幼果の季節(桃と梨の幼果と断面 アンズの幼果と網掛け タヌキ アナグマ)

少し前に満開だった桃や梨などの花…あっという間に姿が変わりました。

 

・一番上の写真は桃。二番目は梨の幼果です。桃の実は枝にピッタリくっついていますが、ナシはニョキっと軸が伸びた先に実が付いています。

 

桃の実は受粉後「子房」が膨らんだのが可食部になります。梨は花の土台の「花床」が子房を包み込んで可食部になります。

 

桃の断面の中心に、大きな種が一つ見えますが、ナシの断面の芯の部分は、なかなか複雑な作りに見えます。

同じバラ科ですが、いろいろですね~。

 

・アンズの実も直径3センチほどになりました。今年は同じバラ科サクラ属のしだれ梅の花粉を受粉してみたところ、着果率があがりました。

 

…ただ、毎年、何故か大きくなった実がぼとぼと落ちます。風のせいなのか、鳥がつつくのか…というわけで、今年は網をかけてみることにしました。

 

裾の部分は風よけ網。上の部分は寒冷紗を二枚、結束バンドとテグスで縫い合わせて幅広にしたものを掛けてみました。

 

今年こそ、美味しいアンズが食べれるといいなぁ~…

 

・ところで、最近、夜中に野生動物がブドウ畑に入り込んでいる様子…久しぶりにトレイルカメラを仕掛けてみました。

 

…と、なんと、タヌキが…なかなか可愛らしい…

 

別の日には、いつものアナグマが写っていました…が、あとでよくよく観察すると一匹入って出て行った後に、別の個体が入って出て行ったことがわかりました。

 

一匹目は、背中にハートマークのような白い文様が見えます。ほぼ同じ時間に出入りしているあたり、もしかして家族かな?

 

タヌキもアナグマも、畑のミミズなどを食べに来ていると思われます。でも、開けた穴を放っておくと、収穫時期にいろんな動物が、その穴を通ってブドウを食べに来るので、今のうちから穴を見つけてふさいでいます。

 

タヌキもアナグマも可愛いですが、畑の中に入られるのは勘弁してほしいです…

 

ー 次のブログ更新は5月22日(月)です。21日からは24節気のひとつ、「小満(しょうまん)」の時期…「草木が茂って天地に満ち始める」という意味があるそうです。 ー