今日の写真は、昨日の「台所からの眺め」の花々のアップです。一番上はギボウシ。二番目はガクアジサイ。そして、三番目は、昨日の写真には写っていませんでしたが、アジサイの隣に生えているナンテンの花です。
いずれもこの家に来た時に既に植えてありました。日陰で湿潤な場所が好きな植物たちです。前に住んでいた方の植物に対する知識とセンスが伺えます。
遅ればせながら梅雨入りした関西。うっとうしい梅雨空の季節、台所の窓から見える庭は、今が一番美しい季節です。
左下にピンクのガクアジサイ。右下は薄紫の花のつぼみを付けたギボウシと小さな白いロウソクのような花をつけたドクダミ。その上の緑はミョウガ…もうすぐ花芽が出て収穫できるかな?…。右からにょっきり伸びた枝は柿です。
緑の山を背景に、窓の額縁の絵が季節ごとに衣替えします。山から運ばれる美味しい風付きの、素敵な額縁です。
この家に来た時に既に庭にあった「アンズ」。剪定の方法が難しいのか、なかなか実りません。昨年あたりから少しずつ実りはじめましたが、熟すとぼとぼとと落ちてしまいます。
今年は袋掛けをしてみたら、熟して袋の中に落ちてくれました。…それでも4個ほど。せっかくなのでジャムにしました。
アンズの重量に対して、半量のグラニュー糖を振りかけてしばらく置き、鍋にかけて煮詰めました。アンズの酸味と、甘酸っぱい香りの美味しいジャムになりました。
ヨーグルトメーカーで作ったヨーグルトにかけて、いただきまぁ~す!
遠くにいる知り合いに、「お宅の庭ってどうなってんの?」と聞かれたので、今日はそのご紹介です。
自宅周りはほぼ畑です。面積からすると果樹が圧倒的に広いです。販売用…というよりも趣味や自家用に栽培しています。
一番上の写真は玄関側の庭。手前にブルーベリーが20本ほど。その他に見えにくいですが、ヘーゼルナッツ2株、ユスラウメ1本、ブドウ3本。…まだまだ植えて間がないので、収穫量はぼちぼちです。写真の左側に位置する部分は同じくらいの広さの駐車場になっています。
二番目の写真は裏庭の軒下近く。ここは主にお野菜を植えています。ズッキーニ、かぼちゃ、ツルムラサキ、モロヘイヤ、トマト、ピーマン、オクラ、バジル、アスパラガス…。夏野菜は取り遅れると巨大化してしまうものも多く、また、緑の野菜は台所からすぐに取りに行ける場所にあった方がよいので、サンダル履きでもいける場所に作りました。
真ん中の細長い写真は、2番目の写真の奥の庭です。ヤマブドウ、モモ、ウメ、アーモンド、アンズ、ビワ、イチジク、ナシ、柿(甘・渋)。それからお野菜は、栽培期間の長い、ジャガイモ、サトイモ、サツマイモ、ラッカセイと、ニンジン、金ゴマ、去年から切り戻して連続栽培実験中のブロッコリーを育てています。
下2枚は鉢植え群です。軒下の雨があたらないところに大玉トマトとバジルとミニメロン。ストロベリーポット栽培中のいちご。目が離せないキュウリ。地植えにするとはびこって大変になるキイチゴ。不意に使いたくなるニラ。地植えにしたいけど場所が見つからないサクランボ。なかなか花が咲かないミニキウイ…。夏場は水やりが大変ですが、井戸があるので水道代は助かっています。
この他に、自宅西側にウメなどを育てています。
今日の写真は久々のコマユバチです。体長は5ミリほど。ちっちゃいですが、アブラナ科のお野菜にとってはありがたい益虫です。
葉っぱ付きの大根を玄関に置いていたら、中から出てきたアオムシがうろうろと壁をさまよっていました。さなぎになるのかな?と思って…でも気付いたら、アオムシの身体の下にたくさんの繭が…。
アオムシコマユバチに寄生されていたアオムシだったようです。アオムシごと壁からはがしてペットボトルに入れておいたら、数日後に羽化。庭の畑にご招待しました。
ちなみに、繭を抱いたアオムシの写真はなかなかのインパクトなので、気になる方は下のボタン「続きを読む」をどうぞ。
自宅の駐車場の入り口にラベンダーを育てています。ラベンダーの花がぽつぽつと咲き始めました。
ラベンダーは茎を長く伸ばした先に一番最初の花房を付けます。2番目以降は茎が短いので、ラベンダースティックなどにすることができません。
