オビカレハの天蓋

1月にご紹介したオビカレハの卵塊。見落としていた卵塊が孵って、毛虫になっていました。

 

オビカレハの毛虫は蜘蛛の巣のような巣を作って集団行動をしています。集団で梅の葉などを食害し、枝を一本ごと丸裸にしながら勢力を広げ、大きくなるにつれて単独行動で木全体、ほぼ一本丸ごとばくばくと食害し始めます。

 

巣を作るので「天蓋毛虫」ともよばれるそうです。ベッドに天蓋…なんて、人間だったらどこのお姫様かと思いますが、オビカレハは成長するにつれて天蓋も大きくなり、40センチ四方くらいのものも見たことがあります。ここまでくると、なかなかグロテスクです。

 

葉っぱが一斉に食害されているのを見たら要注意です。殺虫剤も巣の中まで効かせるのはなかなか大変です。なるべく小さいうちに見つけて、ビニール袋などに、落としたり、からめとって潰すのが一番手っ取り早いです。

 

巣のそばに集団で移動して食事中のオビカレハもいます。こちらも見落とし無きように。