ごめんなさい(三日月支所のヤマモモ ぶどうの獣害 モモの収穫とジャムコンポートづくり ユウスゲ鑑賞会 ヤブカンゾウの花 鳥の遊び場 黒猫の避暑地)

前回、更新日延長のお知らせをしながら、結局次の更新日が来てしまいました。本当に申し訳ございませんでした。

 

7月4日にようやくブドウの袋掛けが終わり…と思っていたら、一週間もたたないうちに獣害が始まりました。獣害の強い味方、「サル除け網」があるせいか、以前よりは随分ましですが、劣化した柵を目ざとく見つけては入り込みます。

 

・先日、三日月の支所入り口に、たわわに実る「ヤマモモ」の木を見つけました。こんなところにあったんですね~…。近くには、まだまだ知らないお宝がたくさんあるのでしょうね。

 

・ブドウの作業の合間に、早生の「大久保」という品種のモモを収穫しました。天候のせいか、今一つ味が乗っていなかったので、一気に全部収穫して、熟した順にジャムやコンポートにし、瓶詰をして滅菌処理をしてみました。

 

冷凍庫…というのも手軽なのですが、いかんせんすでに満杯…。今年はこれで賞味期限のテストも兼ねて、少しずつ消費していくことにしました。

 

・最近知った「兵庫県光都土木事務所」のインスタで、上郡町の「金出地ダム自然植物公園」の「ユウスゲ鑑賞会」が催されることを知り、行ってきました。

 

夕方4時頃に咲き始めるというユウスゲ。夕涼みをしながら見るユウスゲは、清涼感あふれる素敵な花でした。特別参加のヤギさん…今年4月生まれなんだそうです。ヤギも性格はいろいろだそうですが、この子たちは人懐こくておっとりしていて、とってもとっても癒されました。

 

この植物園には、朝ドラの「牧野富太郎博士」に命名された「鞍居桃」や、西播磨と岡山県東部のみに分布する「コヤスノキ」などもあり、ここでも身近なお宝発見。

 

「鞍居桃」は、上郡町鞍居川流域梅谷地区から万勝院の谷あいに自生する日本古来の野桃だそうで、秋には地域の協議会でジャムやコンポートづくりもされているようです。

 

・自宅の庭でも「ヤブカンゾウ」の花が花盛りです。「ユウスゲ」も「ヤブカンゾウ」も、同じ「ススキノキ科ワスレグサ属」だそうです。ヤブカンゾウは八重で、たまにおしべが花びらと同化しているようなのもある不思議な花です。一日咲いて、夕方にはしぼんでしまいます。

 

・暑い暑い日が続きますが、最近うちの近所ではスズメが増えてきています。あっちでちゅんちゅんこっちでちゅんちゅん…近くに遊びに来てくれないかな~…と、事務机横の窓際に、水浴びスペースをつくってみました。近くには春に作った砂浴び場も…。来てくれるかなぁ~…。近すぎるかなぁ~…。

 

・最後の写真は、ブドウ畑近くのお寺の祠。お昼ご飯を終えて車から降りてふと見ると、黒猫がお昼寝していました。

 

こちらもびっくりしましたが、あちらもびっくりしたようで、まん丸なびっくりまなこ…なかなか可愛らしい…暑いもんねぇ~。そこ涼しい?

 

ー 次のブログ更新は8月2日(水)の予定です。8月2日の満月はスーパームーン。8月の満月は「スタージョン(チョウザメ)ムーン」というそうで、合わせて「スーパースタージョンムーン」…なんだかすごい満月ですね。

 

7月30日は夏恒例みずがめ座流星群が極大を迎えます。夏休みの天体観測にいかがでしょう? ー

ブドウらしくなってきました(ブドウの幼果 ノグルミの花 クリの花 ノウタケ)

夏の気配が日々増してきました。蒸し暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。

 

6月1日頃に開花し始めたブドウの花も、ずいぶんブドウらしくなってきました。ブドウがめちゃくちゃ頑張ってくれている様子に、私たちも元気をいっぱいいっぱいもらっています。

 

最近、国道沿いなどに、黄色い燭台のような花の木々を見るようになりました。どうやら「ノグルミ」という木の花のようです。

 

実を食用にすることはできませんが、家具や染料などに利用されるようです。二段目の左は、ノグルミの花です。雄花に守られるように真ん中に雌花が座っています…美しすぎる造形です。果穂が上に伸びあがっているのが珍しいですね。

 

似た花でよく見るのは、右側の「クリ」の花です。雄花の付け根近くに小さな雌花が見えます。受粉後、雌花の先が枝ごと落ちて、よく見る栗の実の様相になります。

 

一番下は、草刈りをしたら出てきたキノコ「ノウタケ」です。遠目に見ると、ブドウ畑に現れた「ポツンと一軒家」みたいになっています。

 

ブドウの作業も忙しい時期ですが、いろんな造形に癒されています。

 

ー 次のブログ更新は7月3日(月)です。この頃は「半夏生」タコ食なきゃ…。6月26日早朝3時21分と6月27日早朝2時35分には、国際宇宙ステーションが見えるそうです。早起きできたら眺めてみてくださいね。 ー

ますます賑やかになってきました(ブドウの花 カキの花 キウイの花 オオキンケイギク…特定外来生物 朝のカナヘビ 脱皮中のカナヘビ 庭の山椒のノコギリクワガタ)

・ブドウの花が咲き始めました。一番上の左の見えている部分の高さは約1.5cm。右の写真がブドウ一粒分の花です。周りにおしべ、真ん中のトックリみたいのが子房でそのてっぺんの平たい部分がめしべです。つぼみの時に包まれいた「花冠(かかん)」を下からよっこらせと脱いで咲きます。

 

・秋の果物たちも続々と開花しました。キウイの花は独特ですね。真ん中にちっちゃなキウイの赤ちゃんが見えます。逆さまに見るとツンツン頭のひらひらのフリルの襟のわんぱく王子様に見えて、癒されています。

 

・その下は、国道沿いに美しく咲く「オオキンケイギク」…「キバナコスモス」に似ているようですが、葉っぱが違います。実はこれ2018年に「特定外来生物」に指定された、駆除対象なんだそうです。(詳しくは環境省のホームページをご覧ください。)…きれいですが、生きたままの移動も禁止…在来種に脅威を与え、広がったらえらいことになるんだそうです。

 

・暖かくなってくると、素敵な生き物たちとの遭遇が楽しい季節。最近、ぶどう畑では「カナヘビ」が増えてきました。

 

早朝畑に行くと、ぶどう棚の上でしっぽをだら~んとさせたカナヘビに出会いました。日中だったら近寄る事も出来ないくらい俊敏に動くのですが、全然動きません。朝早くは体温が低くて動けないのでしょうか。

 

試しにしっぽを触ってみましたが、時折舌をちょろちょろ動かす程度で、全然動きません。…いや~なかなか楽しい…本人(人?)は迷惑なんでしょうけれど…

 

・その下は、日中出会った脱皮中のカナヘビです。脱皮中とはいえ、日中だったせいか、古い皮をぴらぴらさせながら、すたこらさっさと逃げ出しました。右側は後ろ足。足の後ろもぴらぴらしています。

 

・一番下は、昨日。庭で育てている山椒の木に、強風の中、ノコギリクワガタがしがみついていました。トゲトゲの山椒の木。痛くないのかな~?

