寒いけどみんな元気!(スズメ 庭のエナガ シジュウカラのつがい 冬のぶどう畑 雪上の獣たちの足跡 カラスの足跡 カラスのしりもち)

・メリークリスマス!冬至も過ぎてますます寒さがきびしくなってきましたが、皆さんお元気ですか?

 

・最近は冷たい強風が時折吹きます。こんな寒い日に、暖房もサッシもない巣で、鳥たちはどんなふうに過ごしているんだろう…と思います。…が、鳥たちは元気いっぱい。お隣さんのクリスマス飾り…ではなく…ちゅんちゅんスズメたちは相変わらず元気です。

 

・相方は毎日のようにブドウ畑に通っています。こちらは溜まりに溜まった事務仕事で、毎日机にかじりついています。…と、庭の方から可愛らしい声が…エナガの御一行様がご来店です。網戸越しの写真ですが、相変わらず可愛らしい…

 

・エナガの御一行様と、よく一緒に行動しているのがシジュウカラです。3番目の写真の左がオス、右がメスと思われます。ネクタイの太さで識別するのだそうです。つがいでしょうか、スモモの樹の上で一緒に遊んでいます…というわけで、いつものように、結局仕事がはかどりません…

 

・昨日の朝は雪が積もっていました。4番目の写真は昨日のぶどう畑です。日陰の部分にはまだ雪が残っています。

 

・雪の残っている道路の上が、なかなかにぎやかです。どれだけ獣が通ったのでしょうか…たくさんの足跡が残されていました。さながら獣たちの原宿…と言ったところでしょうか…

 

・別の場所には特徴的な足跡が残されていました。6番目の写真は「カラス」の足跡です。ゆらゆらと左右に身体を振りながら歩く様子が想像されます。一番下も、カラスの足跡…といより、座ったようなしりもちをついたような跡です。写真の右側にうっすらとしっぽの跡があります。

 

…昨日、相方に「ブドウ畑の写真を撮ってきて!」とお願いしたら、ぶどう畑よりも雪道の足跡をたくさん撮ってきました。なかでも相方のお気に入りは一番下のカラスのしりもちの跡だそうです。…相変わらずマニアックな視点のカメラマンです。

 

・今年のブログはこれで最後になります。今年もたくさんの方々に読んで頂いて、ほんとうにありがとうございました。来年も相変わらず、ほとんどブドウと関係のない記事ばかりになりそうですが、気長にお付き合いよろしくお願いいたします。

 

どうぞよいお年をお迎えください。

 

ー 次のブログ更新は1月7日(土)です。お正月の3日の夕方~月と火星が接近。4日は「しぶんぎ座流星群」のピーク。7日の夜に、冬のダイヤモンドのひとつ「ポルックス」と月が接近するのだそうです。寒さに負けず観察…できる自信がありません… ー

クリスマスの飾り? (スズメのお宿 干し柿 12月のぶどう畑)

・最近、家の外に出ると、お隣さんの生垣から「ちゅんちゅん…」と声が聞こえます。ある時は、戸を開けた途端、すぐそこにいた「ちゅん」が、「ばさばさ」と慌てて飛び立ちます。

 

どうやらお隣さんの生垣が、スズメのお宿になっているようです。…一番上の写真…確認しただけで4羽います…わかりますか?真ん中あたりの2羽はわかりやすいですね。左やや上に一羽…頬っぺたの可愛らしい「テン」が見えます。もう一羽はそのすぐ右…縦に伸びた枝に留まって、ちょっと上向き加減でおなかを見せているので、わかりにくいかもしれません。

 

ちょうどこちらから見える場所から出たり入ったり…追いかけっこしたり…時には、うちの相方の趣味の蘭棚に入り込んで遊んでいたり…(2番目の写真)

 

3番目の写真で、ちょこんと2羽並んで外を眺めている様子は、まるでクリスマスツリーの飾りのようだね…と相方は言います。

 

・4番目の写真は、ブドウ棚のクリスマスの飾り…ではなく、干し柿です。今まで渋柿を果物屋さんで買って、干し柿にしていましたが、渋柿が果物屋さんに並ぶ季節はまだ暖かく、カビが生えたりしてうまくいきませんでした。そこで、自宅で極晩生の渋柿を育てています。

 

写真は、「美濃」と「立石」です。少し前に「堂上蜂屋」を干しました。寒くなってきたタイミングでいい感じで熟してくれました。

 

・5番目の写真は、干し柿をしたときにたくさん出た皮です。お漬物をする人はこの皮と一緒に漬けるのだそうですが、今年はこれで柿ビネガーを仕込んでみる事にしました。

 

剥いた皮をハンドミキサーなどで細かくして、皮の重量の約30%の穀物酢と、6%のグラニュー糖を混ぜ、上から小さじ1程度の製パン用のイースト菌を振りかけて、キッチンペーパーで蓋をして様子を見ています。

 

水分が少なそうだったら穀物酢を足そうかな~?…柿と相談しながら、考えます。

 

・6番目の写真は、秋の装いから冬の装いに衣替え中のぶどう畑と、それを取り巻く山々です。ぶどうたちは、うつらうつらと冬眠を始めています。

 

・一番下の写真は、他のぶどうたちからめちゃくちゃ遅れてゆっくりゆっくり成ったぶどうです。本当は取ってしまったほうがいいのですが、なんとなく取りそびれています。

 

日に日に彩りの褪せていくブドウ畑で、ここだけ美しい輝きを放ちながら、のんびりとぶらさがっています。

 

ー 次のブログ更新は12月25日(日)です。…クリスマスですね~ ー

 

香る秋(ぶどう棚の干し柿 おうちの玄関沖縄化計画 加西市のコウノトリの写真 香る寒蘭 香るヤーリー ミツバチの巣箱)

美しかった今年の紅葉も終盤戦となりました。ブドウの落葉も進んでいます。

 

・自宅のぶどう棚では、ほんとうなら収穫直後に外す雨除けテントを外さないで、干し柿を作っています(^^; ここは、雨も避けられるし、鳥よけも獣除けもあるので、安心して干せます。

 

品種は堂上蜂谷。11月14日に干し始めた干し柿ですが、まだまだかかりそうです。

 

・本格的な寒さはまだですが、うちの沖縄化計画のメンバーたちには寒いんだそうで、他の蘭たちと共に、相方が続々と玄関に招き入れています(2番目の写真)。ブドウの販売時期にはブドウが並んでいた玄関が、今は植物園になっています。

 

・玄関の入り口の横にあるのは、ブドウの販売の時期に、お客様が撮影して持ってきてくださったコウノトリの写真です(3番目の写真)。加西市の溜め池に飛来しているのだそうです。一つ一つの写真には、毎日のように通っていればこそわかるストーリーがあって、伺ったお話しを思い起こしつつ、楽しませて頂いています。

 

・…相方が玄関に招き入れたメンバーの中で、今、一番の魅力をアピールしているのが右端の「寒蘭」です。コウノトリに負けじと、美しい花びらを広げています(4番目の写真)。…この寒蘭…香りも素晴らしい…。花の時期も長いし、この時期に咲くので玄関で楽しめるし……でかした!相方!

