もう少しお待ちください

昨年でしたら、自宅販売を開始している時期ですが、今年は全体的にぶどうの完熟が遅くなっているようです。

申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください。

 

ただいま準備中

台風が去って暑い日が帰ってきました。…かといっても、少しだけ涼しくなったような気もします。

お店の準備もちゃくちゃくと進んでいます。自宅販売まであと少しお待ちください。

 

お店準備

 ぶどうも良い匂いがしてくるまでに熟してきました。そろそろ自宅で出荷とお店の準備を始めています。

 

写真は数日前、建具をすべて外したところです。典型的な「田の字づくり」の日本家屋。建具を外すと広々。風も清々しく吹き抜けていきます。

 

ここに棚や作業台などを置くと、作業場に変わります。

アブラゼミの羽化

朝ぶどう畑の杭での羽化真っ最中のアブラゼミを見つけました。

一番上が午前8時。二番目が9時半。三番目が10時半。つぶらな瞳とピンクの体色がかわいらしくて、ずっと見てても飽きないです。

 

7年間の土の中の生活から、ようやく生まれたセミ。私たちが来る前、ぶどう畑を探し、ようやく見つけた頃には既に土の中で長い幼虫の生活を始めていたセミ。…やっと会えたね。

 

キヌガサタケ

ぶどう畑で草刈りをしたら、ひょっこりきのこが出てきました。キヌガサタケです。中国では高級食材だそうです。

 

調べてみたら黒い部分がう○こ臭いんだそうで、ハエに胞子を運んでもらうのだそうです。写真を撮った時には気が付きませんでしたが、明日行って確認してみようと思います。

 

下のひらひらの部分は短いのは成長途中なのか、ナメクジか何かに食べられたのか…これもまた、明日、要確認です。

 

下の写真は上から見たところ。てっぺんに穴が開いています。雨…たまらないのかな?

 

先輩生産者さんからの差し入れ

昨日、暑い暑いと作業をしていたら、ぶどうの生産者の先輩から冷たく冷えた缶コーヒーの差し入れが…。お野菜を頂いたり、暖かい励ましの言葉を頂いたり…

 

三日月はぶどうの産地としての規模は小さいながら、それでも周りに生産者の先輩方が居て、暖かく見守って励ましの言葉をかけてくださる…。暑い日々も寒い日々も、皆さん黙々と作業をされて、お互い励ましあって…それが力になる。ぶどうの産地に来て、そんな関係が何よりの宝物です。

ぶどうの葉っぱのスワロフスキー

なかなか梅雨入りしない関西地方。ぶどうもきっともっと雨ほしいなぁ~と思っているのではないでしょうか。

 

雨は降りませんが、早朝、ぶどうの葉っぱは美しい露でキラキラと着飾っています。澄み切った山の空気の中で、まだ眠たげな空の色を映して、なんとも清々しいぶどうの露です。

ナギナタガヤ

果樹園の下草によく使われるものに「ナギナタガヤ」というのがあります。秋に発芽し、今の時期に写真の様に枯れていき、地表を覆うので、他の雑草を抑える・風雨による土の流亡を防ぐ・根っこが深く張って、土の中の酸素や水分の調節に役立つ…などの利点があります。

 

知り合いの果樹園の方の畑に、ナギナタガヤが自生していると聞き、数年前に種を分けて頂きました。自宅の庭で育てて、少しずつ増やしています。

 

ナギナタガヤもいろんな種類があるそうで、この種類は草が柔らかいので、果樹園で作業をする際に邪魔になりにくいのだそうです。

 

本当は、ナギナタガヤを撒く際に事前に除草剤を撒く必要があるのだそうですが、最初は育苗用のトレーに市販の培養土を入れて、そこで種まきしました。

 

ある程度育ったところで、本当は植え替えした方が良かったのかもしれませんが、忙しかったので地面にじかにトレーを置いておいたら、勝手にトレーの下から根っこを出してぐんぐん育ち、6月に勝手に倒伏していきました。

 

さらに、そのままほおっておいたら、その年の秋、またまた勝手にトレーの周りまで勢力を拡大して育ち、枯れ…またまた育ち、至る、今…という所です。

 

時おりナギナタガヤの中から別の雑草が顔を出すので、気が向いたときに引っこ抜く程度…なんともたくましいかぎりです。

 

もう少し枯れたら、一部をぶどう畑に持って行って固めて敷いておき、そこから勢力拡大を図ってもらおうと思っています。

 

食事中のカワラヒワ

ぶどう畑のぶどうもすくすく育っています。…ぶどう畑の雑草もすくすく育ちます…というわけで、今日は草刈りです。

 