 

右の写真はノコギリクワガタのの正面から見た写真です。ガタイにそぐわないピンクのブラシのおちょぼ口と、逆光に美しく白く輝く眼が見えます。

 

…この後、近所の小学生がもらってくれました。めちゃくちゃ喜んでくれている様子に、ほっこりしました。

 

ー 次のブログ更新は6月20日(木)の予定です。翌21日は「夏至」。太陽が一番高い場所にあります。お昼には是非、自分の影を見てみてください。結構短い…。

 

この頃、日没後に細い月と金星の素敵なコラボが見られるそうです。また、早朝には秋に見ごろを迎える「木星」と「土星」が東の空から昇ってくるそうです。 ー

幼果の季節(桃と梨の幼果と断面 アンズの幼果と網掛け タヌキ アナグマ)

少し前に満開だった桃や梨などの花…あっという間に姿が変わりました。

 

・一番上の写真は桃。二番目は梨の幼果です。桃の実は枝にピッタリくっついていますが、ナシはニョキっと軸が伸びた先に実が付いています。

 

桃の実は受粉後「子房」が膨らんだのが可食部になります。梨は花の土台の「花床」が子房を包み込んで可食部になります。

 

桃の断面の中心に、大きな種が一つ見えますが、ナシの断面の芯の部分は、なかなか複雑な作りに見えます。

同じバラ科ですが、いろいろですね~。

 

・アンズの実も直径3センチほどになりました。今年は同じバラ科サクラ属のしだれ梅の花粉を受粉してみたところ、着果率があがりました。

 

…ただ、毎年、何故か大きくなった実がぼとぼと落ちます。風のせいなのか、鳥がつつくのか…というわけで、今年は網をかけてみることにしました。

 

裾の部分は風よけ網。上の部分は寒冷紗を二枚、結束バンドとテグスで縫い合わせて幅広にしたものを掛けてみました。

 

今年こそ、美味しいアンズが食べれるといいなぁ~…

 

・ところで、最近、夜中に野生動物がブドウ畑に入り込んでいる様子…久しぶりにトレイルカメラを仕掛けてみました。

 

…と、なんと、タヌキが…なかなか可愛らしい…

 

別の日には、いつものアナグマが写っていました…が、あとでよくよく観察すると一匹入って出て行った後に、別の個体が入って出て行ったことがわかりました。

 

一匹目は、背中にハートマークのような白い文様が見えます。ほぼ同じ時間に出入りしているあたり、もしかして家族かな?

 

タヌキもアナグマも、畑のミミズなどを食べに来ていると思われます。でも、開けた穴を放っておくと、収穫時期にいろんな動物が、その穴を通ってブドウを食べに来るので、今のうちから穴を見つけてふさいでいます。

 

タヌキもアナグマも可愛いですが、畑の中に入られるのは勘弁してほしいです…

 

ー 次のブログ更新は5月22日(月)です。21日からは24節気のひとつ、「小満(しょうまん)」の時期…「草木が茂って天地に満ち始める」という意味があるそうです。 ー

受粉の季節(梨の花 二ホンミツバチ ミツバチの巣箱 キンリョウヘンのつぼみ ハロ 幻日 環天頂アーク 龍雲)

桜の季節もそろそろ終わり…梨の受粉の季節もそろそろ終わりです。ぶどう畑では二ホンミツバチが飛び始めました。

 

・昨年、ひょうご環境体験館の講習会で、相方がミツバチの巣箱を作りました。その後、切り株をくり抜いたり、知り合いから譲っていただいたりして、ミツバチの巣箱がたくさん手に入りました。…庭やブドウ畑のあちこちに置いています。

 

1月に相生の「相生園芸センター」でたくさん花芽のついたミツバチ蘭…「金稜辺(キンリョウヘン)」を選んでいただきました。暖かい家の中に置いてミツバチの分峰の時期に間に合うように暖かい家の中に置いていたものが。つぼみをつけ始めました。

 

蕾の付け根にぷくんと蜜が出ています。花の外の茎などから蜜が出る「花外蜜腺」というそうです。蘭の仲間などにあるそうです…そんな花もあるのですね…初めて知りました。

 

ミツバチを寄せ付ける「ミツバチルアー」も購入して、巣箱に蜜ロウも塗って…さあ、あとは入居を待つのみ…入るといいなぁ~…

 

・ところで、下半分の写真は4月2日の日曜日に空で繰り広げられた素敵なショーです。午後4時過ぎ、ブドウ畑で作業をしていたら、太陽の横にちいさな虹色の部分が見えました。

 

左上の写真の上の方がその様子を縦にパノラマ撮影したものです。上の方に、おわん型の虹(環天頂アーク)、太陽の周りに丸い光(ハロ)、ハロの両端にひときわ明るい虹色の点(幻日)が見えました。

 

上部のおわん型の虹は、実際には空のほぼ真上に見えました。

 

・下の二枚の写真は、畑からの帰路で5時30分頃に撮影したものです。ちょうどこの方向から満開の桜並木が見えます。まだハロと幻日が残っていたので桜とのコラボが撮れないかな~…と思ってカメラを構えました。

 

残念ながら光度の違いで両方を綺麗に撮れませんでしたが、露出を調整して撮った写真に、龍雲が写っていました。

 

丸く輝くハロと美しい幻日の中から、金色の夕日を中心に、幾重もの龍雲が生まれ出ているように見えませんか?…左上の雲には、愛らしい眼も見えるような…

 

新年度が始まりました。今年が幸せ溢れる年になりますように…

 

ー 次のブログ更新は4月22日(土)です。4月20日には日本の一部で部分日食が観測できるそうです(佐用は観測できませんが…)22日深夜から23日にかけて「こと座流星群」が極大だそうです。 ー

 

 

受粉の季節(アンズ 水仙 しだれ梅 スモモ アーモンドの花 花粉の顕微鏡写真)

ますます春本番になってきました。みなさま花粉症は大丈夫ですか?