 

二番目の写真の、寒蘭の左側にあるのは、薬効も豊富な「かりん」の実です。これも香りを楽しみつつ、しばらく追熟してから、果実酒にします。

 

・部屋の中でも、素晴らしい香りを放っているのが、9月に収穫した梨の「ヤーリー(鴨梨)」です(5番目の写真)。資料では「追熟すると、部屋中が香る」…とあり、「ほんとかな~??」と思っていましたが、ほんとでした。

 

芳香剤と違い、自然が放つ香りはやっぱり最高です。…良い香りに囲まれると、思わず深呼吸をしたくなるのも、癒し効果の理由のひとつなんでしょうね。

 

・6番目の写真は、先日、ブドウ畑の近くにある「ひょうご環境体験館」の講習会で、相方が作ってきた「ミツバチの巣箱」です。毎年この時期にミツバチの巣箱の講習会をやっているのは気になっていたのですが、ようやく参加することができました。

 

・一番下の写真は、これもミツバチの巣箱になるんだそうです。チェーンソーをがりがりいわせて、苦労して穴をあけています。…がんばれ!相方!…でも、くれぐれもケガだけはしないでね?

 

― 次のブログ更新は、12月8日(木)です。 ー

丸い秋(秋の風景 大天梨 なめこ ガマズミ)

今日は皆既月食。皆さんご覧になりましたか?カメラにとられた方も多いと思います。私もいろいろ試してみましたが、結局お送りできるものは撮れませんでした。

 

デジカメの画面上では、天王星が月に隠れる様子もしっかり見えたのに…でも、いろんな方がいろんな所で同じ月を見ているんだろうな~と思うと、なんだかほっこりします。

 

…というわけで、今日は秋の丸いもの特集です。…が、その前に、今の三日月の秋景色を一枚…一番上の写真は自宅からの風景です。山の木々もずいぶん秋らしい装いになりました。

 

・二番目は、「大天梨(だいてんり)」という梨です。佐用町主催の果樹講習会に参加して一年半。やっとまともな実をつける事ができました。まだまだ収穫量は少ないですが、来年はもっとたくさんなったらいいなぁ~…

 

・三番目は、ブドウ畑の端っこ…日陰になる場所で育てている「なめこ」です。うかうかしていると、写真のように笠がしっかり開いてしまいますが、これでも結構おいしく頂けます。

 

・四番目は「ガマズミ」と思われます。子供が小さい頃、幼稚園の先生に貰ったと、小さな手で嬉しそうにお土産に持ってきてくれたのを思い出します。写真はぶどう畑の近く。似たような赤い実はたくさんありますが、これを見つけたときは、ワクワクしました。

 

…本格的な冬の前に、木々の葉も、足元も、なんだかとっても賑やかです。梨の次はお芋、柿、栗、キウイフルーツ…近くの直売所もにぎやかです。…そういえば、佐用坂の愛媛のおいしいミカン屋さんも開店しました。

 

…おいしいものもたくさん…私の体型も丸くなり……やばいです……

 

ー 次のブログ更新は11月26日(土)です。 ー

動物園か~い!(鹿 エナガ 相思鳥そうしどり イソヒヨドリ ジョウビタキ モズ)

・一番上の写真…どこかの動物園でのショット…ではありません。…ぶどう畑でお昼ご飯を食べていたら、すぐそばを、三頭の鹿が、食事しながら通り過ぎていきました。…いつもの事ですが、あまりの警戒感の無さに、毎度のことながら心配してしまいます。

 

・三番目の写真はやはりブドウ畑の近くにいた「エナガ」です。四番目の写真は、自宅近くの電線で群れて遊んでいた「エナガ」の団体さんです。すばしっこいエナガですが、やっと撮ることができました。…丸っこくってちっちゃくてすばしっこいエナガ…可愛くて可愛くてたまりません。

 

・五、六番目の団体さんも、なかなか可愛らしくてきれいな野鳥です。自宅近くの川で、盛んに水浴びをしていました。

 

「相思鳥(そうしどり)」というそうです。…最近、スズメくらいの大きさの鳥が自宅近くで群れで飛んでいるのを見るようになりました。…「エナガ」も群れますが、こちらも群れています。

 

美しく可愛らしい鳥ですが、日本では「特定外来生物」なんだそうです。鳥にとっては知ったこっちゃない事なんでしょうけれど…

 

(追記:後日、この写真を精査したところ、左下のびっくりまなこの鳥は、どうやら「メジロ」のようです。混じっている事を、お互い知ってか知らずか…同じ群れの仲間のように一緒に水浴びしていました。)

 

・最近増えて来たな~…と思う鳥は、七番目の写真の「イソヒヨドリ」です。名前の通り「磯」に住んでいた鳥ですが、2年ほど前から鳴き声が聞こえるようになりました。

 

最初の頃はほとんど姿を見せる事がありませんでしたが、写真は自宅の屋根の上…最近はずいぶん大胆になってきたようです。

 

都市部に住んでいるお客様からも「イソヒヨドリ…うちの近くでも見ますよ~…」と聞きます。

 

・秋になって、久しぶりに「カッカッ……カッカッ…ピッピ…ピッピ…」という声が聞こえるようになりました。「ジョウビタキ」が帰ってきました。お陽様色のモフモフの、ふっくらしたおなかに、何とも癒されます。…おかえり~!!

 

・夏の間静かだった「モズ」の特徴的な鳴き声も、最近頻繁に聞こえるようになりました。鋭いサングラスをかけたような文様に、ぷくぷくの頬っぺたが、ちょっとアンバランスで、それがまた可愛らしい…

 

・…これ、全て、動物園の話しではありません。念のため…

 

ー 次のブログ更新は11月8日(火)です。 ー

龍雲 夕焼雲 モズ きのこのフェアリーリング 横断中のアナグマ 横断中のタヌキ 光る鹿の目 ニャルソック中のみーちゃん デート中の鹿 食事中の鹿

・10月9日の早朝、空を見上げたら、十三夜のお月様の明かりに照らされて、素敵な龍雲が出ていました。上から下へたくさんの龍たちが右下の小さな龍に向かって泳いでいるような…

 

・今日は、真っ赤な夕焼けが出ていました。写真を撮ろうと外に出たら、お隣さんのご夫婦も夕焼に見とれていた様子…なかなか素敵な夕方です。

 

・最近、モズが盛んに鳴くようになりました。モズは渡りではないはずなのですが、夏は静かです。「喉を大きく開けて…口も大きく開けて…」ボイストレーナーの先生が見たら絶賛されそうなフォームです。

 

・秋…といえば「キノコ」ですね。ぶどう畑に行く途中の道端に、素敵なキノコのフェアリーリングがありました。こんなに野生で群生しているのを見たのは初めてです。

 

・出荷の途中、闇に紛れていろんな動物たちに出会いました。5番目の写真は「アナグマ」6番目の写真は「タヌキ」と思われます。「タヌキ」が撮れたのは初めて。なんだかとっても嬉しい…

 

・ブドウ畑で収穫していると、近くで何かの気配が…闇夜に目を凝らしてみると、10メートルほどのところに光る眼2つ…。鹿の目です。あんまり近いと、ちょっと怖い…

 

・8番目の写真は、早朝、ニャルソック中の隣のみ~ちゃんです。ブドウも残り少なくなりました。み~ちゃん、よろしくねっ!!

