きなので、石灰は厳禁です。そのかわり、乾燥に弱いので有機質をたっぷりと施します。

 

剪定もそろそろ時期です。ブルーベリーの花芽は去年伸びた枝の先端にできる事を考えて剪定しないと、今年、「実が着かない~」…と泣くことになります…。

 

春先に新しい葉っぱが出てくる頃からは水撒きは欠かせません。

 

庭のブルーベリーは20本。すべてラビットアイ系のブルーベリーです。ブルーベリーは自家結実性が低いので、特にラビットアイ系のブルーベリーは違う種類を植えないと実がつきにくいのだそうです。…で、ついでなのでいろんな種類を揃えてみました。

 

「ウッダード」「フェスティバル」「ブルーシャワー」「クライマックス」「ホームベル」「パウダーブルー」「ティフブルー」「アリスブルー」「キャラウエイ」「デライト」「バルドウイン」「ブライトウエル」「マル」…全部で13種類。半分ほどは去年植えつけました。…それにしても、ブルーベリーの品種名って、ほんとにオシャレですね。

 

植える場所は開花期がほぼ同じものがなるべく隣り合うように植えています。開花期が同じ種類でも、熟す時期が同じとは限りません。

 

今年はなぜだか落葉しない木がちらほら…。ラビットアイ系のブルーベリーは落葉しない場合もあるとか…。良い事なのか良くない事なのか…。とにもかくにも、今年の実りが楽しみです。

 

寒い日の注意事項

今日は晴れていたものの、北風の強い厳しい天気でした。そんな時に気を付けなければいけないのは意外と帰宅してからなんです。

 

就農直後の冬、ぶどう畑で寒い思いをして帰宅。そして寒い体を温めようと風呂へ直行…これが意外とあぶない。湯船に浸かった後に、立ち上がろうとして貧血を起こしかけ、危うく風呂場で倒れるところでした。それ以来、畑で寒い思いをした日は、必ず、部屋でしばらくゆっくりして、身体を温めてから風呂に入るようにしています。また、寒い日は湯船からゆっくり立ち上がるように気を付けるようになりました。

 

夏は熱中症などに気を付けるようにとニュースなどで言われていますが、冬もこういった形での危険があるんですね。元気で毎日働くための、ちょっとした心がけです。

古いぶどうの樹の伐採

ぶどう畑の冬の仕事のひとつが、古い樹の伐採です。ぶどうの苗木は植えてから成木になるまで約5年かかります。でも、植えてから15年ほど経つ頃からだんだん弱ってきて収量や品質も徐々に衰えてきます。品質を保つためにも、新しい苗に植え替えます。

 

また、気候などの関係で苗木の品質が良くない場合もあり、数年育ててみた後に状態が悪い場合は、その場合も早めに植え替えます。

 

時代によって、市場で好まれる品種も少しずつ変わってきますが、なんせ成木になるまで5年…なかなか大変です。

 

今日の写真は植え替えの為に伐採された古いぶどうの樹です。サイズ感が分かりにくいですが、一本の長さは大体大人の身長くらいです。巨大なムカデが並んでいるように見えなくもないですが…。面白い形をしているので、メルカリかなんかで売ったら売れるかなぁ~…でも、梱包が大変そう…

火球のようなひこうき雲

昨日の夕方、自宅の庭から、短い火球のような光が夕日に照らされて見えました。短いひこうき雲をたなびかせて飛ぶ2機の飛行機です。

 

上空にもう少し湿度があったら、長いひこうき雲になります。もう少し乾燥していたら、ひこうき雲は見えません。いい感じの微妙な湿度の時に、火球のように見えるひこうき雲になります。

 

夕日に照らされて光る短いひこうき雲は、昨日の龍雲と同じように、何かの生き物のようです。写真をアップにしたら飛行機の反射で目が二つ付いているような感じに見えます。それがまた龍の様で、縁起よさげな感じになりました。2つ連なって大きな力強い尾をたなびかせながら、気持ちよさそうに飛んでいきました。

 