 

庭の花々も順々に盛りを迎えています。まだ咲いていませんが、梨の花ももうそろそろ咲き始めそうです。

 

・アンズやスモモ、梨などの人工授粉。桃や梨の摘蕾、ブドウ畑の雨除け設置…それから、冬に「ひょうご環境体験館」の日本ミツバチの講習会で作った巣箱や、知り合いに頂いた古い巣箱の設置などなど…ますます生き物が動き出し、私たちも忙しくなってきました。

 

・ずいぶん前に、電気屋さんでスマホに付けられる顕微鏡を手に入れました。一番下とその上の写真がそれで撮影したものです。右側は撮影したデータをさらに拡大たものです。

 

その上の写真はやや倍率が低めの接写用レンズで撮影しました。この程度の倍率でしたら100均でも手に入ります。左側が雄しべ、右側の真ん中の緑色のが雌しべです。

 

開葯前の雄しべはまるで数の子…開葯後の花粉は宝石のようです。同じように咲いている花の中でも、劇的なドラマが展開されているのですね。

 

ー 今回ブログ更新が1日遅れました…すみませんでした…次回のブログ更新は4月6日(木)…の予定です。

(^^; ー

10年に1度の積雪(積雪 雪垂 枝に育った霜 咲きそうな梅)

・前々回のブログの直後の1月27日の積雪の様子です。11年前にここに引っ越してきてから、こんなに降ったのは初めてです。

 

・二番目の写真は、積雪の翌日の夜。ふと見ると、何やら巨大なものが窓の外にぶらさがっています。ライトを照らすと巨大な雪のかたまりが軒の下に垂れ下がっていました。

 

「雪垂れ」というそうです。これが突然落ちて、下を通っていた人に当たったり、巻き込んだ雪が建物を傷めたりすると、大変なことになるそうなので、家の中から長い棒をザクザクと突き刺して少しずつ落としました。

 

それにしても、雪ってこんなに粘度のあるものだったんですね。…一瞬、トトロの「ねこバス」が屋根の上に載っているんじゃないかとか、とてつもなく大きな「アナコンダ(大蛇)」がどこかから迷い込んだのかとか…いろいろ錯覚しました…

 

・下の2枚の写真は、今朝のものです。ずいぶん雪が解けたとはいえ、まだまだ朝は寒いです。柿の木の上では霜柱がすくすくと育っています。

 

咲きかけた梅の花が凍えています…春はまだ少し先ですね。

 

ー 次のブログ更新は、2月22日(水)…にゃんにゃんにゃんの日です。夕方には細い月と金星が接近。翌日の23日には月と木星が接近するそうです。冬の夜空は澄み切っていて、星空も一段と美しいですね。 ー

謹賀新年(寒蘭の花 干し柿の取り込み ブドウ棚の棚線の張替 トンビの警備)

あけましておめでとうございます

今年が皆様にとって穏やかな一年となりますように

今年もよろしくお願いいたします

 

…というわけで、今年最初の写真は、おうち沖縄化計画進行中の玄関です。ライチやマンゴーの苗も元気です…が…その中で、お正月飾りが埋もれています…

 

・その玄関では、寒蘭がまだまだ咲いてくれています。少し早めに咲いた左の白い寒蘭はずいぶんしなだれて来ていますが、右の赤い寒蘭はまだまだ元気…白い花が咲き始めて2か月ほど…毎日、昼間には素敵な香りを漂わせてくれています。…ただ、あんまり咲かせていると株が弱るとかで、この後、相方が花を落として、花瓶に生けました。花瓶に生けてもほのかに香ります…素晴らしいです。

 

・秋に干した干し柿は、寒さのせいか、なかなか出来上がりません…が、そこそこいい感じになりはじめたので、一部を縁側に移動させました…日々、熟し具合を味見しつつ味見しつつ……出来上がった頃にはどれだけ残っているでしょうか…

 

・ブドウ畑では様々な冬の作業が進んでいます。昨年の9月の台風で、盛大に切れまくった棚線の張り替えも進めています。4番目の写真の縦に伸びている線…ず~っと向こうの森の際まで張っています。古くなった棚線もあわせて、今年は30本ほど張りなおします。

 

・棚線を張っていると、視線の先に、木の上でじ~っと留まっているトンビが見えました。ず~~~っと同じ木の上で、一羽、ただただひたすら、じ~~~っとしています。

 

近くに、他のトンビたちが3羽ほど飛び回っています。たまにカラスもちょっかいを出してきます。…でも、このトンビだけは、ひたすら同じところに留まっています。

 

何かを守っているようにも見えるのですが、トンビの繁殖期は2月頃なんだそうで、巣を守っている…というわけでもなさそうで…これからどんな行動をするのか…気になるところです。

 

・山の方からは、冬鳥の「ツグミ」の声が聞こえるようになりました。防鳥網の破れ目から、また、遊びに来てくれるかな?…ついでに、ツグミを追ってタカが来てくれないかな…

 

ジョウビタキやコゲラの声も聞こえます。たまにホオジロやモズも遊びに来ます…。…時折、鳥たちの鳴き声が静かになる時があります…そんな時は、タカ類が「す~っ」と音もなく飛んでいる事があるので、期待を込めて空を眺めます。

 

落葉樹の葉が落ちて、野鳥の観察のしやすい季節になりました。寒い日が続きますが、冬のぶどう畑は、なかなか賑やかです。

 

・お正月シーズン…テレビ番組もいろいろ楽しい番組が目白押し…今日、何気にテレビをつけたらNHKの「超・進化論」という番組をやっていました。「第一集 植物からのメッセージ」…植物の未知の世界を垣間見せて頂きました。NHKのサイトから一週間は見逃し配信されるそうです。

 

ー 次のブログ更新は1月24日(火)です。前日の1月23日の夕方に、南西の空で、細い月と、金星と土星が大接近するのだそうです。高度が低いので南西に開けた場所で観測できるのだそうです。夕方なので、お天気さえよければ、「根性」がなくても観測できそうですね(^^; ー

クリスマスの飾り? (スズメのお宿 干し柿 12月のぶどう畑)

・最近、家の外に出ると、お隣さんの生垣から「ちゅんちゅん…」と声が聞こえます。ある時は、戸を開けた途端、すぐそこにいた「ちゅん」が、「ばさばさ」と慌てて飛び立ちます。

 

どうやらお隣さんの生垣が、スズメのお宿になっているようです。…一番上の写真…確認しただけで4羽います…わかりますか?真ん中あたりの2羽はわかりやすいですね。左やや上に一羽…頬っぺたの可愛らしい「テン」が見えます。もう一羽はそのすぐ右…縦に伸びた枝に留まって、ちょっと上向き加減でおなかを見せているので、わかりにくいかもしれません。

 

ちょうどこちらから見える場所から出たり入ったり…追いかけっこしたり…時には、うちの相方の趣味の蘭棚に入り込んで遊んでいたり…(2番目の写真)

 

3番目の写真で、ちょこんと2羽並んで外を眺めている様子は、まるでクリスマスツリーの飾りのようだね…と相方は言います。

 

・4番目の写真は、ブドウ棚のクリスマスの飾り…ではなく、干し柿です。今まで渋柿を果物屋さんで買って、干し柿にしていましたが、渋柿が果物屋さんに並ぶ季節はまだ暖かく、カビが生えたりしてうまくいきませんでした。そこで、自宅で極晩生の渋柿を育てています。

 

写真は、「美濃」と「立石」です。少し前に「堂上蜂屋」を干しました。寒くなってきたタイミングでいい感じで熟してくれました。

 