 

・9番目の写真は、国道沿いで見た2頭の鹿。お尻のハートが並んで…。デート中でしょうか?走る足取りがルンルンしているように見えるのは気のせいでしょうか…?お邪魔しました…

 

・最後は、道の真ん中で食事中の鹿です。車の前で、堂々と食事をしています。…あの~…そろそろどいて頂けませんか?…

 

・ブドウも残り少なくなりました。シャインマスカットとクイーンニーナがあと少し。晩生のオリエンタルスターとマスカットビオレはまだ熟していません。その他、毎年熟さないピオーネの樹がやっぱり熟しません…せっかく何年もかかって育てましたが、ばっさり切って、改めて植えなおすしかないのかな~…

 

残り少なくなったブドウめがけて、いろんな動物が無銭飲食にやってきます。熟すのが早いか…食べられるのが早いか…

 

とりあえず、明日から少しお休みを頂いて、来年に向けての作業に移ります。作業の状況と、ブドウのごきげんと、野生動物たちの満腹加減で、時々営業するかも…そのまま終了するかも…。梨も売るかも…。

 

ー 次のブログ更新は10月27日(木)です。 ー

ブドウ畑の台風被害と販売店舗の様子

・豪快に切れてますね~…これ、ブドウ棚の鉄線です。縦に立ち上がって並んでいるように見えるのは、実はこれ、通常はぶどうの上に雨除けトンネルを支える為に、アーチ状に並んでいるトンネルの鉄線。ブドウ棚の鉄線が切れて上に飛び上がり、鳥よけ網に引っかかっています。

 

・先日の台風14号。長い時間、強い風が吹きました。翌日、念のため販売をお休みして、風が収まるのを待ってブドウ畑に行って、目の当たりにした光景です。幸い、ブドウの房の被害はほどんどありませんでした。

 

・この台風の前、一度台風が通過しました。その際にも数か所棚線が切れたので、相方が一人で片付けましたが、今回はあまりにも多すぎて、2人がかりで一日かかりました。

 

・4番目の写真が、片付けた後の棚の鉄線と、トンネルの鉄線、雨除けトンネルの残骸です。

 

・その下はぶどう畑の近くのご近所さんの柿の木が根こそぎ倒れていたものです。私たちが行った時には、すでに道をふさいでいたであろう木は細かく切られて避けてありました。

 

・自宅からブドウ畑に至る国道の谷では、大木が道路をふさぐように倒れたと、新聞に載っていました。

 

…たまたま今回、台風通過後も、風が翌朝まで吹くと予報があったので、安全のため、翌日もお休みにしました。もし、無理に行ってたら倒木に道を塞がれて、途方にくれていたかも…最悪、倒木が直撃…なんてことも?…考えるとゾッとします…

 

…台風の翌日…安全のためと、畑が荒れている事も多いので、お休みにさせて頂く方が良いかもしれません…

 

・6番目以降の写真は、販売している自宅の様子です。玄関の外に、アウトドア用のテントを立てて、その横に園芸支柱とハウスパイプ、パッカー、クロスバンド、メッシュフェンス、結束バンドを使って軒を作って広げてあります。

 

普段はポリタンクに水を入れたものやブロックを重石にして、ハウスバンドでテントや軒の骨組みにくくりつけてペグ代わりにしています。

 

…実はこの「軒」…折り畳み式なんです。なので、今回のような台風襲来の際は、すぐに畳んで片付けられます。

 

木の机は、普段、相方が木工などをするために使っている机です。木工専用の机なので、横に穴が開いていたりしますが、毎年その穴に、ドロバチが巣を作り、着々と土で穴をふさいでいきます…これも毎年の密かな恒例行事になりました。

 

・最近、収穫時の暗闇で発見した事があります。ヘッドライトの明かりの中で、キラキラと夜露に紛れて一段と美しく光を放つものがあります。…目が慣れてくると、違いがよく分かるようになってきます。

 

光の色は、さながら宝石のアクアマリンのよう…。ちいさなちいさな光ですが、そこかしこでキラキラキラキラ…。よく見るとキラキラの点は2個並んでいます。…たまに、そのキラキラはちょろちょろと動きます。

 

さらによくよく見ると、なんといつも見慣れた「クモ」の目でした。

 

今年でブドウの出荷は10年目を迎えます。10年の間、足元にある美しい宝石に気が付くことがありませんでした。写真に収めようとしましたが、なかなか上手く撮れません。…でも、この小さな発見に、ワクワクが止まりません。

 

みなさんの足元にも、もしかしたら素敵な宝石がちょろちょろしてるかも?

 

ー 次のブログ更新は10月10日(月・祝)満月・大安…です。昔の「体育の日」今は「スポーツの日」って言うんですね。久しぶりに昔の日付がお休みになります。実はこの日…どこかの夫婦の結婚記念日…なんだそうで… ー

いつものあのこ(自宅前の鹿 さまよう雄鹿 いつもの小鹿 寝ぼけまなこのホオジロ 夜明け前の猫のデート ナンバンギセルの花)

・早朝ブドウの収穫に行くと、いろんな動物たちに会います。大体同じようなところで、同じような動物に会います。

 

・一番上の写真は、自宅の真ん前の空き地に居た親子連れ…いつもはもう少し奥のお大師さんの近くに居ます。

 

・二番目の鹿はぶどう畑に行く途中の道路。若いオス鹿のようです。…今は繁殖期。毎年この時期にこの辺りで若いオス鹿がうろうろしているのに出会います。メス鹿を求めて、さまよっているのでしょうか…。鹿は畑を荒らす害獣ですが、思わず「がんばれ!若者!」と励ましたくなってしまいます。

 

・三番目の写真は、前回のブログでおっとりと草を食べていた所でいつも会う小鹿です。相変わらずおっとりと、道の真ん中でぼ~っと佇んでから、おもむろに去っていきました。…あまりのおっとりぶりに心配になります…害獣なんですが…

 

・四番目の写真に、ホオジロが写っています。わかりますか?…答えは五番目の写真です。…ブドウの収穫の為に畑に入った相方が、「ほいほい…」と何者かに優しく声をかけた直後に、寝ぼけまなこのホオジロが、びっくりして飛んできました。