草刈りをしていると、カワラヒワが近くをうろうろうろうろ…刈った草の種を次々とついばんでいます。綿の付いた種の固まりをくわえては、首を振って口に入る分量にしています。

 

最初、まだ刈っていない草の陰から、ぽいぽいと綿毛の付いた草の種が飛んで出るので、あれ?って思ってみていたら、ひょこひょことカワラヒワが姿を現しました。

 

食べるのに夢中なのか、かなり近くまで近寄ってきます。野生の鳥が近くでうろうろしてくれると何だか嬉しい。

ぶどう 株元の草取り

暑い日が続きますが、今日はぶどうの株元の草取りをしました。ぶどうの株元は裸地にしておかないといけないそうです。

 

あついあついと思いながら座り込んで草取りをしながら、ふと木肌が頬に触れました…びっくりするほどひんやり。吸い上げている地下水の温度でしょうか、それとも木が持っている水分の気化熱のせいでしょうか。

 

「冷たくてきもちいい~」…と、しばし頬ずり。でも、木にとっては「あつくるしい~」と言いたいところかも?

キスジトラカミキリ

庭のユスラウメの実が美味しくなってきました。鳥たちや相方に先を越される前に…と、つまみ食いしていたら、「奴」がいました…「カミキリムシ」です。

 

「キスジトラカミキリ」と思われます。上の写真は上から見たところ、真ん中は下から見たところ、一番下は正面から見たところです。正面からの顔の黄色い模様が特徴的です。

 

「カミキリムシ」というと、触覚がもっと長いイメージがありますが、これはカミキリムシというよりハチのような感じです。怖いハチに擬態して天敵から身を守っているのかもしれません。

 

このトラカミキリの仲間で、頭のまるっこい部分が赤く、トラ縞が白っぽいのが、ぶどう畑の害虫「ブドウトラカミキリ」です。

 

ブドウトラカミキリはブドウの枝の中に卵を産み、中で幼虫が枝の内部を食害し、食害した場所によってはぶどうに甚大な被害をもたらします。

 

写真のキスジトラカミキリは、よく材木置き場などに見かけるそうです。バラ科の生木にもとりつくそうで、ユスラウメについていたのはそれが目的だったんでしょうね。(もしかしたら、ぶどうも食害するかもしれませんが、はっきりとは分かりませんでした。)

 

カミキリムシはカブトムシの遠い親戚。トラジマの固い羽の下に薄い膜のような羽が格納されています。

 

ちっちゃい虫たちの、ちっちゃい子どもたちの季節

今年も虫たちの子どもたちが次々と孵化する季節になりました。

 

写真はカマキリ。ぶどうの葉っぱの裏で、1センチにも満たないちっちゃなカマキリが、ちっちゃなカマを構えてファイティングポーズをとっています。

 

この子が立ち向かおうとしているのは、多分人間の「私」なんだと思うのですが、なんとも果敢な勇姿です。

 

別の葉っぱの裏には、クモの子どもが集団で過ごしている一角があります。ちょんちょん…とゆすると、ひょこひょこと広がります。ちょうどクモたちのいる場所にぶどうの花芽があるので、ちょっと迷惑…

 

スイカズラが満開です

ぶどう畑の周りの山々から、なんとも言えない香りが漂ってきます。「スイカズラ」です。花の香りの中で、五つ星の素晴らしい香りです。

 

山々の木々に這い上がって、かなり高い所からも香ります。スイカズラは花の時期が長いので、これからしばらく香りを楽しむことができます。

 

写真はぶどう畑のお昼ご飯を食べている場所のすぐそば。ご飯を頂きながら、美味しい香りも頂きます。

 

謎の虫

ぶどうの枝に見たことのない虫がとまっていました。「アブ」の仲間のように思えますが、種類はわかりませんでした。

 

ぶどうの枝の上で、お尻の突起を伸ばしたり縮めたりしながらあとずさりするような感じで歩いていました。…ちょっと動きが変な感じです。もしかしたら、何かに寄生されているものかもしれません。

 

また、種類が分かったらご報告しますね。

 

ぶどうの花が咲きました

ここ数日の暖かさに、一斉にぶどうの花が咲き始めました。気温が高いせいか、早生品種も晩生品種も関係なく一斉に咲き始めています。

 

写真は早生品種の「紫玉(しぎょく)」。下の写真は一つの花を拡大したもの。花の大きさは2~3ミリほどです。真ん中に壺のようにあるのがめしべ、周りがおしべです。この小さな花一個が、ぶどうの一粒になります。

 

花…というには小さいし、美しい花びらもないとても地味な花ですが、これが美しくも美味しいぶどうになるんですね。

 

一斉に咲き始めたので、作業も一挙に忙しくなってきました。

 

キバラモクメキリガの幼虫 ぶどうの害虫?