・5番目の写真は、干し柿をしたときにたくさん出た皮です。お漬物をする人はこの皮と一緒に漬けるのだそうですが、今年はこれで柿ビネガーを仕込んでみる事にしました。

 

剥いた皮をハンドミキサーなどで細かくして、皮の重量の約30%の穀物酢と、6%のグラニュー糖を混ぜ、上から小さじ1程度の製パン用のイースト菌を振りかけて、キッチンペーパーで蓋をして様子を見ています。

 

水分が少なそうだったら穀物酢を足そうかな~?…柿と相談しながら、考えます。

 

・6番目の写真は、秋の装いから冬の装いに衣替え中のぶどう畑と、それを取り巻く山々です。ぶどうたちは、うつらうつらと冬眠を始めています。

 

・一番下の写真は、他のぶどうたちからめちゃくちゃ遅れてゆっくりゆっくり成ったぶどうです。本当は取ってしまったほうがいいのですが、なんとなく取りそびれています。

 

日に日に彩りの褪せていくブドウ畑で、ここだけ美しい輝きを放ちながら、のんびりとぶらさがっています。

 

ー 次のブログ更新は12月25日(日)です。…クリスマスですね~ ー

 

香る秋(ぶどう棚の干し柿 おうちの玄関沖縄化計画 加西市のコウノトリの写真 香る寒蘭 香るヤーリー ミツバチの巣箱)

美しかった今年の紅葉も終盤戦となりました。ブドウの落葉も進んでいます。

 

・自宅のぶどう棚では、ほんとうなら収穫直後に外す雨除けテントを外さないで、干し柿を作っています(^^; ここは、雨も避けられるし、鳥よけも獣除けもあるので、安心して干せます。

 

品種は堂上蜂谷。11月14日に干し始めた干し柿ですが、まだまだかかりそうです。

 

・本格的な寒さはまだですが、うちの沖縄化計画のメンバーたちには寒いんだそうで、他の蘭たちと共に、相方が続々と玄関に招き入れています(2番目の写真)。ブドウの販売時期にはブドウが並んでいた玄関が、今は植物園になっています。

 

・玄関の入り口の横にあるのは、ブドウの販売の時期に、お客様が撮影して持ってきてくださったコウノトリの写真です(3番目の写真)。加西市の溜め池に飛来しているのだそうです。一つ一つの写真には、毎日のように通っていればこそわかるストーリーがあって、伺ったお話しを思い起こしつつ、楽しませて頂いています。

 

・…相方が玄関に招き入れたメンバーの中で、今、一番の魅力をアピールしているのが右端の「寒蘭」です。コウノトリに負けじと、美しい花びらを広げています(4番目の写真)。…この寒蘭…香りも素晴らしい…。花の時期も長いし、この時期に咲くので玄関で楽しめるし……でかした!相方!

 

二番目の写真の、寒蘭の左側にあるのは、薬効も豊富な「かりん」の実です。これも香りを楽しみつつ、しばらく追熟してから、果実酒にします。

 

・部屋の中でも、素晴らしい香りを放っているのが、9月に収穫した梨の「ヤーリー(鴨梨)」です(5番目の写真)。資料では「追熟すると、部屋中が香る」…とあり、「ほんとかな~??」と思っていましたが、ほんとでした。

 

芳香剤と違い、自然が放つ香りはやっぱり最高です。…良い香りに囲まれると、思わず深呼吸をしたくなるのも、癒し効果の理由のひとつなんでしょうね。

 

・6番目の写真は、先日、ブドウ畑の近くにある「ひょうご環境体験館」の講習会で、相方が作ってきた「ミツバチの巣箱」です。毎年この時期にミツバチの巣箱の講習会をやっているのは気になっていたのですが、ようやく参加することができました。

 

・一番下の写真は、これもミツバチの巣箱になるんだそうです。チェーンソーをがりがりいわせて、苦労して穴をあけています。…がんばれ!相方!…でも、くれぐれもケガだけはしないでね?

 

― 次のブログ更新は、12月8日(木)です。 ー

丸い秋(秋の風景 大天梨 なめこ ガマズミ)

今日は皆既月食。皆さんご覧になりましたか?カメラにとられた方も多いと思います。私もいろいろ試してみましたが、結局お送りできるものは撮れませんでした。

 

デジカメの画面上では、天王星が月に隠れる様子もしっかり見えたのに…でも、いろんな方がいろんな所で同じ月を見ているんだろうな~と思うと、なんだかほっこりします。

 

…というわけで、今日は秋の丸いもの特集です。…が、その前に、今の三日月の秋景色を一枚…一番上の写真は自宅からの風景です。山の木々もずいぶん秋らしい装いになりました。

 

・二番目は、「大天梨(だいてんり)」という梨です。佐用町主催の果樹講習会に参加して一年半。やっとまともな実をつける事ができました。まだまだ収穫量は少ないですが、来年はもっとたくさんなったらいいなぁ~…

 

・三番目は、ブドウ畑の端っこ…日陰になる場所で育てている「なめこ」です。うかうかしていると、写真のように笠がしっかり開いてしまいますが、これでも結構おいしく頂けます。

 

・四番目は「ガマズミ」と思われます。子供が小さい頃、幼稚園の先生に貰ったと、小さな手で嬉しそうにお土産に持ってきてくれたのを思い出します。写真はぶどう畑の近く。似たような赤い実はたくさんありますが、これを見つけたときは、ワクワクしました。

 

…本格的な冬の前に、木々の葉も、足元も、なんだかとっても賑やかです。梨の次はお芋、柿、栗、キウイフルーツ…近くの直売所もにぎやかです。…そういえば、佐用坂の愛媛のおいしいミカン屋さんも開店しました。

 

…おいしいものもたくさん…私の体型も丸くなり……やばいです……

 

ー 次のブログ更新は11月26日(土)です。 ー

ブドウの獣害と、おうち沖縄化計画(果樹園の獣除け ナンバンギセルつぼみ パパイヤのつぼみ ライチとマンゴーの種取り)

自宅でも2本ほど育てているブドウの木。毎年ばくばくと何かの獣に食べられて、まともに収穫できた試しがありません。

 

今年も何かが来ています。…ブドウの木の先から、袋を破り、皮もきれいに軸だけ残して、行儀よく少しずつ食べられていっています。この行儀良さはアライグマではなさそうです。ハクビシンか何かでしょうか…。

 

毎年悩まされている獣害。年々ひどくなってきています。佐用町ではアライグマの勢力が拡大中だそうです。電気柵を使用している果樹園も多くありますが、ほとんど突破されています。

 

…が!!昨年から、獣除けの決定版と言ってもよい方法が見つかりました。幅3mの「サル除け網」を3mのダンポールに張る方法です。4番目の写真のように、かなり高い位置まで張られています。…で、獣が登ろうとすると「ビヨ~~~ン」としなって登れません。

 

「サル除け網」は、かなり強いテグスのような糸で編まれているので、破けにくく、ブドウ畑の獣害が、今年は激減しています。このサル除け網を、暑さにふ~ふ~言いながら、自宅のブドウ棚の周りにも立てました。

 

…果樹園の上から鳥害対策に「鳥よけ網」。柵の下からの獣害対策は「波板」「ワイヤーメッシュ」「金網」。柵を登ってくる獣害対策は「サル除け網」…。さあ!!これでどうだ!!どっからでもかかってこい!!