ラベンダーの収穫適期は花が咲き始めた頃から満開まで。…でも満開まで待っていると最初に咲いた花が枯れてしまい、加工している時にも花がぱらぱらと落ちやすくなってしまうので、ぽつぽつと咲き始めた頃に収穫しています。
雨が降ったり露に濡れたりしている時は乾くまで待ってから収穫します。ラベンダーの収穫期は梅雨の時期なので、適期に収穫するのが大変です。その上、ぶどうもまだまだ忙しい時期なので、余計大変です。
ラベンダーは蒸れるのが苦手。収穫しながら株元に近い方の茎を透くように間引きながら収穫します。透いた茎の葉っぱがたくさんついた茎を短く切り詰めて、挿し木にして増やすこともできます。
うちのラベンダーは2株ほどですが、かなり収穫することができました。100均でお気に入りのリボンを買ってきて、ラベンダースティックを作りました。…このラベンダースティック、1年後でも十分香ります。
今は家中ラベンダーの香りで溢れています。
佐用のJAの建物の高い軒下に、トックリ型の不思議な固まりがいくつも張り付いています。「コシアカツバメ」の巣です。
この天井はもう一面あります。さながらコシアカツバメマンションです。
これだけ高い所にあると、天敵のヘビに襲撃される心配のないパラダイスなんでしょうね。
6月10日の記事でご紹介した栗の雌花(上の写真)。約2週間経った姿が下の写真です。栗と言われれば、そぉ~だねぇ~とわかるくらい、まだまだ栗っぽくはありません。
栗のイガは「苞」と言って、花や実に着く特別な葉っぱだそうで、ドングリのお椀と同じです。茶色いイガイガは葉っぱのイメージはありませんが、写真のような若い実を見ると、葉っぱの仲間というのもうなづけます。
頭のてっぺんの髪の毛がつんつん立っている「わんぱくぼうや」みたいで、なかなか愛らしい姿です。
(ちなみに、昨日の記事のキヌガサタケを見てみたら、ぼろぼろになってしまっていました。昨日降った雨に溶けたのか、周りの草が刈られてしまって、気に入らなかったのか…高級食材というだけあって、なかなか気難しいようです。)
ぶどう畑で草刈りをしたら、ひょっこりきのこが出てきました。キヌガサタケです。中国では高級食材だそうです。
調べてみたら黒い部分がう○こ臭いんだそうで、ハエに胞子を運んでもらうのだそうです。写真を撮った時には気が付きませんでしたが、明日行って確認してみようと思います。
下のひらひらの部分は短いのは成長途中なのか、ナメクジか何かに食べられたのか…これもまた、明日、要確認です。
下の写真は上から見たところ。てっぺんに穴が開いています。雨…たまらないのかな?
ぶどう畑で作業を終えて、車の後ろのドアを開けたら、アマガエルがはまってました。あまりのはまり具合に思わずシャッターを押してしまいました。
アマガエルの季節です。アマガエルはいろんな所に入り込んでいて笑わせてくれます。庭のホースの束の中にはまっていたり…その絶妙なはまり具合は忍者並みです。
最近は、庭のぶどう棚のハウスパイプの中で、ケロケロと鳴くカエルが…。パイプの中からなので、声が響く響く…。パイプの中が気に入ったのか、声が響くのが気に入ったのか、それとも出られなくなったのか…雨の前には必ず聞こえます。
アマガエルたちにとっては恋の季節ですねぇ~。
昨日、暑い暑いと作業をしていたら、ぶどうの生産者の先輩から冷たく冷えた缶コーヒーの差し入れが…。お野菜を頂いたり、暖かい励ましの言葉を頂いたり…
三日月はぶどうの産地としての規模は小さいながら、それでも周りに生産者の先輩方が居て、暖かく見守って励ましの言葉をかけてくださる…。暑い日々も寒い日々も、皆さん黙々と作業をされて、お互い励ましあって…それが力になる。ぶどうの産地に来て、そんな関係が何よりの宝物です。
なかなか梅雨入りしない関西地方。ぶどうもきっともっと雨ほしいなぁ~と思っているのではないでしょうか。
雨は降りませんが、早朝、ぶどうの葉っぱは美しい露でキラキラと着飾っています。澄み切った山の空気の中で、まだ眠たげな空の色を映して、なんとも清々しいぶどうの露です。
果樹園の下草によく使われるものに「ナギナタガヤ」というのがあります。秋に発芽し、今の時期に写真の様に枯れていき、地表を覆うので、他の雑草を抑える・風雨による土の流亡を防ぐ・根っこが深く張って、土の中の酸素や水分の調節に役立つ…などの利点があります。