ぶどうのつぼみにイモムシが食いついていました。調べてみたら「キバラモクメキリガ」の若齢幼虫と思われます。もう少し大きくなると色が茶色っぽくなるようです。

 

キバラモクメキリガの幼虫の食性はバラ科の樹木など、いろいろな植物につくそうですが、ぶどうの害虫としての記録が見あたりませんでした。…でも、確かに食べているように見えます。上の写真の口元の突起はぶどうのつぼみの残骸のようにも見えます。

 

害虫ではありますが、イモムシの足のもこもこした短足が、いかにも必死でしがみついている感じで、愛おしく思えてしまいます。

木苺の季節

ぶどう畑で相方が「いいもん見つけたんだ~」…と教えてくれたのが写真です。「キイチゴ」です。ぶどう畑の端っこにわしゃわしゃと生えています。

 

キイチゴは同じように見えても、何故か美味しいのと美味しくないのがあります。オレンジ色のキイチゴは大概美味しいですが、赤いのはいろいろ…。でもこのキイチゴは香りもあって酸味も甘みもちょうどよく、瑞々しくて美味しかったです。

 

まわりを見回すとあそこにもここにも…。…あれ?食べが跡がいっぱい…。食べたな…

 

今日のぶどう

今日のぶどうの様子です。品種は「藤稔(ふじみのり)」。枝もぐんぐん伸びて、つぼみもどんどん伸びてきました。

 

実際に使う花は写真のつぼみのほんの先端の少しだけです。それが大きくなってきたら、さらに不要な粒を一粒一粒はずします。

 

今年のぶどうも、やる気満々!元気なぶどうたちに、こちらも元気をいっぱいもらいます。

 

ぶどうの花のつぼみ

ぶどうの花芽がぐんぐん成長しています。写真はベーリーAという品種です。他のぶどうと違って、軸やつぼみのてっぺんが赤いのが特徴です。

 

もう少しすると花が咲きます。ベーリーAは種なしにするために開花前の決まった時期にジベレリン処理をしますが、その予測が難しい。…いつ咲くか…なんて…ねぇ~…でも、この法則を見つけた人はえらい!

 

今年のように寒かったり暑かったりする年は、特に予測が難しいです。

 

ぶどう畑の休憩所

日に日にお日さまが元気になってきました。でも、吹く風はまだまだ爽やか。

 

今日の写真は今年のぶどう畑の休憩所です。上の写真は山から谷に向けて。下の写真は谷から山に向けて。銀色のシートをぶどうの棚に渡して日よけにしています。

 

知り合いが使っていない折りたたみいすをプレゼントしてくれました。この椅子が一脚あるだけで、何だかリゾート気分満載になりました。

 

暖かくなって、山も賑やかになりました。鳥の鳴き声、風の音、虫の羽音…お昼には必ず、谷の方から「ドスドスドス…」と足音がします。人が歩いているのかと思ったら、カラスでした。

 

カラスの足音って、意外と大きいんですね。

 

ヤマブドウのつぼみ

今日の写真は「ヤマブドウ」のつぼみです。つぼみの一つ一つは5ミリもないくらい。上の写真と下の写真は別の品種です。

 

まもなく花が咲きます。今年も開花一番乗りはヤマブドウのようです。…でも、甘く熟すのは一番最後。

 

ヤマブドウは種なし処理をしないので、種があります。種がある分、ゆっくり熟します。

 

ぶどう畑のお昼ご飯

ぶどう畑のお昼ごはん。外で食べるのにちょうどよい季節になりました。ぶどうの棚に日よけをかけて、お昼ご飯を食べています。

 

写真はご飯を頂いている場所からの眺め。この畑に隣接する森は落葉樹なので、新緑の木漏れ日が美しく、どこからか甘い花の香りが風に乗って広がります。

 

うたうのが上手になったホトトギスやカワラヒワのさえずり、キツツキの工事中の音に交じって、今日は今年初めてカナブンの羽音とセミらしき鳴き声が聞こえました。

 

こんな素敵な場所でお昼ご飯が頂ける幸せ…最高です。

 

令和元日のぶどう

平成から令和へ…元号が変わりました。

 

今日の写真は今日のぶどうの新梢です。写真の枝は一番早い枝です。品種によってはまだ新芽も開いていないものもありますが、これから一斉に新しい枝が伸びます。

 

山々の木々も若葉が次々と展開し、毎日着替えでもしているように表情がどんどん変わります。山全体が生き物たちのエネルギーに溢れます。

 

 

アナグマの散歩

ぶどう畑でお昼ご飯を食べていたら、目の前の道の数メートル先に何やら動物が散歩していました。

 