 

……あ……いや……もう、勘弁してください……おねがいします…

 

・…で、暑い暑い日が続く中、ブドウ畑の草刈りでへとへとな相方の元気の元が6番目以降の写真です。6番目がブドウ畑の端っこでカヤの根っこに寄生して、ひそかに育っていたものを連れて帰った「ナンバンギセル」のつぼみ。7番目が球根から育てたサギ草の花。

 

・…で8番目の葉っぱの列は、スーパーで買った「ライチ」の種を芽出ししてすくすく育っている苗たち。その下は苗で買った「パパイヤ」に付いたつぼみです。…で、その下は先日相方の妹からもらった「アップルマンゴー」を食べた後に芽出ししているものです。納豆のトレーの上に、湿らせたキッチンペーパーを置いて、その上に大切そうに置いてあります。右下にちょろっと根っこが伸び始めています。

 

相方の癒しの蘭棚にある香りのよい「名護蘭」とともに、相方は「おうち沖縄化計画」と言っています。…冬の寒い佐用で…なんと無謀な…

 

ー 次のブログ更新は8月29日です ー

 

 

モモの収穫(三日月の空 大きなモモ ブルーベリーのドロバチ 巨大ミノムシ)

ブドウの袋掛けが終わって1か月。相方は相変わらず毎日ブドウ畑で仕事をしています。私はここのところず~っと事務仕事です。

 

・最近「今年のブドウはどうですか?」とお問合せ頂くことがあります。偶然ホームページにたどり着いて、お問合せしてくださる方もおられます。「…昔佐用町にいたんですよ…」「…実家が三日月で…」…等々…。

 

…というわけで今日の写真は今日の三日月の夕暮れの空…自宅の2階の窓からの景色です。写真の左側に見える浅黄色の屋根の建物は、美味しいお豆腐をつくっておられる「三日月とうふ」の工場の屋根です。

 

「三日月とうふ」さんのお豆腐は、ちゃんと大豆の味がします。厚揚げも油揚げも最高です。…こんなお豆腐がいつでも食べられる幸せ…ほんとにありがたいです。(近隣の直売所やスーパーなどで買えます。工場でもお豆腐を買うことができます。)

 

今年の佐用は極端に降水量が少なく、ブドウも全体的に小ぶりになっています。その代わり色づきは最高。…でも、この後一転して多雨になると、今度は粒が割れて商品にならなくなることも…。毎日ドキドキしながら空を眺めています。

 

・3番目の写真のおおきな桃は、家の横を流れる本郷川を「どんぶらこ…どんぶらこ…」と流れてきた桃…ではありません…残念ながら桃太郎はいませんでした…

 

この家を買ったときにすでに植えてあった桃の木。最近ようやく食べられるものができるようになりました。2番目の写真は7月21日に収穫した桃です。…で、3番目の写真は昨日収穫した桃…巨大なのが採れました。

 

7月21日は、そこそこきれいなものが収穫できまたが、その数日後、後に完熟する品種の桃の袋に、大量にカメムシが張り付いているのを発見…形は大きいし、糖度も最高15度あったのですが、カメムシに吸われた痕が傷んで、肌がぼろぼろ…桃づくりもなかなか難しいです…

 

・「目に良い」と言われているブルーベリーもぼちぼち美味しくなってきました。事務仕事の合間に庭に出て、少しずつ味見しつつ、美味しくなったものから収穫しています。…収穫している量と、味見の量の割合が不自然ですが……事務仕事をしていると、目が疲れて疲れて…(^^;

 

4番目の写真で「私もブルーベリーの実なのよ~」とでも言いたげなかわいい形をした泥団子は、ドロバチの巣と思われます。5番目の写真で「私もブルーベリーの枝なのよ~」と張り付いているのは巨大なミノムシ…がっちり枝にくっついています。ミノムシは害虫なので速攻で駆除です。

 

・現在、今年の販売に向けて、お手紙の発送作業中です。お問合せ頂いたお客様…いつも買ってくださるお客様…今週中にはなんとかお手紙が出せると思います…今しばらくお待ちください…

 

暑い日が続きますが、くれぐれもお身体お大事に…

 

ー 次のブログ更新は8月12日です ー

田舎暮らしの果樹園

昨日ブログ更新する予定が遅くなりました。

申し訳ございませんでした。

 

・ブドウ園の袋掛けが終わり、自宅での事務仕事が続いています。現在、今年のDMの版下を作成中。今年は品種紹介の版下をリニューアルしようかな~…と思っています。それから、ご来店用の注文書もあった方がいいかなぁ~…とか…。いつもお買い上げいただいているお客様、お問合せ頂いた方々…今しばらくお待ちください。

 

最近は、マイクロソフトのWordで作った版下を簡単にPDFに変換して印刷会社に入稿できるようになりました。30年ほど前に別の仕事で版下を作っていた時代は、手で切り貼りした版下を直接印刷会社に持ち込んでいましたし、つい10年ほど前はWordのデータを簡単にPDF変換することはできませんでした。

 

パソコンやネット環境の向上のお陰で、自宅の机の上で全ての作業を完了することができます。…これはすごい事です。WordのデータはPDF変換するために「ぼかし」「網掛け」等、使えない表現はまだありますが、マイクロソフトさん、アドビシステムズさん、プリントパックさん…。ほんとうに助かっています。心から感謝です。

 

…そういえば「プリントゴッコ」…なんて商品もありましたねぇ~…発売されたときは感動しました…

 

・7月に入り、気温も上がり、最近は雨量も増しているせいか、庭の果樹たちも元気にすくすく育っています。上の写真の左上は「ウメ」「モモ」「スモモ」、その下が「カキ」、真ん中から右側が「ナシ」。下の写真の上の方に「ブドウ」その下が「ブルーベリー」です。このほかに「イチジク」「クリ(ぽろたん)」「アンズ」「アーモンド」「ミカン」「サクランボ」「レモン」「キウイフルーツ」を育てています。

 

佐用町主催の「農の匠」果樹講習会で、ブドウ以外の様々な果樹の育て方を教えていただいています。講習会を受けるまでは、ちゃんとした実がほとんどつかなかった庭の果樹たち。少しずつまともな実が付くようになってきました。

 

庭をつらつら見ると「ナシ」の枝は、今春、新梢の誘引作業を頑張ったせいか、枝の伸びが落ち着いていますが「モモ」「ウメ」「スモモ」の徒長枝はガンガンに伸びてしまっています…このあたりの新梢管理がまだまだ課題です。それから、「モモ」は収穫~出荷がむずかしい果物だそうで…。まだまだ課題はたくさんあります。

