春の種まきとコンパニオンプランツのこと

今日の写真は種です。何の種かわかりますか?答えはニンジンの種です。

 

ニンジンの巻き時は通常梅雨が明けるか明けないか…という時期と言われますが、品種を選べば年明けから蒔けるものや今の時期でも蒔けるものもあります。また、同じ「時なしニンジン」という名前で売られていても、メーカーによって蒔き時が違います。

 

今はニンジン以外でも蒔ける種がたくさんあります。今日はニンジン・春大根・かぶ・サニーレタス・ごぼう・春菊・チャイブ…

 

で、心配なのは虫です。特にモンシロチョウ。大根やカブの葉っぱが心配です。モンシロチョウはレタスが嫌いというので、カブと大根のそばにサニーレタスを蒔いてみました。

 

それから、トマトのそばに落花生といのもあるそうです。落花生はマメ科なので共生する根粒菌が空気中の窒素を土に固定します。落花生はその他に共生する菌根菌が、リン酸や鉄などのミネラル分を土から吸収してトマトに供給するのだそうです。

 

…それなら…ということで、今年植付したナシやブルーベリーの株元にも植えてみました。果樹の場合、あんまり近いと落花生を掘り出す時に果樹の根っこを痛めてしまいそうなので、少し離して蒔いてみました。

 

本郷川とほたる

自宅近くを流れる本郷川です。橋の上からでも川底がはっきり見えるほどの清流です。6月に飛び交うホタルも、9カ月間の水中生活を終えてそろそろ地中に土嚢をつくってさなぎになる頃と思われます。

 

蛍は卵も幼虫も光るのだそうです。さなぎも外的などに触られたりすると光るのだそうです。飛び交っているホタル以外にも光る幼虫なども一度見てみたい気がします。

小麦の穂が出そろいました

小麦の穂が出そろいました。少しだけ開花も始まっています。上の写真のやや左の奥にちょこっと黄色いおしべが見えています。

 

もう少し開花が進んだら、怖い赤カビ病の予防のために殺菌剤を撒きます。それから追肥も。

 

農薬はあまり使いたくないですが、よく言われる天然由来の農薬でも必ずしも安心とも言えないものもあるそうで、天然由来であっても、そうでない農薬であっても、それぞれちゃんと調べて理解して使うという事が大事なんでしょうね。安全な農作物何年も作り続けてきている徳農家と言われる方々がどれだけ勤勉で賢いか…頭が下がります。

ヨコヅナサシガメ(益虫)

梅の木の上で、写真の虫を見つけました。ゆっくりゆっくり…ナマケモノ並みのスローモーションであるいていました。

 

上の写真が上から見た姿。真ん中は下から見たところ。一番下は、横からみたところ…口の部分に針のようなものが折りたたまれているのが見えます。体長は2センチほど。

 

調べてみたら「ヨコヅナサシガメ」というカメムシの親戚でした。梅や桜などによく居るそうです。カメムシの親戚ですが、こちらは肉食。カメムシなどの虫を刺して体液を吸うのだそうです。

 

たまに人間も刺すことがあるそうで、刺されると激痛が走るそうです。でも、毒があるわけではなく、また、痛みは通常数時間で収まるのだそうです。…多分、虫刺されくらいは塗ったうえでの話しだと思いますが。

 

南米にいるサシガメの中には、フンなどに寄生虫が居て、刺されたりフンを介したりして、人間に重篤な害を及ぼすものもあるそうです。日本にいるサシガメは特にそういった報告は見当たりませんでした…が、やっぱり相当痛いらしいので、見かけたら要注意です。

コミスジ(ミスジチョウの仲間)の飛翔

庭に写真の様な蝶がふわふわと飛んでいました。ミスジチョウの仲間で「コミスジ」と思われます。羽の先から先まで大体4センチほどです。

 

このコミスジ、飛び方に特徴があります。ほとんど羽ばたかず、木の葉か鳥の羽がそよ風にのってふわふわ舞っているみたいな飛び方です。擬態の意味もあるのだと思います。

 

マメ科の植物が好きなんだとか。今の時期だとカラスノエンドウ狙いでしょうか?

