シメ(蝋嘴鳥・ろうしょうちょう)

1月22日と23日のブログで、ステンレスの板に写った自分の姿に、じっと見入る山鳩のお話しをしました。

 

あの後しばらくして、山鳩は居なくなったのですが、昨日はまた別のお客様が来ていました。箱の周りをうろうろうろうろ…しばらくすると、さかんに箱をつついています。

 

今度は山鳩とスズメの中間くらいの大きさ。全体的にくちばしや体形がふっくらしています。

 

調べてみたら「シメ」という鳥のようです。蝋のような色をしたくちばしから「蝋嘴鳥(ろうしょうちょう)」とも呼ばれるそうです。

 

種類が好物なのだそうで、種類をこじ開けて食べる他の鳥と違って、口で器用に回しながら殻を割っていく技をもっているそうで、別名「豆回し」と呼ばれているそうです。豆をこじ開けて食べるよりも素早く割って食べられるのだそうで、この頑丈なくちばしが、厳しい冬の食糧調達競争に打ち勝つ大切な武器になっているようです。

 

夏場、本州の中部以北で繁殖し、冬場は本州以南で越冬する漂鳥だそうですが、冬場に海外から渡来してくることも確認されているそうです。

 

オスとメスの違いは、色の濃淡などの判断材料はあるようで、それと照らし合わせてみるとオスのようにも思えますが、はっきりしたことはわかりませんでした。…並べてみたらわかるかなぁ~…。

 

繁殖期は5月~6月。繁殖期になるとくちばしが鉛色に変化するとあるので、まだ繁殖期ではないはず…。縄張り争い…といった見方が有力かもしれません。

 

この「箱」のお陰で、素敵な野鳥観察スポットになっています。