 

…ブドウ畑は防鳥網があるので、夜行性の猛禽類に狙われる心配もなく、雨除けがあるので雨もしのげる…まさに小鳥たちのパラダイスです。

 

…え?防鳥網があるのに入れるの?…そうなんです。上手に網の間をすり抜けて出入りしています。ホオジロたちは、あまりブドウに悪さをしないので、特に問題にはなりません。

 

・最後の写真は、こちらもブドウ畑の近くでいつも会うミケと茶白のネコです。仲良しなのか、いつも一緒に居ます。

 

今夜は十五夜…猫たちも「今夜は月がきれいだね~…」なんて言いながら、お月見デートを楽しむのでしょうか…

 

・最後の写真は、相方の趣味です。2年ほど前、ブドウ畑の片隅で、相方が「ナンバンギセル」の花を見つけました。「ナンバンギセル」は、ススキなどに寄生して生きる寄生植物です。ナンバンギセルが寄生したススキごと自宅に持ち帰って、鉢植えにして育てています。

 

花期は8月~10月だそうです。ナンバンギセルは絶滅危惧種だそうですが…あなたのいつもの通り道…足元に…もしかしたら紫色のうつむきかげんの花が咲いているかも?

 

ー 次のブログ更新は9月28日(水)です ー

 

 

夜明けのブドウ畑の空(鹿さん横断中 鹿さん食事中 おうち沖縄化計画続行中)

・ブドウの収穫が始まりました。一年ぶりにいろんなお客様が来てくださいます。バイクで来られたお客様。「これからキャンプに行くんですよ」…と。「いつもブログ読んでるんですよ」…と。

 

…嬉しいです。ブログを読んでくださっている方と、じかにお話しできる幸せ…。遠くから来てくださって、ほんとうにありがとうございました。帰路もどうかお気をつけて…

 

・収穫の時の楽しみが、ブドウ畑の夜明けの空と、動物たちとの出会いです。夜明けの空は、ほんとにたくさんの色で描かれています。澄み切った空気と共に、身も心も洗われる気がします。

 

・…で、2番目の写真は、道路横断中の鹿さんたちです。小柄な鹿や、細身の鹿など…お母さんと兄弟姉妹たちでしょうか。さほど急ぐ感じでもなく、普通に歩いて山へ入っていきました。

 

・…で、3番目~7番目の写真は、その後道端で出会った鹿です。1頭で草を食んでいました。ちらっとこちらを見て…「ま、いっか~」といった感じで、何食わぬ様子で草を食べ続け…もぐもぐしながらこちらをながめ…おもむろに山に帰っていきました。……ほんとに…少しは慌ててほしいものですが、ちっともこちらを怖がる様子もなく、超マイペース…

 

・他にも、テンらしき姿やタヌキらしきしっぽを見かけるのですが、なかなかカメラに収めるのが難しい…。是非、いつか…

 

・ところで、前回のブログで相方の「おうち沖縄化計画」の話をしました。現在も続行中…。たまにスーパーで安売りしているアップルマンゴーを見つけては「種のために」買ってきては、芽だしして、育てています。

 

8番目の写真は目出し後、アイスのカップで育てている様子です。なかなかのトロピカル感ですが、この後、土に植え替えていました。

 

・相方の癒しの空間「蘭の棚」の同じ場所に、最近、アマガエルが居座っているのだそうです。忙しいのに何度も「アマガエルがね…」と見てほしそうに話すので、仕方がないので覗きに行きました。

 

アマガエルの定位置は「バンダ」という蘭の仲間なんだそうです。私がアマガエル中心に写真を撮っていると、「バンダらしくない…バンダは根っこがモシャモシャとぶらさがっているのを写さないと…」と言います。…別に、バンダはいいんです…カエルが可愛く撮れれば…

 

ー 次のブログ更新は9月10日です。「中秋の名月」ですね~ ー

ブドウの獣害と、おうち沖縄化計画(果樹園の獣除け ナンバンギセルつぼみ パパイヤのつぼみ ライチとマンゴーの種取り)

自宅でも2本ほど育てているブドウの木。毎年ばくばくと何かの獣に食べられて、まともに収穫できた試しがありません。

 

今年も何かが来ています。…ブドウの木の先から、袋を破り、皮もきれいに軸だけ残して、行儀よく少しずつ食べられていっています。この行儀良さはアライグマではなさそうです。ハクビシンか何かでしょうか…。

 

毎年悩まされている獣害。年々ひどくなってきています。佐用町ではアライグマの勢力が拡大中だそうです。電気柵を使用している果樹園も多くありますが、ほとんど突破されています。

 

…が!!昨年から、獣除けの決定版と言ってもよい方法が見つかりました。幅3mの「サル除け網」を3mのダンポールに張る方法です。4番目の写真のように、かなり高い位置まで張られています。…で、獣が登ろうとすると「ビヨ~~~ン」としなって登れません。

 

「サル除け網」は、かなり強いテグスのような糸で編まれているので、破けにくく、ブドウ畑の獣害が、今年は激減しています。このサル除け網を、暑さにふ~ふ~言いながら、自宅のブドウ棚の周りにも立てました。

 

…果樹園の上から鳥害対策に「鳥よけ網」。柵の下からの獣害対策は「波板」「ワイヤーメッシュ」「金網」。柵を登ってくる獣害対策は「サル除け網」…。さあ!!これでどうだ!!どっからでもかかってこい!!

 

……あ……いや……もう、勘弁してください……おねがいします…

 

・…で、暑い暑い日が続く中、ブドウ畑の草刈りでへとへとな相方の元気の元が6番目以降の写真です。6番目がブドウ畑の端っこでカヤの根っこに寄生して、ひそかに育っていたものを連れて帰った「ナンバンギセル」のつぼみ。7番目が球根から育てたサギ草の花。

 

・…で8番目の葉っぱの列は、スーパーで買った「ライチ」の種を芽出ししてすくすく育っている苗たち。その下は苗で買った「パパイヤ」に付いたつぼみです。…で、その下は先日相方の妹からもらった「アップルマンゴー」を食べた後に芽出ししているものです。納豆のトレーの上に、湿らせたキッチンペーパーを置いて、その上に大切そうに置いてあります。右下にちょろっと根っこが伸び始めています。

 

相方の癒しの蘭棚にある香りのよい「名護蘭」とともに、相方は「おうち沖縄化計画」と言っています。…冬の寒い佐用で…なんと無謀な…

 

ー 次のブログ更新は8月29日です ー

 

 

モモの収穫(三日月の空 大きなモモ ブルーベリーのドロバチ 巨大ミノムシ)

ブドウの袋掛けが終わって1か月。相方は相変わらず毎日ブドウ畑で仕事をしています。私はここのところず~っと事務仕事です。

 