借景・山の藤が満開です

今日の写真は自宅の庭からの風景です。常緑樹と落葉樹の新緑のパッチワークのアクセントに藤の花が満開です。

 

この山の麓に沿って本郷川が流れています。ホタルの舞う清流ですが、今日は昨日の雨で滝のような流れになっています。

 

雨に洗われた山の息吹が爽やかに香ります。

雨の庭

今日は久しぶりの雨。自宅で書類整理をしています。

 

今日の写真は雨に洗われる自宅の庭です。庭の果樹も、遠くの山も、新緑の季節です。自宅の庭にはすでにいろんな果樹が植えられていました。梅・桃・柿・すもも・あんず。そこへさらに、アーモンド・渋柿・ユスラウメ・梨・ブルーベリー・ぶどう・ヤマブドウ・ビワ・イチジクを植えました。その他、鉢植えでサクランボ・ミニキーウイを育てています。

 

写真中央の大きな木は柿の木です。引っ越してきた時にはかなり樹高が高くなり、枝が自宅の屋根に覆いかぶさってきていました。収穫するのも剪定するのも大変だったうえに、屋根の上に柿の実や葉が落ちて樋などを詰まらせる心配もあったので、徐々に樹高が低くなるように剪定しています。

 

新緑の季節は、虫や病気の心配の季節でもあります。農薬もそれぞれ適用が違うのと、できるだけミツバチなどには影響が少ないものを選びたいので、ひとつひとつ調べながら選びます。同じバラ科の果樹でも、梅や桃に適用があってもアンズやスモモに適用がないものもあるようで悩みます。

 

梅やアンズはすでに小さな実が育ち始めています。多すぎる実は摘果が必要です。木の根元近くからは、ひこばえがいっぱい出始めています。このひこばえは早めに取り除きます。株元には雑草もいっぱい育ち始めているので、広めに草を刈っておきます。

 

できるだけ一本一本大切に向き合って育てていきたいと毎年思うのですが、まだまだ要領が悪くて手が行き届きません。

でも、毎年毎年少しずつでもうまく付き合っていけるようになりたいなと思っています。

小麦の出穂

小麦の穂が出ました。出穂(しゅっすい)と言います。

左上の写真は顔を出した穂。右上はちょっとだけ顔をのぞかせたところです。ちょっとだけ顔をのぞかせている穂…穂の上の毛のようなノゲが、茎の上からつんつんと飛び出している姿がユーモラスです。

 

昨年は4月25日に出穂の報告をさせて頂きました。今年はすでに穂が完全に顔を出しているので、やっぱり若干早めのような気がします。

 

下葉の色が若干薄いように思うので、完全に出穂したら追肥する必要がありそうです。

 

出穂後、赤かび対策の殺菌剤を撒きます。麦の赤かびは発がん性があるので、特に大切です。昨年5月13日のブログに載せた「ホソハリカメムシ」の姿も見えるようになりました。収穫、脱穀まで気が抜けません。

 

新緑の三日月駅・姫新線の車窓から

今日は加古川に用事で久しぶりに電車に乗って出かけました。写真は姫新線・三日月駅の車窓からの写真です。

 

姫新線は、播磨新宮駅から先の電車の本数が少なくなります。でも、この播磨新宮から先の車窓からの眺めが最高なんです。どんな季節に乗っても癒されます。

 

山々のなだらかな稜線が美しく重なり、青々と広がる田畑の里山を抱きます。その光景を、姫新線の車窓から眺めていると、翼を広げて飛翔する鳥の気分にもなります。

 

