粗皮剥きで大切なこと

暖かくなってきて、粗皮剥きもいつまでさせてもらえるかな~とぶどうに聞きながらの作業です。

 

太い幹の部分を、ベリべりとはがすのはなかなか気持ちのよいもので、つるつるになった木肌を見ると、達成感に襲われるのですが、意外と「あんまりきれいに剥きすぎない方が良い」とか「浮いている部分だけ剥く方が良い」とか聞くこともあるので、自分の達成感は置いておいて、やっぱり木の気持ちや様子を感じながら作業するのが大切な事のようです。

 

粗皮剥きで一番大切な部分は、意外と細かい部分。結果母枝の元の部分の粗皮なんだそうです。写真の「A」の部分。数年前の結果母枝の名残です。固い皮が少し浮いているの見えます。

 

一番剥かなければいけない部分がこの部分なんだそうです。ここには今年の果実に影響を及ぼす害虫や悪い菌などが潜んでいることがあるそうです。

 

写真の上の方の「B」の部分は、今年の結果母枝の付け根。ちょこっとおにぎりのようにふっくらしているのが、新芽のあかちゃんです。これはとても大事なので、その周りを触る際には、傷つけないように気を付けます。

 

時間がないので、幹の部分はどうしても後回し。見た目もいまいち達成感に欠けるところではありますが、やっぱり大事なのは木のきもちですからね~…