・最近「今年のブドウはどうですか?」とお問合せ頂くことがあります。偶然ホームページにたどり着いて、お問合せしてくださる方もおられます。「…昔佐用町にいたんですよ…」「…実家が三日月で…」…等々…。

 

…というわけで今日の写真は今日の三日月の夕暮れの空…自宅の2階の窓からの景色です。写真の左側に見える浅黄色の屋根の建物は、美味しいお豆腐をつくっておられる「三日月とうふ」の工場の屋根です。

 

「三日月とうふ」さんのお豆腐は、ちゃんと大豆の味がします。厚揚げも油揚げも最高です。…こんなお豆腐がいつでも食べられる幸せ…ほんとにありがたいです。(近隣の直売所やスーパーなどで買えます。工場でもお豆腐を買うことができます。)

 

今年の佐用は極端に降水量が少なく、ブドウも全体的に小ぶりになっています。その代わり色づきは最高。…でも、この後一転して多雨になると、今度は粒が割れて商品にならなくなることも…。毎日ドキドキしながら空を眺めています。

 

・3番目の写真のおおきな桃は、家の横を流れる本郷川を「どんぶらこ…どんぶらこ…」と流れてきた桃…ではありません…残念ながら桃太郎はいませんでした…

 

この家を買ったときにすでに植えてあった桃の木。最近ようやく食べられるものができるようになりました。2番目の写真は7月21日に収穫した桃です。…で、3番目の写真は昨日収穫した桃…巨大なのが採れました。

 

7月21日は、そこそこきれいなものが収穫できまたが、その数日後、後に完熟する品種の桃の袋に、大量にカメムシが張り付いているのを発見…形は大きいし、糖度も最高15度あったのですが、カメムシに吸われた痕が傷んで、肌がぼろぼろ…桃づくりもなかなか難しいです…

 

・「目に良い」と言われているブルーベリーもぼちぼち美味しくなってきました。事務仕事の合間に庭に出て、少しずつ味見しつつ、美味しくなったものから収穫しています。…収穫している量と、味見の量の割合が不自然ですが……事務仕事をしていると、目が疲れて疲れて…(^^;

 

4番目の写真で「私もブルーベリーの実なのよ~」とでも言いたげなかわいい形をした泥団子は、ドロバチの巣と思われます。5番目の写真で「私もブルーベリーの枝なのよ~」と張り付いているのは巨大なミノムシ…がっちり枝にくっついています。ミノムシは害虫なので速攻で駆除です。

 

・現在、今年の販売に向けて、お手紙の発送作業中です。お問合せ頂いたお客様…いつも買ってくださるお客様…今週中にはなんとかお手紙が出せると思います…今しばらくお待ちください…

 

暑い日が続きますが、くれぐれもお身体お大事に…

 

ー 次のブログ更新は8月12日です ー

田舎暮らしの果樹園

昨日ブログ更新する予定が遅くなりました。

申し訳ございませんでした。

 

・ブドウ園の袋掛けが終わり、自宅での事務仕事が続いています。現在、今年のDMの版下を作成中。今年は品種紹介の版下をリニューアルしようかな~…と思っています。それから、ご来店用の注文書もあった方がいいかなぁ~…とか…。いつもお買い上げいただいているお客様、お問合せ頂いた方々…今しばらくお待ちください。

 

最近は、マイクロソフトのWordで作った版下を簡単にPDFに変換して印刷会社に入稿できるようになりました。30年ほど前に別の仕事で版下を作っていた時代は、手で切り貼りした版下を直接印刷会社に持ち込んでいましたし、つい10年ほど前はWordのデータを簡単にPDF変換することはできませんでした。

 

パソコンやネット環境の向上のお陰で、自宅の机の上で全ての作業を完了することができます。…これはすごい事です。WordのデータはPDF変換するために「ぼかし」「網掛け」等、使えない表現はまだありますが、マイクロソフトさん、アドビシステムズさん、プリントパックさん…。ほんとうに助かっています。心から感謝です。

 

…そういえば「プリントゴッコ」…なんて商品もありましたねぇ~…発売されたときは感動しました…

 

・7月に入り、気温も上がり、最近は雨量も増しているせいか、庭の果樹たちも元気にすくすく育っています。上の写真の左上は「ウメ」「モモ」「スモモ」、その下が「カキ」、真ん中から右側が「ナシ」。下の写真の上の方に「ブドウ」その下が「ブルーベリー」です。このほかに「イチジク」「クリ(ぽろたん)」「アンズ」「アーモンド」「ミカン」「サクランボ」「レモン」「キウイフルーツ」を育てています。

 

佐用町主催の「農の匠」果樹講習会で、ブドウ以外の様々な果樹の育て方を教えていただいています。講習会を受けるまでは、ちゃんとした実がほとんどつかなかった庭の果樹たち。少しずつまともな実が付くようになってきました。

 

庭をつらつら見ると「ナシ」の枝は、今春、新梢の誘引作業を頑張ったせいか、枝の伸びが落ち着いていますが「モモ」「ウメ」「スモモ」の徒長枝はガンガンに伸びてしまっています…このあたりの新梢管理がまだまだ課題です。それから、「モモ」は収穫~出荷がむずかしい果物だそうで…。まだまだ課題はたくさんあります。

 

…それにしても、こんな風にいろんな果樹を育てられるなんて…なんと幸せな事でしょう。田舎暮らしの醍醐味ですね。

 

ー 次のブログ更新は、7月31日(日)…の予定(^^;です。 ー

袋掛けが終わりました (畑の風景 鳥の巣 梅仕事)

・ぶどう畑は袋掛けが終わりました。ぶどうの袋掛けが終わったので急いでナシの袋掛けもしました。

 

昨年から、佐用町の農業研修会「農の匠」で、ぶどう以外の様々な果樹の研修を受けています。その研修会で、ナシの実が小さいときに「小袋」をかける事を教えて頂きました。

 

たくさん作っているナシ農家さんの、高品質のナシを作るための知恵なんだそうですが、ブドウ農家のうちにとっても、とてもありがたい知恵です。

 

いつもナシの袋掛けをする時期がブドウの忙しい時期に重なってしまって袋掛けが遅くなり、虫に吸われたり病気が来たりしていましたが、小袋に守られているお陰で、ブドウの袋掛けが終わってから、ナシの大袋を掛ける事ができるようになりました。先人の知恵…本当にありがたい限りです。

 

・ブドウの袋掛けが終わったので、畑の一角…アケビが生い茂っている所の草刈りをしました…と、アケビの葉に隠れるように直径20センチほどの大きな鳥の巣を見つけました。(3段目の写真)横から見ると、枯れ葉がかたまっているように見えます。何の鳥の巣かはわかりませんが、くちばしひとつで見事に編み上げるものですね。

 

・その下の左の写真は別の場所で草刈りをしていた時に見つけた鳥の巣です。この巣はとってもちっちゃい…直径5センチほど…こんなちっちゃな巣でどんな鳥が育ったのでしょうか…。

