落雷

今日の夕方5時半頃、遠雷が聞こえるな~…と思っていたら、どんどん空が暗くなり、カミナリが大音響でコンサートを始めました。ぼ~っと外を見ていたら、目の前で稲妻が見えました。相方が「ビデオで撮ってみたら?」というので、窓を広く写すように、窓から少し離れた場所にビデオカメラを固定し、雷の撮影を試みました。

 

雷がやんだな~…もう終わったかな~…と、ビデオを止めると、そんなタイミングで近くに落ちます。意外と「止んだかな~…」と思っていても、実は止んでいる間にエネルギーが蓄えられているのかもしれません。

 

写真はビデオをキャプチャーしたものの一部です。上から時系列で並んでいます。時間的には1秒ほどの間に、コマ送りで把握できただけで8回、ほぼ同じところに稲妻が走っていました。雷って、一回だけ、ド~ン!と稲妻が走るものと思っていましたが、何回も走っているんですね。

 

写真の上から、1番目と2番目・3番目と4番目・6番目と7番目は、一つの同じ稲妻です。稲妻って空の上から「落ちる」ものと思っていましたが、下の方から発生して上に伸びているように見えるものもあります。3番目の写真、右下の山の谷間に丸い光の玉が見えます。直後4番目の写真、龍のように光が立ち昇っていき、その先の空一面が光の海になっています。

 

今日の雨雲の様子を気象庁の雨雲レーダーで確認したところ、荒天になる少し前、北西にやや小さめの雨雲のかたまり、東にやや大きめの雨雲があり、その後、東の雨雲が発達して西の雨雲と合体するような形で、この辺りが雨雲で覆われました。

 

通常、西の方から雷が来るものと思っていましたが、このところの天気は南東の方向から高気圧が上がってきて、その高気圧の縁で上空の寒気とぶつかる形で、天気が急変する時があります。そういう場合は東の雷がこっちに来るのかもしれません。

 

ブドウ畑は山の上。以前は遠雷が聞こえると速攻で帰っていました。最近は馴れもあって「東の方で雷が鳴っても大丈夫」…と思いはじめていました。…でも…やっぱり、どこから遠雷が聞こえても、速攻で帰る事にします。

 

自然を甘く見てはいけませんね。