知り合いの果樹園の方の畑に、ナギナタガヤが自生していると聞き、数年前に種を分けて頂きました。自宅の庭で育てて、少しずつ増やしています。
ナギナタガヤもいろんな種類があるそうで、この種類は草が柔らかいので、果樹園で作業をする際に邪魔になりにくいのだそうです。
本当は、ナギナタガヤを撒く際に事前に除草剤を撒く必要があるのだそうですが、最初は育苗用のトレーに市販の培養土を入れて、そこで種まきしました。
ある程度育ったところで、本当は植え替えした方が良かったのかもしれませんが、忙しかったので地面にじかにトレーを置いておいたら、勝手にトレーの下から根っこを出してぐんぐん育ち、6月に勝手に倒伏していきました。
さらに、そのままほおっておいたら、その年の秋、またまた勝手にトレーの周りまで勢力を拡大して育ち、枯れ…またまた育ち、至る、今…という所です。
時おりナギナタガヤの中から別の雑草が顔を出すので、気が向いたときに引っこ抜く程度…なんともたくましいかぎりです。
もう少し枯れたら、一部をぶどう畑に持って行って固めて敷いておき、そこから勢力拡大を図ってもらおうと思っています。
今日は写真がありません。今日は「音」の話しです。
ぶどう畑で作業をしていると、いろんな野鳥の声が聞こえます。同じぶどうの山でも、場所によって鳴き方が微妙に違います。「ホーホケキョ」と鳴くものもありますが、「ホーホケキョキョ」と鳴くものもあります。張りのある鳴き声ばかりでもなく、風邪気味っぽい感じで、少々かすれ気味でせわしなく鳴くものもあります。その場所に行くと必ずそのフレーズで鳴くのが聞こえるので、それぞれの鳥で鳴き声を変えてアピールしているのでしょうか。
他にもいろんな鳥たちの鳴き声が聞こえます。同じ声を聞き続けていると、だんだんソラミミ的に聞こえてきます。
先ほどの「ホーホケキョキョ」は、「あ~たまげた!」と聞こえます。その他にも、鳥の種類は分かりませんが、歌の「お~プレ~ネリ お~プレ~ネリ…」と鳴くもの、「ぼちぼちやんな、ねぇ~」と鳴くもの…それから、テレビの寄席のイントロの最初と同じフレーズで「チャンチャカチャラララ…」と鳴くものもあります。
ぶどうの単純作業をしながら、一人でうけています。
ぶどう畑のぶどうもすくすく育っています。…ぶどう畑の雑草もすくすく育ちます…というわけで、今日は草刈りです。
草刈りをしていると、カワラヒワが近くをうろうろうろうろ…刈った草の種を次々とついばんでいます。綿の付いた種の固まりをくわえては、首を振って口に入る分量にしています。
最初、まだ刈っていない草の陰から、ぽいぽいと綿毛の付いた草の種が飛んで出るので、あれ?って思ってみていたら、ひょこひょことカワラヒワが姿を現しました。
食べるのに夢中なのか、かなり近くまで近寄ってきます。野生の鳥が近くでうろうろしてくれると何だか嬉しい。
今日は一日雨。居間の窓に小さなカタツムリがへばりついています。湿った所が好きとはいえ、あんまり水浸しになるのも嫌なんでしょうか。軒下に雨宿りといった感じです。
窓のカタツムリを眺めながら、昨日収穫した青梅を煮梅にしています。毎年煮梅をしますが、どうしても皮がはがれてしまいます。きれいに皮が残る方法がないかなぁ~と思いながら、そぉ~っとそぉ~っと熱を加えてみていますが…鍋の中ですでに皮に亀裂が…
作業が一段落して窓を見たら、カタツムリはさらに上の方に移動していました。雨の翌日、乾燥した窓の上の方で、カピカピになって必死に張り付いているカタツムリをよく見ます。きっとすごく困っていると思うのですが…
庭の梅がずいぶん大きくなってきました。まずは青梅の状態で一部を収穫。甘酸っぱい「煮梅」や「梅酒」にします。残りはもう少し熟させてから「梅干し」や「梅シロップ」にします。
この梅の木はこの家に来た時に植えてありました。最初はほとんど収穫できるものになりませんでした。毎年毎年少しずつ試行錯誤しながら手入れをして、ようやく少しまともに収穫できるようになりました。
写真はたわわに実った梅の実。…写真だけ見るとめちゃくちゃ成っているように見えますが、全体にするとまだまだです。
ウメの栽培も奥が深い…