 

・ブドウの忙しい時期に、どうしても重なるのが「梅仕事」の季節。…でも、やっぱり楽しい梅仕事…今年も農文協さんの本『梅ぢから』で「梅酢みそ」「塩水漬け」「ピクルス」「梅干し」…いろいろ楽しみました。農文協さん、いつもありがとうございます。

 

・梅雨明けが早まったとはいえ、この週末からお天気が下り坂…急いで漬けていた小梅を干しました。こんな時に便利なのがやっぱり「縁側」…虫や鳥のフンやほこりの心配なく安心して干せます。

 

前出の「農の匠」研修会で、先生が「梅塩」というのを紹介されました。梅干しを漬けた後に残る「梅酢」の水分を飛ばして粉末状にしたものだそうです。…で、ついでなのでグーグルさんに聞きながら、これも試してみることにしました。一番下の写真の皿に広げてあるのが、天日干し中の梅塩です。

 

干す前の梅塩をちょこと味見…でっ!!あ”~っ!!しょっぱい~!!酸っぱい~!!…梅干しを粉にしたような、びっくりするような塩味と酸味がありました。

 

…でも、梅酢を液体で保存するにはなかなか場所も取るし、案外使いにくかったりしますが、これはなかなか用途の広い調味料になりそうです。…さて、何に使おうかな~~~

 

< 梅塩の作り方 >

梅酢をフライパンに入れ、木のしゃもじでかき混ぜながら、強火にかけて沸騰→弱火で20分ほど煮詰めます。とろとろした感じからしっとりした塩っぽくなったところで火を止め、大きめの皿に広げて天日干しして水分を飛ばします。…一番下の段の写真の、お皿に乗っているのが天日干し中の「梅塩」です。

 

(フライパンはテフロンなどを使うとあっという間にテフロンがはがれてしまいそうな気がします。必ず傷がついても良い鉄のフライパンを使われることをお勧めします。

 

フライパンの上の方に塩分がこびりつきそうになるので、鍋肌と鍋底全体を、なでるようにかき混ぜるとよいように思いました。また、お皿の上に広げて天日干しする際に、大きめのフォークで細かくしながら広げると乾燥しやすいような気がします。)

 

ー 次のブログ更新は 7月14日(木)です ー

ブドウ畑のちっちゃな住人たち (6月後半のブドウ畑 シジミチョウの交尾 ブドウの葉の上のミツバチ・カナヘビ・ナナフシ)

ブドウもずいぶんブドウらしくなってきました。早朝ブドウ畑に行くと、ぶどうの葉っぱの先には美しいスワロフスキーが輝いています。

 

暖かくなって、ますますブドウ畑のちっちゃな住人達もあっちこっちで賑やかに過ごしています。足元ではシロツメクサのベッドでシジミチョウが交尾をしています。日中、シロツメクサで盛んに蜜を集めているミツバチは、ぶどうの葉っぱの裏で一休み…。

 

カナヘビも元気に害虫警備に活躍しています。細長くなっているのはナナフシ。5月3日のブログのナナフシと同じ種類かどうかはわかりませんが、もしそうだとしたら、ちょっとの間にずいぶん大きくなったね~。すごいね~。

 

ー 次のブログ更新は7月1日(金)です。 ー

ブドウもどんどん育っています(キセキレイのえさやり 今のブドウ畑 ブドウ畑のみーちゃん スイカズラの花 道端のキイチゴ)

・ブドウの作業もいよいよ忙しくなってきました。自宅を出るとき、電線の上でキセキレイが何かをくわえながら鋭く鳴いています。(1番目の写真)。巣立ちしたばかりの幼鳥を呼んでいるのでしょうか…。くわえながらも上手に鳴きます。親鳥たちもいよいよ忙しくなってきているようです。

 

・2番目の写真は、今のブドウ畑です。ずいぶん枝も伸びてきました。日々どんどんすくすく育つブドウたちに、元気をいっぱいもらいます。

 

・最近、ぶどう畑に可愛らしいお客様が来られます。近所にお住いの「みーちゃん」です。(3番目の写真)。ぶどう畑にふらっと立ち寄って、伸び始めた雑草に埋まってお昼寝しています。めちゃくちゃくつろいでおられます。

 

・ブドウ畑の山々では、いろんな野鳥の声が聞こえるようになりました。ホトトギス、ウグイス、ホオジロ…さらに時折カッコウ、アカショウビン、サンコウチョウの声も聞こえます。ぶどう畑では、一日中ちまちまとした根気のいる細かい作業が続きますが、一日中野鳥たちのいろんな声が楽しめる最高の環境…とも言えます。

 

・少し前に咲いていた桐の花とは違った良い香りが山から漂ってきています。スイカズラの花が咲き始めました。(4番目の写真)。道路沿いではキイチゴがなりはじめました。(5番目の写真)ちょこっと頂いておやつにします。…ブドウ畑の作業は、五感の恵みをいっぱい頂きます。

 

ー 次のブログの更新は、6月14日(火)です ー

 

 

ブドウがつぼみをつけました(ブドウのつぼみ キウイの花 蛇結茨の花 桐の花)

・いよいよブドウがつぼみをつけ始めました(1番目の写真)。…でも、実際に使うつぼみはこの一本のほんの先っちょの十分の一くらいでしょうか。これから何回かに分けて、つぼみを整理していきます。…この作業を「整房(せいぼう)」といいます。

 

枝もずいぶん伸びてきました(2番目の写真)。写真の品種は「藤稔(ふじみのり)」。枝がもう少し伸びたら誘引線に誘引します…が、この藤稔の枝は、とってもとっても折れやすいんです。整房の為にちょっと触れただけで根元からポッキリ折れてしまうこともあります。また、頑張って誘引して、翌朝畑に来たらぼろぼろと枝が折れてしまっていて、心も折れそうになることがあります(TT;

 

…というわけで、枝元がしっかりするまでは、誘引しないことにしています。でも、放っておくと今度は雨除けのテントに枝がつっかえて、やっぱり折れてしまいます。…なので、伸びて来た枝をねじって、下に向けます。…「捻枝(ねんし)」と言います。教科書的には、何回も捻枝するようには書いていないのですが、捻枝してしばらくするとすぐに「ピッ」と上を向くので、また捻って…ねちねちねちねち…で、少し手元が狂ってぎゅっと稔枝したらまた枝がまだ「ポキッ」…と… あ”~~!!折れた~!!