龍の雲

今日は成人の日。穏やかな晴天の一日になりました。

 

いつものように空を眺めながらお昼ご飯を食べていたら、遠くの青い空に龍のような雲が流れてきました。中央に大きな龍、その後ろに小さめの龍が並んで、左から右に山の上を跳ねながら飛んでいるように見えます。

 

この写真は携帯に広角レンズを付けて撮影しています。龍雲の上にレンズの反射でできたと思われる丸い光が見えます。龍雲と共になんだか神々しい感じがします。

 

「龍雲」というのは幸運の兆しなんだそうです。龍雲というには、ややおおざっぱな作りのような気がしますが、気は心。今年の新成人の方々の幸運の兆しです。

 

とんど

今日は「とんど」でした。写真は終わりかけ。最初は高くやぐらが組まれていました。背後に少し見えるのは名水ちくさ川の支流です。

 

河原の石で小さなかまどを作り、消防団の方におきびを中に入れて頂いて持参した網を乗せ、鏡餅や丸餅を焼きます。

 

今日はこの支流沿いの集落ごとに「とんど」の煙りが立ち昇ります。遠くに目をやると、そこにもあそこにも…のどかなお正月のひとコマです。

岡山中央卸売市場 ふくふく通り

今日は岡山に用事で行ってきました。三日月のお肉屋さん「三坂精肉店」で、コロッケとメンチカツを揚げて頂いて、美味しいお肉も一緒にお土産に持っていきました。三坂のご主人が、「コロッケやメンチカツは、食べきれなかったらひとつづつラップに巻いて冷凍したらいいよ。」と教えてくださいました。

 

帰りに、前から気になっていた「岡山中央卸売市場」の「ふくふく通り」に行ってきました。市場というだけあって、閉店時間は早くほとんどのお店は午後3時には閉まってしまうようです。美味しそうな海鮮丼のお店やジェラートのお店、玉子やさん、卵焼きやさん、卵かけご飯のお店、喫茶店、果物屋さん、魚屋さん…包材屋さんや厨房道具やさんまでありました。4時前に行ったのでほとんどのお店が閉店。何件か営業しているお店もありましたが、今回は下見だけで帰ってきました。近くのスーパーでも安くて新鮮なお魚が並んでいました。

 

三日月の自宅から市場までは約90キロ弱。1時間30分から2時間弱で着きます。ついでに岡山駅前のイオンや高島屋、ビックカメラなどに立ち寄る場合はそこから北へ約10キロ、30分弱で着きます。イオンの中に駐車場がありますし、コインパーキングもそこそこありますが、一方通行が多いので、最初はナビが必要かも…

 

岡山中央卸売市場 岡山市南区市場1丁目1

巻雲(けんうん)

今日の午前中は汗ばむくらいの暖かな日和でした。お昼ご飯を食べながらふわふわと浮かぶ雲を眺めていたら、南西の方向から刷毛で掃いたような雲が広がってきました。

 

「巻雲(けんうん)」です。一部、鉤のように先端が曲がった巻雲が見えます。「鉤状雲(かぎじょううん)」というそうです。「鉤状巻雲」と呼ぶこともあるそうです。「巻」という漢字がつく雲は空の高い所に出来る雲だそうです。

 

この巻雲が出ると空の湿度が上がり始めてきたことを示すのだそうです。すぐに雨が降る可能性はすくないのだそうですが、この雲が出てから12時間後くらいから雨が降りだす可能性が高くなってくるのだそうです。

 

下の写真は上の写真の約3時間後。空いっぱいに薄い雲が広がっています。真ん中あたりに明るく見えるのは太陽です。天気予報でも明日は雨だそうです。空が広いぶどう畑は雲の観察にもうってつけです。

 

山を登るとそこは雪国でした

昨日は雪でした。自宅周りの雪はほぼ溶けましたが、ぶどう畑はまだ雪がたくさん残っています。風はないですが底冷えの中での作業です。

 