プランターで育てているラズベリーも少しずつですが色づいてきました。
通りがかった男の子。お散歩の途中で見つけたというヘビイチゴを嬉しそうに見せてくれました。せっかくなので、うちのラズベリーもおすそ分け。3粒で小さな手に山盛りになりました。
春、せっかく玄関の軒下に巣作りを始めたツバメ…ある強風の日以降、どこかへ…。それ以来軒下は静かになってしまいました。
今日、久しぶりにつばめたちの賑やかな鳴き声が聞こえました。巣立ちしたばかりのツバメたちが遊びに来てくれたようです。二階から窓越しにこっそり写真をとりました。つるつるした不安定な瓦の上で、ふらふらとバランスをとりながらよたよたと歩いています。
がんばって日本でいろんな経験を積んで、しっかりと渡りの準備をするんだぞ!
昨日はお昼過ぎからすごい雷雨が数時間続きました。写真は今朝のぶどう畑の周りの山々。木々から雲が沸き上がっています。
山々の呼吸を実感します。
栗の花が咲き始めました。紐のような長いふわふわの花が目立ちます。…でも、前々からとても不思議だったんです。このなが~い花が、どうしてあんなにまるっこい実になるんだろう…。
よく考えれば、あたりまえのことだったのですが、長い紐のような所についているのはたくさんの繋がった雄花…では、雌花は?…と探してみたら、ありました。
長い紐の付け根あたり、一見すると雄花と同じような顔をしていますが、よくよく見ると違います。一番上の写真の一部に雌花があります。二番目の写真は上と同じ写真で、赤く囲ったところに雌花があります。三番目の写真はその雌花の拡大写真。一番下は雄花です。
拡大すると、雄花の先に花粉の付いた葯(ヤク)が見えますが、雌花にはそれがありません。
ドラクエのモンスターになりそうなユーモラスで可愛らしい雌花…これからどんな風に成長していくんでしょうか。楽しみです。
お昼ご飯を食べていると目の前のシロツメクサにたくさんのミツバチたちがせっせと蜜を集めています。シロツメクサは小さな花がたくさん集まって一つの花のように見える花です。
ミツバチが、ちいさな花の花弁に頭を突っ込んで蜜を吸おうとすると…おっとっと…下の花弁がベロンと下を向いてしまいます。これがシロツメクサの作戦。絶妙な構造でミツバチの胸に花粉を付けて、花粉を媒介させます。(一番下の写真)
写真のミツバチはやや黄色っぽいので西洋ミツバチと思われます。西洋ミツバチも実はいろんな種類があって、明治時代に輸入されて古くからあるのが「イタリアン」という名前だそうで、それから選抜されたものやらいろいろ…ミツバチも奥が深い…
ちなみに日本ミツバチは体が全体的に黒っぽいのが特徴だそうです。西洋ミツバチと違ってスズメバチを集団で撃退する技を持っていますが、巣が気に入らないとすぐにどこかへ行ってしまう逃亡しやすい性質があるのだそうです。
ぶどう畑に置いてある、うちの巣箱には一向にくる気配がありません…早く来ないかなぁ~…来てくれたら嬉しいなぁ~…
4月8日に実験した「ブロッコリーの切り戻い栽培実験」の今の様子です。なんと、ちゃんとした大きめの頂花蕾が付きました。もうすぐ収穫です。
一番上の写真の左下にちょこんと出ているのが今回の主役。これが二番目の写真になりました。どうせなので、次の切り戻し栽培の候補の株を選びました。なるべく脇芽が出ていないものを選んでいます。…さてさて、どこまで続くでしょうか…
今日は久しぶりの雨です。家の軒下でスズメが2羽、雨宿りしていました。カメラを向けたとたんに1羽が飛んで行ってしまいました。
残された一羽…望遠で見てみたら産毛が…。くちばしも黄色い…巣立ちしたばかりのヒナだったようです。
憂うつな表情です。「あめだなぁ~…さむいなぁ~…つまんないなぁ~…」…そんな感じでしょうか。
暑い日が続きますが、今日はぶどうの株元の草取りをしました。ぶどうの株元は裸地にしておかないといけないそうです。
あついあついと思いながら座り込んで草取りをしながら、ふと木肌が頬に触れました…びっくりするほどひんやり。吸い上げている地下水の温度でしょうか、それとも木が持っている水分の気化熱のせいでしょうか。
「冷たくてきもちいい~」…と、しばし頬ずり。でも、木にとっては「あつくるしい~」と言いたいところかも?
