納豆菌の培養 part2

昨日に引き続き、納豆菌の培養です。

今日は実際に作ってみました。(長文です。)

<容器>

  • 角タライ 80リットル(耐熱温度120度)
  • 角タライ 60リットル(耐熱温度120度)

<保温用資材>

  • 保温シート 160×90cm 2枚
  • 段ボール
  • 大型ポリ袋 150リットル

<器具>

  • 観賞魚用 エアーポンプ・エアホース・エアストーン

<その他>

  • エアーポンプや電源などを置く台(電源やポンプが水面よりも高い位置に設置できるように)
  • 8リットルほど入る大きめの鍋
  • 温度計
  • ボウル
  • ざる
  • おたま(かき混ぜるものなら何でも可)

※ 容器の準備 ※

下から…保温シート → 段ボール(80リットルの角タライが入るもの) → 大型ポリ袋 → 角タライ(80リットル) → 角タライ(60リットル) の順でセット。万が一水がこぼれても良い場所(できるだけ暖かい所)に設置。

 

<材料>今回は約40リットル分…になるはず…

  • 納豆3パック分(今回はおかめ納豆)
  • さとうきび糖 1800g
  • 無調整豆乳 3リットル
  • 水(浄水器などで塩素がないもの)36リットル

<手順>

  1. ボウルに浄水器などで塩素を抜いた水適宜と納豆を入れ、かき混ぜる。
  2. 大きめの鍋に浄水器などで塩素を抜いた水を沸かす。(今回は5リットル)
  3. ほぼ沸騰したら(今回は75度)火を消し、さとうきび糖を入れて溶かす。
  4. 1の納豆を漬けた水(豆ではなく水の方を使う)をざるで漉し、鍋に入れる。さらに何回か、ざるを鍋の湯につけて大豆を洗い、納豆のねばねばを洗う。(鍋の中に大豆が入らないように)
  5. 4を角タライの小さい方(60リットル)に入れる。(やけどに注意)
  6. 同じ鍋に豆乳を投入。かき混ぜながらほぼ沸騰するまで温める。(今回は75度)
  7. 温まった豆乳を5と同じ角タライ(小)に投入。
  8. さらに浄水器などで塩素を抜いた水(今回は井戸水)30リットルを5と同じ角タライ(小)に投入。
  9. やかんなどで湯を沸かし、角タライ(大)(80リットル)に湯を注ぐ。(やけどに注意)…この水は塩素が入っていてもOK。分量は適当。湯せんで保温になればよい程度の量。湯が冷めてきたら湯を追加するつもりで余裕をもって入れてみました。

これで完了。エアーポンプにエアホースとエアストーンを取り付けてブクブク開始。最短で18時間保温・通気だそうです。コンセントやモーターが水没しないように、台に固定することをお忘れなく…。

 

  • 注1 角タライ(小)に入れた溶液の温度が低い場合は、一部を鍋に取り、温めてから戻して調整しました。目標の温度は35度~45度程度。
  • 注2 今回は、1~4までの水は口にしても大丈夫な浄水器の水を使いましたが、8で追加した水は井戸水を使いました。…これは残った納豆の豆がもったいないので後で食べるためです。ごま油で軽く炒めて砂糖と醤油と味噌で味付け…美味でした。
  • 注3 今回ブクブクを始めたら半端なく泡がもこもこ出てきてしまって溢れそうになったので、手近にあったざるや蓋をかぶせて泡消ししました。温度が高かったせいがあるのかもしれません。泡がなくなったのは温度が低くなったせいなのか…それとも泡消しのせいなのか…
  • 注4 今回、ヒーターは使いませんでした。注意書きを見たら「プラスチックの容器には使用しないように…」などと書いてあって…火事になるのは困るし…とりあえず、この使い方はおいおい考えるとして、今回は温度が下がったら一部を鍋で温めて戻して調整してみます。納豆菌はわりと適応温度が幅広いので万が一沸かしすぎても大丈夫なところが安心です。でも、ふきこぼれにはくれぐれも注意です。

長文、最後までお読み頂き、ありがとうございました。

今晩の冷え込みで、どこまで温度が保てるか…明朝の具合で培養の時間を延ばします。…がんばれ納豆菌!…などと言わなくても、がんがんに頑張っちゃう子たちですが…