 

…それにしても、こんな風にいろんな果樹を育てられるなんて…なんと幸せな事でしょう。田舎暮らしの醍醐味ですね。

 

ー 次のブログ更新は、7月31日(日)…の予定(^^;です。 ー

袋掛けが終わりました (畑の風景 鳥の巣 梅仕事)

・ぶどう畑は袋掛けが終わりました。ぶどうの袋掛けが終わったので急いでナシの袋掛けもしました。

 

昨年から、佐用町の農業研修会「農の匠」で、ぶどう以外の様々な果樹の研修を受けています。その研修会で、ナシの実が小さいときに「小袋」をかける事を教えて頂きました。

 

たくさん作っているナシ農家さんの、高品質のナシを作るための知恵なんだそうですが、ブドウ農家のうちにとっても、とてもありがたい知恵です。

 

いつもナシの袋掛けをする時期がブドウの忙しい時期に重なってしまって袋掛けが遅くなり、虫に吸われたり病気が来たりしていましたが、小袋に守られているお陰で、ブドウの袋掛けが終わってから、ナシの大袋を掛ける事ができるようになりました。先人の知恵…本当にありがたい限りです。

 

・ブドウの袋掛けが終わったので、畑の一角…アケビが生い茂っている所の草刈りをしました…と、アケビの葉に隠れるように直径20センチほどの大きな鳥の巣を見つけました。(3段目の写真)横から見ると、枯れ葉がかたまっているように見えます。何の鳥の巣かはわかりませんが、くちばしひとつで見事に編み上げるものですね。

 

・その下の左の写真は別の場所で草刈りをしていた時に見つけた鳥の巣です。この巣はとってもちっちゃい…直径5センチほど…こんなちっちゃな巣でどんな鳥が育ったのでしょうか…。

 

・ブドウの忙しい時期に、どうしても重なるのが「梅仕事」の季節。…でも、やっぱり楽しい梅仕事…今年も農文協さんの本『梅ぢから』で「梅酢みそ」「塩水漬け」「ピクルス」「梅干し」…いろいろ楽しみました。農文協さん、いつもありがとうございます。

 

・梅雨明けが早まったとはいえ、この週末からお天気が下り坂…急いで漬けていた小梅を干しました。こんな時に便利なのがやっぱり「縁側」…虫や鳥のフンやほこりの心配なく安心して干せます。

 

前出の「農の匠」研修会で、先生が「梅塩」というのを紹介されました。梅干しを漬けた後に残る「梅酢」の水分を飛ばして粉末状にしたものだそうです。…で、ついでなのでグーグルさんに聞きながら、これも試してみることにしました。一番下の写真の皿に広げてあるのが、天日干し中の梅塩です。

 

干す前の梅塩をちょこと味見…でっ!!あ”~っ!!しょっぱい~!!酸っぱい~!!…梅干しを粉にしたような、びっくりするような塩味と酸味がありました。

 

…でも、梅酢を液体で保存するにはなかなか場所も取るし、案外使いにくかったりしますが、これはなかなか用途の広い調味料になりそうです。…さて、何に使おうかな~~~

 

< 梅塩の作り方 >

梅酢をフライパンに入れ、木のしゃもじでかき混ぜながら、強火にかけて沸騰→弱火で20分ほど煮詰めます。とろとろした感じからしっとりした塩っぽくなったところで火を止め、大きめの皿に広げて天日干しして水分を飛ばします。…一番下の段の写真の、お皿に乗っているのが天日干し中の「梅塩」です。

 

(フライパンはテフロンなどを使うとあっという間にテフロンがはがれてしまいそうな気がします。必ず傷がついても良い鉄のフライパンを使われることをお勧めします。

 

フライパンの上の方に塩分がこびりつきそうになるので、鍋肌と鍋底全体を、なでるようにかき混ぜるとよいように思いました。また、お皿の上に広げて天日干しする際に、大きめのフォークで細かくしながら広げると乾燥しやすいような気がします。)

 

ー 次のブログ更新は 7月14日(木)です ー

ブドウもどんどん育っています(キセキレイのえさやり 今のブドウ畑 ブドウ畑のみーちゃん スイカズラの花 道端のキイチゴ)

・ブドウの作業もいよいよ忙しくなってきました。自宅を出るとき、電線の上でキセキレイが何かをくわえながら鋭く鳴いています。(1番目の写真)。巣立ちしたばかりの幼鳥を呼んでいるのでしょうか…。くわえながらも上手に鳴きます。親鳥たちもいよいよ忙しくなってきているようです。

 

・2番目の写真は、今のブドウ畑です。ずいぶん枝も伸びてきました。日々どんどんすくすく育つブドウたちに、元気をいっぱいもらいます。

 

・最近、ぶどう畑に可愛らしいお客様が来られます。近所にお住いの「みーちゃん」です。(3番目の写真)。ぶどう畑にふらっと立ち寄って、伸び始めた雑草に埋まってお昼寝しています。めちゃくちゃくつろいでおられます。

 

・ブドウ畑の山々では、いろんな野鳥の声が聞こえるようになりました。ホトトギス、ウグイス、ホオジロ…さらに時折カッコウ、アカショウビン、サンコウチョウの声も聞こえます。ぶどう畑では、一日中ちまちまとした根気のいる細かい作業が続きますが、一日中野鳥たちのいろんな声が楽しめる最高の環境…とも言えます。

 

・少し前に咲いていた桐の花とは違った良い香りが山から漂ってきています。スイカズラの花が咲き始めました。(4番目の写真)。道路沿いではキイチゴがなりはじめました。(5番目の写真)ちょこっと頂いておやつにします。…ブドウ畑の作業は、五感の恵みをいっぱい頂きます。

 

ー 次のブログの更新は、6月14日(火)です ー

 

 

コゴミの季節

・ご近所さんから「コゴミ」を頂きました(2番目の写真)。季節ですね~。…さっと湯がいてマヨネーズで頂くのが好きです。コゴミは元気になる野草。抗酸化作用や免疫活性作用などがあるそうです。出回る時期はほんの少しの間…近くの直売所を要チェックです。

 

・ここ佐用は山桜とソメイヨシノが一斉に満開です。自宅の庭もいろんな果樹の花々が次々と咲き始めています。一番上の写真の手前の濃いピンクがアーモンド、その向こうの白っぽい花がスモモ。山の上に見えるのが山桜です。

 

・ぶどう畑の山々では、ますます野鳥たちがにぎやかになってきました。…先日、相方が「エナガ」の姿をカメラで捉えるのに成功しました(3番目の写真)。エナガはちょろちょろすばしこく動き回るので、なかなか写真を撮れませんでした。やっと捉えた愛らしいその姿にほれぼれします。…そのうちエナガ団子にも是非会いたいものです。

 