姫路から少し足を延ばして、是非、播磨新宮駅から先にも乗ってみてください。癒しの光景が出迎えてくれます。

(ただし、高校生の登下校の時間帯は混雑するので、できるだけその時間を避けて乗られることをお勧めします。)

オビカレハの天蓋

1月にご紹介したオビカレハの卵塊。見落としていた卵塊が孵って、毛虫になっていました。

 

オビカレハの毛虫は蜘蛛の巣のような巣を作って集団行動をしています。集団で梅の葉などを食害し、枝を一本ごと丸裸にしながら勢力を広げ、大きくなるにつれて単独行動で木全体、ほぼ一本丸ごとばくばくと食害し始めます。

 

巣を作るので「天蓋毛虫」ともよばれるそうです。ベッドに天蓋…なんて、人間だったらどこのお姫様かと思いますが、オビカレハは成長するにつれて天蓋も大きくなり、40センチ四方くらいのものも見たことがあります。ここまでくると、なかなかグロテスクです。

 

葉っぱが一斉に食害されているのを見たら要注意です。殺虫剤も巣の中まで効かせるのはなかなか大変です。なるべく小さいうちに見つけて、ビニール袋などに、落としたり、からめとって潰すのが一番手っ取り早いです。

 

巣のそばに集団で移動して食事中のオビカレハもいます。こちらも見落とし無きように。

 

 

道満市(佐用・才金のフリーマーケット)

3月26日のブログで登場した「Caféバビソア」さんと、美味しいカレーが食べられる「古民家レストラン道満」さんでフリーマーケットが開催されるそうです。(同じ敷地です)

 

松本さんも道満さんも、とってもほんわかした暖かい人柄。でも、その人柄とは裏腹に、行動力はパワフル!

 

写真のチラシはバビソアの松本さん作。写真ではちょっとわかりにくいですが、とってもナチュラルな色合いとデザインに素敵に仕上がっています。

 

どんなフリーマーケットになるか、楽しみです。現在出展者も募集中だそうです。

 

ぶどうで忙しい時期ですが、時間を作って是非行きたいっ!

 

ちっちゃい春の花束

ちっちゃな男の子が、トコトコトコトコ…歩いてきて、ちっちゃな手を広げて差し出しました。

 

差し出した手には、ちっちゃな春の花々。

 

馴染みのある野の花ですが、男の子の手を介して、すてきなすてきな花束になりました。

 

ちっちゃな花瓶にさして、ほっこり。やさしい気持ちがあふれます。

 

駐車場の拡張

ぶどうを販売している自宅の駐車場の入り口に上の写真の様な大きな石があり、車の出入りがしにくい状態でした。

駐車場自体も少し手狭だったので、思い切って拡張しました。

 

一番上の写真は、拡張前の状態。(すでに何本かの庭木やいくつかの庭石は撤去してあります。)二番目の写真は石を撤去した直後です。三番目と四番目の写真が拡張後の写真です。

 

大きな石やその他の庭石の撤去と処分や、掘り起こした庭木と根っこの処分は業者に頼みましたが、庭木の掘り起こしや土の撤去は地道に手作業でがんばりました。

 

土を掘っては笹などの根っこを取り除き、土を一輪車に載せて、裏の庭のくぼみなどに運び…を何日も繰り返して、広々した駐車場になりました。

 

当初、駐車場だった部分が灰色の部分で。両脇の茶色の部分が庭木などが植えてあった部分です。

 

しばらくの間、雨ざらしにして土の状態をみる事にしました。

 

ぶどうの芽かき

今年もぶどうの新芽の季節がやってきました。

例年より1週間ほど早いように思います。

 

新芽が出たらまず、「芽かき」という作業があります。

 

写真の斜め横に伸びている枝は昨年伸びた枝です。通常、節の所に新芽が出ます。芽が出なかったり、新芽の向きや状態が悪かったり、また、せっかく出た芽がミノムシなどの虫に食べられてしまう場合等があるので、冬の剪定の時期に、念の為2節残して剪定してあります。

