ウメの害虫

虫嫌いの方ごめんなさい。今日の写真はウメの害虫です。

 

ウメの花が終わってしばらくたちます。ウメの花はその中に「偽花」といってめしべのない花がたくさんあるそうです。

 

めしべのある花をたくさんつけてそれぞれが受粉すると体力を消耗します。かといって、梅の花が咲く頃はまだ虫も少なめなので、まばらに花をつけていたら、少ない虫に気付いてもらう確率も少なくなります。

 

…というわけで、偽の花もたくさんつけた梅の花。今は花びらも落ちて、花がらがたくさんついています。

 

この「花がら」。どうも害虫の棲み処になっているような気がするので、落としてみました。花がらの中にはちっちゃいカタツムリがたくさん居ました。それから花がらの中ではありませんが、せっかく生ったちいさい実にかぶりついていたのが写真の毛虫です。

 

カメラを向けるとすたこらさっさ…意外と早く移動します。下の写真はこのケムシがかぶりついていた実。すごい食べっぷりです。

 

この季節は、イモムシもケムシも卵から孵って、せっせと栄養補給を始める時期。…そして、そろそろ卵を抱き始める野鳥たちは、この虫たちをせっせと食べて栄養補給。

 

果樹園の周りは、ホオジロやカワラヒワが集団でエサをついばんだり追いかけっこしたり…一日中大騒ぎです。