・春になると山の獣たちも活動的になるのか、先日、お昼ご飯を食べていたら、目の前の草むらからのそのそと「アナグマ」があるいて出てきました(4番目の写真)。

 

ビデオカメラを構えながらゆっくりゆっくり近づいて後をつけていきました。時折、道端の土を掘り返してはのそのそ進み、掘り返してはのそのそ進み…。3メートルほどの至近距離で追跡して…30メートルほど進んだところで、やっと気が付いて…まじまじとこっちを見つめて(5番目の写真)、急にきびすを返して逃げていきました。でも……逃げた…とはいえ…遅い……。なんともゆっくりと、のほほんとしたユーモラスな様子に、ほっこりさせてもらいました。

 

ー 次のブログは、4月17日(日・満月)です ー

キセキレイのさえずり ブドウのブリージング 梅の花粉採り

・3日ほど前から、自宅周辺の電線の上でシューティングゲームのような鋭い鳴き声が聞こえるようになりました…キセキレイです。その他にも冬の間静かに地鳴きをしていたホオジロたちも独特のフレーズをさえずるようになりました。春ですね~。

 

・今、ぶどう畑では雨除けのシートをかぶせる作業をしています。暖かい日には剪定痕から水が滴るようになりました。ブリージングというそうです。いっぱいいっぱいぽたぽた落ちますが、時期になったら止まるので心配ご無用。今はすっきり見渡せるぶどう畑も、すぐに枝が伸び、草も伸びてジャングルのようになります。

 

・暖かい地域ではそろそろ桜の開花か?というニュースも流れていますが、自宅周辺はやっと梅が満開になりました。せっかくなので満開の少し前に梅の花粉採りをしました。

 

ここに引っ越してくる前から庭にあったアンズ。なかなか実がなりません。…どうやら受粉が必要なようで…。調べたら梅の花粉でも受粉できるとあったので、試してみることにしました。

 

完全に開く前の開きかけた花を採取。花びらを取って、雄蕊(オシベ)をざる(100均で買った調理用のざる)に軽くこすりつけると、花粉の入った「葯(ヤク)」がぱらぱらと落ちます。

 

紙の上に広げて、20度~25度のところに1日ほど置くと、開葯します。一番下の写真の左が開葯前、右が開葯後です。(右の写真の右側と下に、まだ開葯前の葯が残っています。)開葯すると葯の外側の袋は割れてちっちゃくなって裏返り、開いた葯が細かい花粉で覆われているのが見えます。

 

これを紙などに包んで乾燥剤と一緒に瓶などに入れ、冷蔵庫で保存。アンズの花が咲いたら、やわらかい筆などにつけて受粉します。

 

「花が咲いたな~…満開だな~…散ったな~…」と、何気なく毎年眺めていましたが、花が開いて雄蕊が開き、葯が開いて受粉して…。ちっちゃな世界では壮大なドラマが展開されていました。

 

(次のブログ更新は4月3日の三日月の日です。)

 

 

干し柿の季節

もうすぐ11月。朝晩はずいぶん冷え込むようになりました。庭の渋柿も、もうそろそろ収穫でしょうか?

 

写真は今年で3年目になる渋柿「美濃」です。3年目で、ようやくこのくらい。まだまだ一人前ではなく、収穫量も数えるほどですが、大きな実がなりました。もうそろそろ収穫できるかな?

 

果樹はどの種類でも、収穫期を見定めるのが難しい。早すぎると甘みが乗らないし、遅すぎると熟しすぎて傷んだり落ちたり、鳥につつかれたり…

 

さて、美濃さん…どうですか?そろそろ取っても良いですか?

モモの品種

ある方から、ご自宅でとれたという白桃系のモモを頂きました。うちの庭にはない系統の品種。白桃系のモモは、「花に花粉がないものが多く受粉が必要」…だとか…「果肉が柔らかいから、すぐに指の跡がつきやすい」…とか…いろいろ繊細なモモだそうです…モモ農家さんの苦労が偲ばれます。

 

…でも、改めて食べてみると、やっぱり「白桃」って、美味しい!…モモの素敵な香りに包まれて、とろっと甘い果肉を口に含むと、あふれる果汁がのどを潤します…良いですね~…。果樹のカタログを開いてみたら、ひとくちに「白桃系」といっても、いろいろあるんですね。スーパーで売っているモモは、あまり細かい品種名がないので、実際に食べて確かめ難いところが悩みどころ。

 

モモの品種にご興味のある方は、東京豊洲市場の「モモの家系図」も面白いですよ。その数の多さに感動するとともに、育種化の方々の努力の跡が垣間見えます。(この家系図を作った方の「モモ愛」の深さもしみじみ感じます。)

夕立

今日も蒸し暑い一日でした。お昼過ぎ、NHKのデータ放送の天気予報を見たら、夕方6時頃に雨マーク。…相方と「雨が降りそうにないけどね~…」と話していましたが、ほぼ6時ころからまとまった雨が降りました。

 

今、果樹は来年の花芽の準備中。お日様が照らないのは困りますが、こんな感じの夕立は恵みの雨です。

 

…それにしても、天気予報ってすごいですね。つくづくありがたいです。

 

嶺鳳?

この家に最初から植えてあった「モモ」。1本は「大久保」らしいとわかりました。もう一本…講習会で紹介されていた品種の一つ…「嶺鳳(れいほう)」に特徴が似ているような気がします。

 

「大久保」は少し前に収穫期を迎えました…が…収穫期の見極めが遅かったのか、獣に食べられるわアリはたかるわ…挙句の果てにスズメバチまで集まってきて、収穫作業がほぼサバイバル状態になってしまいました。

 

…で、昨日、もいでみたらぽろっととれる…ような気がしたので、いろいろ集まってくる前に収穫してみました。モモは収穫後、追熟できるそうなので、経過を観察してみることにしました。

 

収穫できたのは45個。そのうちほぼ無傷だったのはこれだけ。試しに今日食べてみましたが、まだ少し硬い…。…ん~…モモの栽培もムズカシ~…

夏季剪定

今日の写真は2週間前の写真です。今年、初めて「夏季剪定」というものにチャレンジしてみました。写真の右がモモ、左がウメです。そして、上が剪定前、下が剪定後です。

 

上の写真の木の下面が真っ暗になっています。下の写真の木の足元がすっきり明るくなっています。休眠中の剪定と違い、活動中の木を切る…というのは、とても不安が大きかったのですが、日当たりも風通しも良くなってすっきりした様子を見ると、木が喜んでいるようにも見えます。

 

 

以前から「夏季剪定」をすると良いらしい…と知っていながら、ポイントが掴めなくてなかなかできずにいました。今回、佐用町の「農の匠」講習会で、夏季剪定の「意味」を教えて頂き、実際に剪定後のモモの木を実際に見せていただく機会に恵まれ、見よう見真似ですが、とりあえず手を動かす勇気を頂きました。

 