 

それぞれの節から出る新芽が通常2芽~数芽。そのうち1芽だけ残して他は取ります。

 

選ぶ芽の条件は、いろいろな状況によって異なります。写真の様な上向きの芽は、枝が強くなりやすいので、残すのにはあまりお勧めできません…が、他の芽が出ていない場合は、これを使います。

 

佐用の芝桜

佐用の芝桜が見頃です。場所は、佐用消防署の近く。智頭急行・佐用~平福間の土手です。約1キロにわたり3色の芝桜が美しいグラデーションを見せています。

 

写真の奥に見えるのは、「西はりま天文台」のある「大撫山」です。手前の川は「千種川」です。

ちなみに、「西はりま天文台」は、一般に公開されている天体望遠鏡の中では世界最大の「なゆた望遠鏡」がある天文台。また、「千種川」は、近畿の名水百選にも選ばれた、ダムのない自然河川です。

 

佐用は、特別なお土産やさん街や大規模な観光施設があるわけではありませんが、だからこそ作為的でない自然そのものが味わえます。ちょっと物足りないと思う方もいるかもしれませんが、里山を味わうには最高です。

 

こごみ・再び

再び「こごみ」を頂きました。数日前にもブログに載せましたが、あく抜き要らずの美味しい春の山菜です。

 

料理は、ブロッコリーを茹でるような感じで塩ゆでするだけ。そのままでもマヨネーズをつけても美味しい。もちろん山菜料理の定番、天ぷらもお薦めです。塩ゆでしたものを冷凍保存もできるそうです。

 

こごみはあく抜きが要らないので、料理の手間はかかりませんが、収穫から出荷まで、農家の方は手がかかるのだそうです。

 

こごみは生えているときには茶色い帽子のようなものをかぶっているそうです。それを洗って水分を拭きとってからパックに詰めるのだそうです。また、コゴミの旬は短く2週間ほど。頂いた方の所はこれで終わりなのだそうです。

 

まだまだ知られていない山菜ですが、手軽さと美味しさ、それから存在感のあるいかにも「山菜」という姿と、美しい光沢のある若草色。旬が短いせいでなかなか出会うことも少ないですが、直売所などで見かけたら、是非一度お試しください。

 

ぶどう棚簡易バージョン

ぶどう販売をしている自宅の庭にもぶどうを何本か育てています。ぶどう畑と違って、しっかりしたぶどうの棚ができません。土も固いので、支柱を深く打ち込むこともできません。

昨年は雨よけのビニールが風であおられて、新芽が叩かれてたくさん折れてしまいました。

 

今年は、写真の通りです。

太いパイプをクランプで井形に組んで二組作り、苗の前後に配置。中央にテントの天井を固定するために柱を数本立てて梁を渡しました。柱の足元はブロックを台座にしています。

 

針金をトンネルの裾部分を留める場所に通し、トンネル状に針金を渡して透明マルチをかけ、紐を渡し、クリップでとめました。

中心と裾部分の間に誘引の為の針金を渡します。

 

全ての柱が土に埋まっていないので、ブロックを重石にしています。もっと確実に、飛ばされないようにするには、アンカーを使用するといいかも。

 

毎年、試行錯誤している簡易テントのミニバージョン。さて、今年はうまくいくでしょうか…

 

 

モクレンのめしべとおしべ

美しい姿です。モクレンのめしべとおしべです。

 

モクレン属は地球上の花木の先祖と言われています。1億年前にすでにモクレン属の痕跡があるのだとか…。原始的な花の名残として、めしべがたくさんあります。真ん中に集まっている毛のようなものの一本一本がめしべだそうです。

 

おしべに囲まれた楚々とした立ち姿は、ハスの花に座す仏様のようにも、ボッティチェルリの名画「ヴィーナス誕生」のヴィーナスのようにも見えます。

 

