ジョウビタキの変顔

ぶどう畑で作業をしていると、暖炉の火のようなお腹の色の鳥が、すぐ近くまで飛んできます。羽の白いワンポイントが特徴的です。

 

ほんの数メートルの所まで近寄ってきて、ぶどう棚やぶどうの木の上に留まったり、土の上に飛び降りたりしています。

 

「ジョウビタキ」です。色が鮮やかなので「オス」です。「ジョウ」は「尉」で、能楽の「翁」または、「炭火の燃え終わって白くなったもの」を指すそうで、頭の銀髪から連想されたようです。

 

「ヒタキ」は「火焚き」で、鳴き声に火打石を打つような音を交えながら鳴くことからきているようです。

 

日本では10月から3月頃、開けた場所で見られ、暖かい季節は中国やロシアなどで過ごすことが多いそうです。

 

野鳥を写真で撮ろうとすると、すぐに遠くに逃げて行ってしまって、なかなかピントを合わせるのが難しいのですが、ジョウビタキは人懐こくてすぐそばで逃げないので、ゆっくり写真を撮ることが出来ました。

 

…で、たまたまこちらを「ガン見」したときに撮った写真が下の二枚。横からの姿は首が太くふっくらして可愛らしいのに、正面から見ると目のあたりがくびれて、なんだか凄みがあります。

 

柔和な癒し系のおじさんが、突然ヤクザなにらみをきかせて「おい!何見てんだよ!」的な?…

 

…でも、近くでうろうろする人懐こい感じや、クマのぬいぐるみの様なおなかがあまりにも可愛らしすぎて…