 

・…で折れた心を癒してくれるのが初夏の花々です。3番目の写真は「キウイ」の花。柔らかなスカートのような花びらに、愛らしい雌しべと雄しべ。優しくてちょっとユーモラスな姿に癒されます。

 

・この季節、「光都」から「市の上」の交差点までの28号線沿いに、陽だまりのような色の黄色い花が咲きます。「蛇結茨(ジャケツイバラ)」の花です。(4、5番目の写真)また、山々や国道沿いには、藤の花とは違った紫色の花が咲いています。…「桐の花」です。(6、7番目の写真)桐の花は甘い素敵な香りをあたりに漂わせます。

 

味わいの里三日月のルピナス畑や、田んぼのレンゲも見ごろです。

 

ー 次のブログ更新は6月1日(水)です。この頃、佐用は「ホタル」の季節。ぶどう畑もますます忙しくなります。ー

ますます賑やかに…(ホオジロの戦い カワラヒワのエサ取り アカガネサルハムシ(ブドウの害虫) ナナフシの散歩 カマキリの孵化 桜の上のホオジロ エノキの上のスズメ)

・ブドウ畑でお昼休みをしていたら、近くに設置してある箱の鉄板が「カンカン…カンカン…」と音を立てています。見ると一羽のホオジロが鉄板をツンツン…ツンツン…時々激しくケリッ!!(1、2番目の写真)どうやら鉄板に写った自分の姿を、縄張りの侵入者(侵入鳥?)と勘違いしているようです。

 

また、別の日には近くで「ガサガサ…ガサガサ…」…見るとカワラヒワが落ち葉をひっくり返したり地面をつついたりしてエサを探しています。(3、4番目の写真)

 

…野鳥たちは繁殖の季節。みなさんいろいろ必死です。ご苦労様です。

 

・暖かくなると出てくるのが虫たちです。美しい構造色の虫は「アカガネサルハムシ」(5番目の写真)…体長約5ミリほどの小さな美しい虫ですが、ぶどうの新芽を食い荒らす害虫です。写真の右側には顔を出したはじめたブドウの花穂が見えます…今まさに食事の真っ最中…。こんなに派手な色ですが、ぶどうの葉の上で太陽の光が反射すると、意外と保護色となって見つかりにくくなります。

 

・ブドウはようやく新芽が伸び始めたところ…。まだ少し時間に余裕があるので、防鳥網の修理をしています。先日、網の上をよたよたと歩く虫が…(6番目の写真)。孵化したてのカマキリかな~?…とよくよく見ると、ちっちゃなちっちゃな「ナナフシ」でした。…体長は1センチほど。どこからやってきたのやら…。眺めていたら知らず知らず坂本九さんの「若者たち」の歌詞が頭をよぎりました「~ 君のゆく道は 果てしなく遠い~…」

 

・…で、本物のカマキリの孵化が7番目の写真です。続々とわしゃわしゃと…。頑張って害虫退治してね。

 

・8番目と9番目の写真は、樹上のホオジロとスズメです。落葉樹の葉っぱが茂ってきたので、野鳥を見つけるのが難しくなってきました。縄張り争いをしてみたり、求愛行動をしてみたり、巣作りにエサ集めに…。忙しいねぇ~…

 

・ちなみに9番目の写真の木は「エノキ」です。ぶどう畑のすぐそばにあります。エノキは美味しい実がなることや、いろんな虫たちが来ることで、野鳥たちも大好きな木です。また「タマムシ」や「オオムラサキ」なども寄ってくるそうで…。その美しい姿を写真に収めることができたら、また、お知らせしますね。

 

ー 次のブログ更新は5月16日(月・満月)です。この日の正午ごろ、日本の裏側では皆既月食が観測されるそうです。日本では残念ながら皆既月食は観測できませんが、ゴールデンウイーク中の5月6日深夜~7日未明にかけて、みずがめ座流星群が観測できるそうです。 晴れるといいなぁ~… ー

ブドウの展葉が始まりました(アケビの花 アナグマの営巣 ツバメの求愛 ニホントカゲの?? アカハラ? アオゲラ? ハヤブサ?)

・ようやくブドウの葉っぱがひらき始めました(1番目の写真)。ぶどう畑の端っこではアケビの花が満開になっています(2番目の写真)。

 

・最近ぶどう畑のすぐ脇で、アナグマの穴を見つけました。先日そこへ落ち葉をかき集めて穴へ運ぶアナグマの姿を見つけました(3・4番目の写真)。せっせせっせ…子作りのためでしょうか…カメラを構えているこちらを気にしつつ、がんばってます。

 

・暖かくなってやってくるのがツバメです。自宅庭の電線の上では、しきりにツバメが求愛行動をしています(5番目の写真)。…床下から這い出したのはニホントカゲ(6番目の写真)。壮絶なバトルを繰り広げています。縄張り争いなのか…それとも求愛行動なのか…。

 

・ブドウ畑でも、未確認野鳥たちが…。7番目の写真はアカハラかな~??8番目はアオゲラかな~??。それから森の向こうに留まっているのは、ハヤブサかな~???(9番目の写真)……ん~…気になる~……

 

ー 次のブログ更新は5月3日(火・祝・三日月)です ー

コゴミの季節

・ご近所さんから「コゴミ」を頂きました(2番目の写真)。季節ですね~。…さっと湯がいてマヨネーズで頂くのが好きです。コゴミは元気になる野草。抗酸化作用や免疫活性作用などがあるそうです。出回る時期はほんの少しの間…近くの直売所を要チェックです。

 

・ここ佐用は山桜とソメイヨシノが一斉に満開です。自宅の庭もいろんな果樹の花々が次々と咲き始めています。一番上の写真の手前の濃いピンクがアーモンド、その向こうの白っぽい花がスモモ。山の上に見えるのが山桜です。

 

・ぶどう畑の山々では、ますます野鳥たちがにぎやかになってきました。…先日、相方が「エナガ」の姿をカメラで捉えるのに成功しました(3番目の写真)。エナガはちょろちょろすばしこく動き回るので、なかなか写真を撮れませんでした。やっと捉えた愛らしいその姿にほれぼれします。…そのうちエナガ団子にも是非会いたいものです。

 

・春になると山の獣たちも活動的になるのか、先日、お昼ご飯を食べていたら、目の前の草むらからのそのそと「アナグマ」があるいて出てきました(4番目の写真)。

 

ビデオカメラを構えながらゆっくりゆっくり近づいて後をつけていきました。時折、道端の土を掘り返してはのそのそ進み、掘り返してはのそのそ進み…。3メートルほどの至近距離で追跡して…30メートルほど進んだところで、やっと気が付いて…まじまじとこっちを見つめて(5番目の写真)、急にきびすを返して逃げていきました。でも……逃げた…とはいえ…遅い……。なんともゆっくりと、のほほんとしたユーモラスな様子に、ほっこりさせてもらいました。

 

ー 次のブログは、4月17日(日・満月)です ー

キセキレイのさえずり ブドウのブリージング 梅の花粉採り

・3日ほど前から、自宅周辺の電線の上でシューティングゲームのような鋭い鳴き声が聞こえるようになりました…キセキレイです。その他にも冬の間静かに地鳴きをしていたホオジロたちも独特のフレーズをさえずるようになりました。春ですね~。