防鳥網にエクセル線

小麦畑や果樹園に防鳥網を張っています。冬の間に強風や積雪で支柱があたっていた部分の網に穴が開いてしまいました。やっぱり、防鳥網は「点」で持ち上げるのは難しいようです。

 

支柱の上に刺していたペットボトルに4か所キリなどで大きめの穴を開けて線を通し、碁盤の目のように線を渡しました。

 

使用するのは「エクセル線」という線。針金ではなく、強いビニールで出来た線です。

 

数年前にたまたまホームセンターに在庫処分で超格安で売っていたものです。

モクレンの花が咲きました

モクレンの花が咲きました。厳密にいうと、「モクレン」というのは紫色の「紫木蓮(シモクレン)」の事をさすそうです。これはハクモクレンにしては若干黄色っぽいような気がするので「キモクレン」の一種のようにも思います。

 

モクレンは大木になりやすい木です。このモクレンは6年前にこの家に引っ越してきたときにはすでにかなりの大木になっていました。6年かけて少しずつ低く仕立て直しました。もう少し低くする予定です。

 

当初、花はほとんど咲かず、やっとつぼみが付いたと思ったら花がひらきそうになると真っ黒になって落ちてしまっていました。

 

今年は、美しい花をたくさん付けてくれました。庭木は冬に剪定をするものが多いのですが、モクレンの剪定は花が終わった直後。ぶどうが忙しくなり始める時期と重なりますが、清楚な花を見てしまうと頑張って剪定したくなります。

 

モクレンの葉っぱは大きくて暑い夏に涼し気な葉を清々しくそよがせてくれます。

 

寝ぼけまなこのトカゲ

庭の石を動かしたら、丸まったニホントカゲを起こしてしまいました。トカゲは幼体の時に色鮮やかな色なのだそうです。また、大人になっても色鮮やかな「金トカゲ」というのもいるそうです。これはどっちかな?

 

いきなり起こされてしばらくじっとした後、もそもそと動いてどこかに行ってしまいました。

シランの球根(バルブ)

新種のカタツムリのようですが、写真は紫蘭(シラン)の球根・バルブです。

水仙などの球根とはちょっと違った変わった形です。右側のカタツムリの3匹縦隊はくっついています。5個も6個も繋がっているものもあります。

 

水仙の球根は掘り起こすと一つだけポロンと出てきますが、シランは年を重ねるたびに土の中でバルブが増えていって、新しいバルブに新芽がつくのだとか。同じ球根でも全然育ち方が違います。

 

球根の形から言って、渦巻きのてっぺんから芽が出てきそうな気がしますが、シランの場合、球根の端っこからカタツムリのように顔を出します。

 

もとから庭に植えてあったシランを掘り起こしたら、山ほどバルブが出てきました。シランの生えていたところは春早いうちに葉っぱが広がって雑草が抑制されていたので、庭のフェンス際に草よけと景観を兼ねて植えてみました。

 

シランの花ことばもたくさんありますが、その中に「楽しい語らい」というのがあるそうです。ぶどうを通して皆さんと楽しい語らいができる事を楽しみに…。

 

春の山菜一押し「コゴミ」

ご近所さんにコゴミとタケノコを頂きました。

 

今は春の山菜真っ盛りです。直売所に行くと、タケノコ・ワラビ・そしてこのコゴミ…。

 

中でも、あく抜きなどの手間をかけずにすぐに頂けるのが「コゴミ」です。ブロッコリーのようにゆがいただけで食べられます。お好みでマヨネーズをかけても。

 

…で、これが美味しいのなんの…調理して味見にと一つ口にしたら最後、止まらなくなりました。

 

春の山菜は少し苦味があるので、冬の身体から夏の身体に変化する人間にとってとても大切な成分があるのだとか。忙しい方でも手軽に取り入れられる山菜「コゴミ」…春の一押しです。

