耐雪梅花麗(雪に耐えて梅花麗し)

今日も雪が降りました。膨らみ始めてあと一息で咲きそうな庭の梅。こぼれそうに膨らんだ白いつぼみが雪をかぶっています。

 

「雪梅花」という言葉があったなぁと思い出して調べてみたら、素敵なことばに出会いました。「耐雪梅花麗」…西郷さんがある方に送った言葉だそうです。

 

大成するためには忍耐が必要だという言葉なんだそうです。耐えてもがいている姿は本当に胸をうたれます。ある意味、成功した人の姿よりも人の心をとらえます。

 

下の2枚の写真は、何の木かわかりますか?…実はアジサイの木です。花が咲いた後の茎に雪が積もって素敵な花が咲きました。

 

「雪に耐えて」…とありますが、その雪自体が何故だかとてもやさしく暖かく見えるのは何故でしょう?…「試練」はもしかしたら神さまからの優しいプレゼントなのかもしれません。…できることならば、そこそこの試練でご勘弁願いたいところですが…

 

 

「うれる」と「うれる」

お客様と直で販売していると、「伝える」という事の難しさを日々感じます。

その中で、混同しやすい危うい言葉に「うれる」という言葉を見つけました。

漢字にすると2種類になるんですね。

「売れる」と「熟れる」。

 

そして、意味にすると3種類になります。

「まだ熟していなくて・・・」と伝えたくて「うれてなくて・・・」と言うと「熟していない」とも伝わりますが、「販売できてない」とも伝わるし、また、「売れ行きが悪くて」とも伝わってしまいます。

ぶどうを直売する時は、「うれる」は禁句だとつくづく感じます。