写真はぶどう畑の端っこ。ぶどうの枝は伸びていません。中央にある小さな小屋のようなものはミツバチの巣。…というか、巣になる予定…?…昨年春、手作りしてぶどう畑に設置しましたが、去年はミツバチは入ってくれませんでした。春先に咲く野草の花にはたくさんミツバチが来ているので、可能性はないわけではないと思うのですが…

 

ミツバチの為に、ミツバチに害のある農薬は使わないように、使う農薬にも気を使います。今年は入るかなぁ~…。

今日も雪です

今朝からまた雪が降りました。今日は光都の普及所で講習会。上郡から来ていた知り合いが「上郡は晴れていたのに、山登ってトンネル抜けたら雪降っててびっくりしたよ~」と話していました。

 

光都はここよりやや南。佐用はもっと降ってるかも…

 

ぶどうの株切り

今日はぶどうの株切りです。上の写真の左上に伸びている枝が昨年の春に伸びた枝。右側に伸びた短い枝は一昨年の春に伸びた枝です。切り口は昨年の春に剪定された跡です。

 

今年は左の枝元から伸びた枝を伸ばし、その先を剪定します…と文章にすると「なんのこっちゃ」ですね…うまく表現できなくてすみません…

 

右側に伸びた古い枝はそのままにしておくといろいろな病気の元になったり作業その他に支障が出たりするので枝元で落とします。「株切り」というのだそうです。下の写真は落とした後です。

 

畑全体の一本一本…切り落として回りました。今日は暖かくて作業するにはとても快適でしたが、上向きの作業なので太陽が目に入って眩しいです…なんて、いろいろ言ってたら、お日さまに「文句ばっかり言うな!」と怒られそうですが…

冬晴れのぶどう畑

今日のぶどう畑です。きれいな空気が写り込んでいるような冬場れの空です。山々の落葉樹が葉を落として、山の稜線が透けて見えます。葉っぱの分だけ冬の山は夏の山と比べて背が低く見えます。

 

山の天気は変わりやすい。今日はこの後雲がもくもく…お昼過ぎにはしぐれ…夕方にはまた晴れ…。朝お天気が良くても念のため雨具は手放せません。時おり強く吹く北風のウインドブレーカーにもなります。

オッケーの木

ぶどう畑の冬の作業はカヤ刈りの他にもいろいろあります。そのほとんどは細かい作業。今日のような曇りの日は寒さが身に沁みます。

 

お昼ご飯の後、体を温めるために近くを散歩しました。散歩道の道路脇を見上げたらふしぎな形の木がありました。木がくるっと一回転しています。どうしてこんな形になったんでしょう…不思議です。

 

木がオッケーの手の形に似ているので、勝手に「オッケーの木」と命名しました。木も励ましてくれたことだし、さあ、午後もがんばるぞ!

カヤネズミの巣

今、ぶどう畑はカヤ刈りの季節。ぶどうの生産者のみなさん、あちらこちらでカヤを刈ってはトラックに積みこんで畑に運んでいます。

 

昨日のカヤネズミの事を、同じぶどう産地の生産者の方にお話ししたら、その方がカヤネズミの巣を見つけたと持ってきてくださいました。

 

以前、ブログに載せさせていただいたカヤネズミの巣とは、大きさも小さめで、造りが丁寧です。

 

一番上の写真は外から見た巣。真ん中は中を半分にした巣。真ん中の写真の中央に小さな糞がいくつか見えます。写真の右側にふわふわしたものが見えます。よく見るとふわっとした綿毛をまとった種です。

 

この巣の一部、固い部分がありました。草の繊維を土のようなもので固めてあります。下の写真はそれを半分にした写真です。

 

カヤネズミの巣は2種類あるのだそうです。子育てする巣は丁寧に作られていて、休憩場の巣はわりと雑な造りなのだそうです。この巣はこじんまりした作りではありますが、この繊細で丁寧な造りは子育ての巣なのでしょうか?

