摘粒

ずいぶんぶどうらしくなりました。

今は「摘粒」という作業をしています。

 

この時期、ぶどうの実はどんどん細胞の数を増やしています。

その後は細胞数の増加が止まり、一つ一つの細胞が太り始めます。

 

房の軸の長さや、ひと房ごとの粒の数の適正数は、品種によっておよそ決まっています。

・・・で、不要な粒をひとつひとつハサミで切っていきます。

例えばひと房35粒くらいが適正とされる品種だったら、その数に近づけるように全体のバランスを見ながら粒を切り落とします。

「35粒」・・・なかなかぱっと見わかりません。

最初のうちは、ひと房ひと房粒を数えます。

慣れてきたら、多いかどうか大体わかるようになりますが、時おり確認のために数を数えて目を慣らせます。

根気のいる作業です。

ツブツブツブツブ ・・・1・2・3・4・・・ぶつぶつぶつぶつ・・・ツブツブぶつぶつツブツブぶつぶつ・・・