アナグマの散歩

ぶどう畑でお昼ご飯を食べていたら、目の前の道の数メートル先に何やら動物が散歩していました。

 

最初「猫かな?」と思いましたがしっぽが太いような…デジカメの倍率を上げて見てみたら「アナグマ」でした。

 

もそもそもそもそ…お尻をふりふり…しっぽをふりふり歩いたと思ったら…ふと立ち止まって、何やら掘ってみたり…それからまた歩いて…またごそごそもぞもぞ掘って…うろうろしながら道の向こうに消えていきました。

 

毛並みは何やらぼろぼろで、夏毛に生え変わる途中なのか…それともお年寄りなのか…

 

ここに来るまで「アナグマ」なんて、名前さえも知りませんでした。でも、ぶどう畑で働いていると普通に遭遇します。先日も、畑で作業をしていたら、柵の向こうのすぐそばで何やら動物が歩く音がして、すぐそばの草むらの向こうでスッと消えました。見てみると穴が開いています。多分アナグマの巣と思われます。

 

アナグマは直接ぶどうを食べたりはしないようですが、その強力な前足で、ぶどう畑の獣避けの下に、あっという間に穴をあけます。その大きくあけた穴を通って、ぶどうを食い荒らすアライグマやハクビシンなどが侵入します。

 

毎日、畑の周囲を点検してアナグマの穴を探し、見つけてはブロックなどで埋める作業が日課となります。