ビロウドツリアブ(オス)

暖かくなって少しずつ少しずつ、いろんな虫たちが出てきました。

 

今日は、ぶどう畑に「ビロウドツリアブ」が木の幹でじっとしていました。手にとっても全然逃げようとしません。羽化したばかりでまだ飛べないのか、羽化したものの寒さに凍えているのか…。

 

いつもはこんなにじっくり写真に収まってくれませんが、じっとしているので、今日は何枚もの写真に収まってくれました。もう少し暖かくなると、足元の野草の花に集団で賑やかに飛び回ります。

 

体長はかなり小さい。写真は、手袋の親指にとまらせて撮影していることから、その小ささを想像して頂けるのではないでしょうか?

 

名前の通りビロードのような体毛と小さくて丸っこい姿のお陰で、虫好きの中でも結構人気者のようです。

 

調べてみたら、目が長くて左右がくっついているのが「オス」で、離れているのが「メス」だそうです。

 

冬の間静かだったぶどう畑にも、いろんな虫たちが飛び回る季節ももうすぐ。ぶどうにとって益虫だったり害虫だったり、そのどちらでもない虫だったり…でも、やっぱり小さな姿で一生懸命生きている姿には癒されます。