 

外側は頑丈で切れにくい素材。内部は固い台座をしっかり作った上に真綿のようにふわふわの種のベッド。お母さんの愛情いっぱいのゆりかごです。

 

 

カヤネズミ

ぶどう畑で畑に敷くためのカヤ刈をしていたら、ちっちゃなちっちゃなネズミが飛び出してきました。「カヤネズミ」です。

 

調べてみると、「カヤネズミの体長は6センチ」とあります。それにしては小さい。子どもかもしれない…でも、通常カヤネズミの繁殖期は夏。暖かい九州地方では秋から冬にかけても繁殖するそうですが、今まで冬場にカヤネズミの巣を見つけても、入居中のものはありませんでした。

 

夏のみ繁殖する地域の場合、冬場は地下に穴を掘って冬越しするそうです。でも、このカヤネズミが飛び出してきたあたりを見たらカヤネズミの巣がありました。

 

今年の冬はとても暖かい。もしかしたらそのせいで通常夏だけ繁殖するカヤネズミが、冬場でも繁殖したのかもしれません。

 

刈り取ってしまった巣が心配ですが、巣は天敵などに荒らされる事も多いのだそうで、その場合、お母さんネズミは別の場所に4~5時間で新しい巣を作り、子どもたちを移動させるのだそうです。

 

撮影後、ちっちゃいネズミは飛び出してきたあたりにお返ししました。無事にお母さんネズミが新しい巣に連れて行ってくれたかな?

 

明日からカヤ刈りするときにはカヤネズミの巣に注意です。もしかしたら「入居中」かも?

 

ちなみに、このカヤネズミは以前米などを食べる害獣と思われていましたがそうではなく、雑草の種を食べる益獣だそうです。

しめ飾り

早いものでもうお正月3日になりました。今日の写真はしめ飾りです。近くの直売所「味わいの里三日月」で買いました。すべて手作りで、素材もすべて本物です。毎年、早めに予約しないとすぐになくなってしまいます。

 

いろいろカラフルなしめ飾りもホームセンターなどで販売されていますが、こういったしめ飾りを作れる方はもう少ないのでしょう。お正月、このしめ飾りで玄関を飾る度に、ほのぼのとした暖かい幸せな気持ちにさせて頂いています。

月と金星の大接近 2019年年頭の天体ショー

今朝未明6時頃の月です。近くにあるのは金星です。今年年頭は実は天体ショーが目白押しです。

 

4日(金)明け方に「しぶんぎ座流星群」です。極大の時刻は日中11時なので早朝日の出までが見頃です。4日の日の出は7時過ぎなので、お天気が良ければ早起きしなくても観測できそうです。

 

6日(日)朝8時半頃から12時頃まで部分日食が日本各地で観測されます。前回の日食は2016年3月9日。約3年ぶりの日食です。

 

 

 

元旦から栗むき

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いします。

皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 

…で、新年早々栗の写真です。毎年、元旦までに何かしらおせち料理が完成しません…今年は栗の甘露煮です。初詣を終わってから、お正月番組をBGMに、むきむきむきむき…

 

ぶどうの販売の終わりかけの頃、ご自宅でとれたという栗を頂きました。栗の保存…結局、生のまま冷蔵庫に放置するのが一番おいしく保存できることがわかりました。考えてみたら栗って「種」なんですよね。樹から落ちた栗。厳寒の屋外でも、自分自身のでんぷんを糖に変えて寒さに耐えて生きて、次の世代につなぎます。

 

栗に土などがついている場合があるので、洗って、ざっと乾かして、新聞紙にくるんでからポリ袋に入れ、野菜室に放置です。洗ったり、乾かしている時に実に穴が開いていたり、実からカスが出ているのが確認される場合があります。その実は虫が入っているので取り除きます。また、保存中も時々冷蔵庫から出して、虫食いカスなどを確認するとよいです。皮をむいているときにも傷んでいるのがわかるのでそれも取り除きます。

 

大切に栗の木を育て、ひとつひとつ痛いイガを取りながら拾って頂いた方への感謝と、暑い夏をしのぎ、寒さの中で一生懸命甘くなってくれた栗の恩恵を、ありがたく頂きます。