かりんジャムの研究

先日かりんジャムを作ろうと思って煮詰めましたがとろみがつく前に断念。かりんシロップになりました。

 

昨日、そのかりんシロップでゼリーを作ったらどうかな?ということで、アガーを加えてゼリーにしました。…ただ、ジャム用に砂糖を入れていたので甘いのなんの…。

 

…でも、これってジャムになるんじゃないかな?…ということで、今日は新たにアガーを使ってかりんジャムに挑戦。そこそこジャムらしい感じにとろみがつきました。

 

かりんのジャムを作っていると、その「変化」の過程が楽しい。火にかけてからの「香り」や「色」が次第に変化していきます。

 

下の写真、左が実を濾してからすぐの色で、右がそれをしばらく煮詰めてからの色。砂糖などを加えたりしているわけではありませんが、だんだんルビーのような美しい色に変化していきます。

 

ただ、ぶどうのように長時間煮詰めるとぶどうらしい酸味が飛ぶのと違って、かりんはしっかり残ります。しっかり残るので、フルーツらしさを保つことができます。味わいはイチゴジャムのようになりました。

 

同じ「果物」の持つ「酸味」「甘味」「香り」ではありますが、熱に対する変化はそれぞれ違って、その違いを見つけるたびに、わくわくします。