ナギナタガヤ

果樹園の下草によく使われるものに「ナギナタガヤ」というのがあります。秋に発芽し、今の時期に写真の様に枯れていき、地表を覆うので、他の雑草を抑える・風雨による土の流亡を防ぐ・根っこが深く張って、土の中の酸素や水分の調節に役立つ…などの利点があります。

 

知り合いの果樹園の方の畑に、ナギナタガヤが自生していると聞き、数年前に種を分けて頂きました。自宅の庭で育てて、少しずつ増やしています。

 

ナギナタガヤもいろんな種類があるそうで、この種類は草が柔らかいので、果樹園で作業をする際に邪魔になりにくいのだそうです。

 

本当は、ナギナタガヤを撒く際に事前に除草剤を撒く必要があるのだそうですが、最初は育苗用のトレーに市販の培養土を入れて、そこで種まきしました。

 

ある程度育ったところで、本当は植え替えした方が良かったのかもしれませんが、忙しかったので地面にじかにトレーを置いておいたら、勝手にトレーの下から根っこを出してぐんぐん育ち、6月に勝手に倒伏していきました。

 

さらに、そのままほおっておいたら、その年の秋、またまた勝手にトレーの周りまで勢力を拡大して育ち、枯れ…またまた育ち、至る、今…という所です。

 

時おりナギナタガヤの中から別の雑草が顔を出すので、気が向いたときに引っこ抜く程度…なんともたくましいかぎりです。

 

もう少し枯れたら、一部をぶどう畑に持って行って固めて敷いておき、そこから勢力拡大を図ってもらおうと思っています。