 

・今、ぶどう畑では雨除けのシートをかぶせる作業をしています。暖かい日には剪定痕から水が滴るようになりました。ブリージングというそうです。いっぱいいっぱいぽたぽた落ちますが、時期になったら止まるので心配ご無用。今はすっきり見渡せるぶどう畑も、すぐに枝が伸び、草も伸びてジャングルのようになります。

 

・暖かい地域ではそろそろ桜の開花か?というニュースも流れていますが、自宅周辺はやっと梅が満開になりました。せっかくなので満開の少し前に梅の花粉採りをしました。

 

ここに引っ越してくる前から庭にあったアンズ。なかなか実がなりません。…どうやら受粉が必要なようで…。調べたら梅の花粉でも受粉できるとあったので、試してみることにしました。

 

完全に開く前の開きかけた花を採取。花びらを取って、雄蕊(オシベ)をざる(100均で買った調理用のざる)に軽くこすりつけると、花粉の入った「葯(ヤク)」がぱらぱらと落ちます。

 

紙の上に広げて、20度~25度のところに1日ほど置くと、開葯します。一番下の写真の左が開葯前、右が開葯後です。(右の写真の右側と下に、まだ開葯前の葯が残っています。)開葯すると葯の外側の袋は割れてちっちゃくなって裏返り、開いた葯が細かい花粉で覆われているのが見えます。

 

これを紙などに包んで乾燥剤と一緒に瓶などに入れ、冷蔵庫で保存。アンズの花が咲いたら、やわらかい筆などにつけて受粉します。

 

「花が咲いたな~…満開だな~…散ったな~…」と、何気なく毎年眺めていましたが、花が開いて雄蕊が開き、葯が開いて受粉して…。ちっちゃな世界では壮大なドラマが展開されていました。

 

(次のブログ更新は4月3日の三日月の日です。)

 

 

ぶどう畑の動物たち(小鹿と冬鳥)

・最近ぶどう畑の近くで、小鹿に出会うことがあります。背丈はまだ1メートル程度。

 

もう日も高くなった9時頃。静かにもそもそと、枯草の下に首を突っ込んでいます。枯草の下から芽生えた雑草の新芽でも食べているのでしょうか。

 

今年はまだ出産の時期ではないので、昨年生まれた小鹿と思われます。カメラを構えてそ~っと近づくと、ふとこちらを見つめてじっとして…それからおもむろに向こうに走っていきました。…来年には立派な鹿にそだっているのかな?

 

 

・庭の梅もちらほら咲き始めました。ちょうど一週間ほど前には自宅近くの山からウグイスの初鳴きが聞こえてきました。ぶどう畑の初鳴きは昨日。…とはいえ、ぶどう畑の野鳥たちはまだまだ冬鳥がうろうろ…楽しい日々です。

 

三段目と四段目の写真は「アトリ」。四段目の左がオスで右がメスと思われます。アトリは集団であっちへ行ったりこっちへ行ったり…なかなかにぎやかです。

 

五段目は「ジョウビタキ」。左はメス。右はオス。…メスの写真はぶどう畑ですが、右の写真は自宅の庭です。ぶどう畑で粗皮をむいたり、庭で剪定した枝を整理したりしていると、「何かな~い?」とでも言いたげな感じで、近くに寄ってきてうろうろします…で、どこでどう見つけるのか、丸々太った芋虫を探し当ててくわえていたりします。

 

一番下の写真の左は「シロハラ」右が「ツグミ」です。写真で見るとシロハラとジョウビタキのメスは似ていますが、大きさはシロハラの方が一回り大きめです。

 

ぶどう畑で作業をしていると、「ガサガサッ ガサガサッ」…と音がします。音のする方を見ると、落ち葉が派手に飛び交っています。よく見るとそこにいたのが「シロハラ」。近くにはヒヨドリがうろうろ…。お友達かな?

 

・先日、相方がぶどう畑でタカがものすごい羽音を立ててホオジロを追いかけているのを目撃したとか。…ハヤブサかな?ハイタカかな?…カメラに収めるのはめちゃくちゃハードルが高いですが、撮れたらいいなぁ~…

 

ー 次のブログ更新は3月18日(満月)です。

積雪

立春は過ぎたというのに、まだまだ寒い日が続きます。

 

今日は一日雪が舞いました。写真は夕方6時頃。この時が一番降っていましたが、夜にはおぼろ月の満月が寒そうにあがっているのが見えました。

 

最近ようやくブドウ畑の仕事に合流し始めています。ずっと一人で頑張ってきた相方さん…お疲れ様でした。今は剪定や粗皮剥きの季節です。

 

ブドウ畑に行くと、やっぱり今は野鳥観察の季節。作業中の私たちのかなり近い所で、ジョウビタキやツグミがうろうろ…。ブドウ畑の近くの森では、イカルやエナガの声…。時折上空にはタカのような影…楽しくて気になって……仕事が……

 

次のブログの更新は3月5日(土)の三日月の日です。その頃にはもう少し暖かくなっているのかなぁ~…

ただいま~

お久しぶりです。

約3か月ブログをお休みしました。

まだ、両膝は万全ではありませんが、ぼつぼつ庭仕事も始めています。

 

写真は今日の自宅の庭。退院後少しずつですが、足と相談しながら、果樹の剪定や柑橘類の風よけの設置などをしています。最初の頃は、ほんの少し動いただけで両膝がパンパンに張っていましたが、最近は少しずつ楽に…作業の時間も少しずつ長く働けるようになってきました。もう少ししたら、ぶどう畑にも会いにもいけるかな?

 

主治医やリハビリの先生方には、今後、長く農作業をし続けるための大切な知恵をたくさん頂きました。せっかく教えていただいたマッサージやトレーニング…がんばって続けて、末永くぶどう農家として元気に働いていきますね。

 

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ところで、せっかく再開したブログですが、実は、このまま毎日ブログを更新し続けると、あと数年でデータ容量がいっぱいになってしまうという問題がありまして…で、ブログ更新の頻度を考えなくてはいけなくなってきてしまいました。また、今まで貯めてきたブログやホームーページ全体の構成も、手直しが必要かも…と思い始めています。

 

日々の情報発信(井戸端会議?)の方法は、また、おいおい検討するとして、今後はここでのブログの更新は月2回~3回に制限させて頂くことにしました。…で、更新のタイミングですが、相方ともいろいろ考えたところ「三日月高原ぶどう」だし、それにひっかけて、月の暦で「三日月」の日がいいんじゃないか…でも、それだと月1回くらいしかできないから、その間の「満月」の日も加えてはどうか…ということになりました。(この他に臨時で更新することもあるかも…。)

 

「三日月」の日は、新月の日から3日目です。今月の三日月は過ぎてしまったので、次のブログの更新は2月17日(木)の満月の日になります。どうかこれからも、気長にお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。