アラレが降りました

今日はいきなり季節が1カ月戻ったような肌寒い一日。昼前にはアラレが降りました。

午後は晴れるという天気予報でしたが、今日は天気予報士泣かせの不安定な天気になりました。空のご機嫌を伺いながら、自宅駐車場の拡張作業です。

フキの花

ちょっと前に顔を出したと思ったら、あっという間ににょきにょきと大きくなりました。今日の写真はフキの花です。

 

フキは雄花と雌花があるそうで、これは雌花。雄花は咲いてすぐに枯れてしまうそうです。雌花は受粉後すくすくと背が伸びて、高い所から綿毛に乗せて種を飛ばし、勢力範囲を広げるそうです。

 

すごいシステムです。

サクランボの新芽のミノムシ

サクランボの新芽がひらきました…が…何か変です。 何かに食い荒らされた跡があります。 よくよく見ると新芽の元の所にミノムシがぶら下がっています。 犯人はこれです。

 

ミノムシは意外と動きます。 ぶどう畑でも新芽がひらくと毎年食い荒らしにきます。 目を凝らしてミノムシ探しです。

 

果樹では、新芽が出る前に、よく「石灰硫黄合剤」という薬をかけます。 殺菌殺虫の効果があるというので広く使われますが、ミノムシには効かないようです。 他の虫も生き延びる虫たちも多く、結局、こまめに畑を見回って目を凝らして虫探しすることになります。

ヤマザクラ

自宅の裏山の遠景です。山桜が満開です。この西播地域は山桜がそこここに咲いています。裏山は昨年まで手前に常緑樹があってこんなに山桜があるとは気が付きませんでした。昨年、木々が伐採されて、ようやく素敵な山桜並木のお披露目となりました。

 

何十年も人知れず咲き続けてくれていたんですね。やっと会えたね。うれしいな。

ヤマブドウの新芽がひらきました

自宅の庭に植えてあるヤマブドウの新芽がひらきました。ふわふわとした産毛に包まれた新芽のあかちゃんです。

 

ヤマブドウは3本植えてあります。通常、野生のヤマブドウは雌雄異株で、実生のものはほとんどがオス木だそうです。

家に植えてあるのは、1本はオス木・1本はメス木。そして、1本は雌雄同株のものです。

 

写真は雌雄同株のもの。次に早いのがオス木のようです。いつもオス木とメス木の成長度合いがずれるように思うのですが、何故かちゃんと実をつけてくれます。

 

山の上のぶどう畑の新芽はまだまだ…。毎年新芽が吹くのはヤマブドウが一番早いのに、実が熟すのは一番遅い。でも、農薬も撒かず、種なし処理もせず、ちゃんと実をならせてくれます。房の形もバラバラで、実も小さいし、種もしっかりありますが、「これが大好き!」と言ってくださるお客様も…。

 

ジャムにしても種があるし、実も小さいので歩合は悪いですが、酸味とコクと香りのよい素晴らしいジャムが出来ます。

自宅近くでお花見

販売所の自宅の近くに本郷川という川が流れています。初夏にはホタルが飛び交う清流です。

 

川沿いは各地区で手分けして定期的に草刈りなどの管理をしているおかげで、川の土手もきれいに整備されて、素晴らしい景観となっています。

 

今は、川沿いに点々とある桜並木が満開です。美しい川と山を背景に春の暖かい日差しの中で咲く桜。人込みもなくお花見を独り占め。なんとも贅沢です。

 

観光地っぽいものがないからこそ味わえる、安らぎの風景です。

今の小麦畑です(幼穂形成期)

今の小麦畑です。下の写真は恒例のてんとうむし目線の小麦畑。

 

もうそろそろ穂の赤ちゃん「幼穂」が形成される時期です。この時期に雨が続くと収量に影響するのだそうですが、ここのところ晴天が続いているので、小麦にとってはありがたい天候です。

 

草丈は20センチほど。この冬は獣害も受けず、順調に生育しています。