さて、この結果が出るのは来年。今年とはどんな風に違のうか…今からドキドキします。

桃ジャム

約9年半前、この家に来た時にすでに庭に植えてあった桃の木があります。家主がいなくなって約10年間、ほとんど手入れされずにいましたが、縮伐や剪定を繰り返して、なんとか収穫できないかと試みています。

 

ある方にこの品種を聞いてみたら「大久保ではないかな?」と教えていただきました。この品種は作りやすいけれど美味しく作るのには技術が必要なんだそうです。

 

…確かに甘味は今一歩…でも、果肉まで美しいピンク。若干酸味もあるので熟すのを待ってジャムにしました。…で、今日はヨーグルトにかけてみました。いかにも桃らしい色の美味しいジャム。…これはこれで、なかなかいいかも…

 

< 桃ジャム レシピ>

材料

  • モモ(種を外し、実と皮を分け、皮をお茶パックに入れておく)
  • グラニュー糖(実の部分の重さの30%)
  • レモン汁(モモの実約500gに対し、大さじ2杯・濃縮還元のレモン汁でも可)

作り方

  1. モモの「実」と、お茶パックに入れた「皮」を、大きめのホーロー鍋に入れ、上からグラニュー糖をふりかけ、30分ほど置く。
  2. レモン汁を加えて、絶えず大きめのしゃもじなどで底からかき混ぜながら、沸騰するまで強火で煮る。
  3. 沸騰したらやや火を落として、果肉が柔らかくなったらお茶パックに入れた皮を引き上げる。
  4. 好みのとろみになったら火を止める。(焦げやすいので注意。)
  5. 煮沸消毒した瓶などに入れ、保存。

(とろみがつかなくても、ソースとして使う分には問題ないので、果肉が柔らかくなったらオッケーです。焦げる前に火を止めてくださいね。)

栗の花

ブドウの忙しい時期は、栗の花が咲きます。栗の花は雄花と雌花があって、上の写真の左側に2個くっついているパイナップルみたいなのが雌花。右側のわしゃわしゃしているのが雄花です。

 

…で、恒例の断面です。上に突き出ている白いめしべが、中心の丸い部分に伸びています。

 

ナイフで切った直後、内部は薄緑色の白い色をしていましたが、撮影している間に、どんどん茶色っぽく色が変わっていきました。この反応はリンゴよりも素早いかも…ちょっと半分に切って撮影するだけで、いろんな世界が広がります。

 

いろいろ不思議な事を見つけましたが、深堀りするには睡魔が強すぎて…

 

とりあえず今日は…おやすみなさい…

 

キウイの幼果の断面

ぶどうの作業が一段と忙しくなってきました。ブドウに限らず、いろんな果樹の細胞分裂が進んで、どんどん太ってくる時期です。

 

5月21日のブログでご紹介したキウイフルーツ。20日ほど経って、随分大きくなりました。今日はその断面です。開花直後に陥没して見えた花柱の名残の部分がまだ凹んでいます。

 

明日から雨模様が続きます。でも、この時期の雨は果樹にとっても恵みの雨。梅雨はやっぱり梅雨らしいのが一番。…とはいえ…あんまりひどい豪雨は勘弁してほしいですが…

 

モモの摘果

ブドウの袋掛けはもう少し後ですが、桃はずいぶん前に袋掛けをしました。

 

袋掛けの際、傷のあるものや形の悪いもの、たくさんなりすぎた枝になっているために後々摘果する予定の物には袋掛けをせずにおいておきました。

 

しばらく置いてありましたが、ようやく数日前に摘果を行いました。これをなんとか利用できないかな…と思案中です。

みかんの幼果

今日は久しぶりの「断面シリーズ」です。花弁が落ちたばかりのみかんです。ちっちゃいちっちゃい緑色のみかんのあかちゃんが、ふっくらとした黄色い座布団の上に乗っています。

 

ハスの花の上の仏像のような、なんとも穏やかで愛らしい姿です。

 

 

ユスラウメのソース

庭のユスラウメの実が熟しました。いつも毎年ユスラウメが熟す頃はブドウの作業が忙しく、ヒヨドリに横取りされまくって終わります。

 

今年はどういうわけかヒヨドリがうろうろしていません。お陰でわりとたくさん収穫することができました。ブドウも忙しいですが、夕飯準備の合間に強硬突破。ヨーグルトにかけるソースをつくってみることにしました。

 

出来上がりは意外と濃い赤い色。ほのかな香りのする美味しいソースになりました。

 

 

< ユスラウメのソース >

材料

  • ユスラウメ…約600g
  • グラニュー糖…180g

手順

  1. ユスラウメを洗ってざるにあげ、水を切る。
  2. 大きめの鍋に湯を沸かす。
  3. 沸いた湯にユスラウメを入れ、ふつふつと軽く沸騰する位まで茹で、ざるにあける
  4. ユスラウメの粗熱が取れたら種を取り、果肉をミキサーにかける。
  5. ジュースの重さをはかり、その重さの50%のグラニュー糖と一緒に鍋に入れ、ひと煮立ちさせて出来上がり。(殺菌した瓶などに入れ、冷蔵庫で保存する。)

 

小梅の収穫

数年前に植えた小梅の樹が随分育ちました。久々に晴れたので、急いで収穫です。ぶどう畑に行く前に収穫。ぶどう畑から帰って夕飯の支度の合間にヘタを取って、袋に入れて塩を加えました。

 

梅酢が出るまで毎日ごろごろ。梅酢が充分上がったら瓶に入れてしばらく保存してから干します。

 

収穫量は約500グラム。まだまだちょこっとだけど、少しずつ毎年収穫量が増えていきます。

 

大きな梅の収穫はもう少し後です。梅を収穫する時期はブドウも忙しい時期。でも、梅も収穫してから「可及的速やかに」漬け込むのがポイントです。小梅はうまくいきました。大きな梅もがんばるぞ!!

キウイフルーツの断面

断面にはまってます。今日はキウイフルーツのつぼみ~未熟果までの断面です。

 

上から

  • つぼみ
  • 花のめしべの部分
  • 未熟果の最初
  • もう少し大きくなった未熟果

です。今のものを採取してきたので、品種はばらばらです。

 

特徴的なのが「めしべ」ですね。普通、「めしべ」の形って言うと、なが~い「花柱」の上にちょこんと「柱頭」が乗っているイメージがありますが、これは「おにぎり」みたいな形をしています。

 

キウイフルーツは、一番外側のざらざらした皮が「外果皮」。緑や赤や黄色などの色がついている部分が「中果皮」と「内果皮」だそうです。写真の4番目と5番目の写真は「紅妃」なので、赤い色をしています。

 

…で、今はまだ見えませんが中心の白い部分の周りにちっちゃい種がたくさん。そして中心の白い部分は種に栄養を送っていた「胎座のなごり」…なんだそうです。

 

それにしても…キウイフルーツのめしべってかわいいですね。頭の上の毛がツンツン立ってるおにぎりさんです。