遅めに蒔いた「そうめんかぼちゃ」の芽が出ました。写真は1か所に2粒まいてあります。手前の左右に大きくひらい丸い葉っぱが、発芽して最初のはっぱとなる「双葉」です。
カボチャ類の双葉はとにかく大きいのが多く、びっくりします。写真の双葉も一つの葉っぱの長さは5センチほどあります。それだけ種に含まれる栄養が豊富ということなんでしょうか。わりとどんな所でもたくましく発芽します。
カボチャの双葉を見習って、たくましく生きたいものです。
自宅の庭に育てているモモの実がずいぶん大きくなってきました。南高梅のひと回り大きいくらいの大きさです。
春にたくさんの花を咲かせていたモモ。ぶどうの作業の合間に少しずつ少しずつ摘果をしてきました。大体ちょうどよいくらいの数になってきたのでぼちぼち袋掛けになります。
自宅近くの山に、薄紫の花の咲いている木が見えます。どうやら栴檀(センダン)の花のようです。
別の場所に同じ木があって、近寄ると深窓の麗人のような高貴な甘い香りがしました。「チョコレートやバニラの香り」という資料もあります。「センダンは双葉より芳し」のセンダンは白檀(ビャクダン)のことだそうですが、こちらのセンダンの香りも素敵です。
花の形は紫と白のコントラストが素敵な清楚な花ですが、この花の付き方が変わっています。放射状に延びた茎の先に花がつき、その放射状の茎の一部が長く伸びて葉っぱになっています。
この栴檀の種は天然のビーズになるそうです。実がなるのが今から楽しみです。
庭のユスラウメの実が美味しくなってきました。鳥たちや相方に先を越される前に…と、つまみ食いしていたら、「奴」がいました…「カミキリムシ」です。
「キスジトラカミキリ」と思われます。上の写真は上から見たところ、真ん中は下から見たところ、一番下は正面から見たところです。正面からの顔の黄色い模様が特徴的です。
「カミキリムシ」というと、触覚がもっと長いイメージがありますが、これはカミキリムシというよりハチのような感じです。怖いハチに擬態して天敵から身を守っているのかもしれません。
このトラカミキリの仲間で、頭のまるっこい部分が赤く、トラ縞が白っぽいのが、ぶどう畑の害虫「ブドウトラカミキリ」です。
ブドウトラカミキリはブドウの枝の中に卵を産み、中で幼虫が枝の内部を食害し、食害した場所によってはぶどうに甚大な被害をもたらします。
写真のキスジトラカミキリは、よく材木置き場などに見かけるそうです。バラ科の生木にもとりつくそうで、ユスラウメについていたのはそれが目的だったんでしょうね。(もしかしたら、ぶどうも食害するかもしれませんが、はっきりとは分かりませんでした。)
カミキリムシはカブトムシの遠い親戚。トラジマの固い羽の下に薄い膜のような羽が格納されています。
今年も虫たちの子どもたちが次々と孵化する季節になりました。
写真はカマキリ。ぶどうの葉っぱの裏で、1センチにも満たないちっちゃなカマキリが、ちっちゃなカマを構えてファイティングポーズをとっています。
この子が立ち向かおうとしているのは、多分人間の「私」なんだと思うのですが、なんとも果敢な勇姿です。
別の葉っぱの裏には、クモの子どもが集団で過ごしている一角があります。ちょんちょん…とゆすると、ひょこひょこと広がります。ちょうどクモたちのいる場所にぶどうの花芽があるので、ちょっと迷惑…