最初「猫かな?」と思いましたがしっぽが太いような…デジカメの倍率を上げて見てみたら「アナグマ」でした。

 

もそもそもそもそ…お尻をふりふり…しっぽをふりふり歩いたと思ったら…ふと立ち止まって、何やら掘ってみたり…それからまた歩いて…またごそごそもぞもぞ掘って…うろうろしながら道の向こうに消えていきました。

 

毛並みは何やらぼろぼろで、夏毛に生え変わる途中なのか…それともお年寄りなのか…

 

ここに来るまで「アナグマ」なんて、名前さえも知りませんでした。でも、ぶどう畑で働いていると普通に遭遇します。先日も、畑で作業をしていたら、柵の向こうのすぐそばで何やら動物が歩く音がして、すぐそばの草むらの向こうでスッと消えました。見てみると穴が開いています。多分アナグマの巣と思われます。

 

アナグマは直接ぶどうを食べたりはしないようですが、その強力な前足で、ぶどう畑の獣避けの下に、あっという間に穴をあけます。その大きくあけた穴を通って、ぶどうを食い荒らすアライグマやハクビシンなどが侵入します。

 

毎日、畑の周囲を点検してアナグマの穴を探し、見つけてはブロックなどで埋める作業が日課となります。

 

 

防鳥網張りの助っ人

ぶどう畑に鳥避けの網を張っています。ぶどうの棚には針金が縦横無尽に通っていて、それをたくさんの支柱で支えています。支柱のてっぺんは針金を固定する金具があり、網を張る時にひっかかっててこずります。

 

写真はペットボトルの上部を切り取って、縦に2か所、底辺部を少し残して切り込みを入れたものです。これを支柱にかぶせます。縦に入れた切り込みの部分を針金をまたがせます。

 

ぶどう畑には支柱の上以外にも網がひっかる部品がたくさんありますが、これですこしだけ効率があがります。

 

溝掃除

ぶどう畑の周囲の溝掃除をしました。左に見えるのは擁壁です。数十年前、大雨があって、畑の一部が崩れた後にできた高い段差を擁壁でかためてあります。擁壁のきわを掘ってみたら、下からコンクリートに固められた溝が出てきました。

 

溝に土が積もって、そこに葛などのツルの根っこがはびこります。土があるところなら、その下がコンクリートに覆われていようとお構いなしです。

 

暖かくなるとムカデやヘビなどがわんさか掘り出されるので、溝掃除は暖かくなるまでに…必須です。

 

大急ぎ!

早生品種の展葉が進んできました。忙しくなる前までにやりたかった仕事を大急ぎで進めています。

 

今日は天気予報では夕方から雨。昼過ぎには雲が広がりはじめました。やっとのことで作業を終えて、車に乗り込んだ直後に雨がぽつぽつ…。時々こんな風にタイミングよくお天気変わったりすると、「一生懸命やってると、お天気の神さまも味方してくれるんだなぁ~…」などと勝手に有頂天になってしまいます。

 

何はともあれ、とりあえず雨の前に仕事に仕事が終わってよかったよかった。

 

写真は作業を終えて薄暗くなったぶどう畑。左側の緑のスモークがかかったみたいになっている斜面は、若葉が出始めた森の木々です。ぶどう畑の周りの山も、新芽の季節です。新芽の若々しい爽やかさに包まれます。

 

 

ぶどうの新芽が開きました

ぶどうの新芽が開きました。早くに熟す早生品種です。

 

ぶどうの新芽が開くことを「展葉(てんよう)」といいます。展葉するとどんどん枝が伸びてどんどん忙しくなってきます。

 

 

ぶどうの棚のウメエダシャク

ぶどう棚の上をシャクトリムシがいそいそと歩いていました。「ウメ」などバラ科の植物につく「ウメエダシャク」と思われます。

 

…でも、なんでこんなところに…???

 

調べたら、バラ科以外でも「スイカズラ」などにもつくそうです。数日前にぶどう棚の上に這い上がって絡まっていた「スイカズラ」のツルを撤去したので、そこについていたものが新たな住居を目指してぶどう棚の上をさまよっていたようです。

 

暖かくなって、いろいろな虫たちが出てきました。ぶどう畑もどんどん賑やかになってきました。

 

5つ葉のクローバー

ぶどう畑で、なんと、5つ葉のクローバーを見つけました。写真のクローバーの近くにさらにいくつかあります。

 

5つ葉のクローバーの花ことばは、財運・経済的繁栄…なかなか縁起がよいです。…でも、ひそかに持っていると病気になるというのもあって、おすそ分けすると、贈った人も贈られた人も繁栄する…とあります。富を独占しようとすると病気になる…あるあるかも…。

 

クローバーの葉っぱの数が多くなるのは遺伝的な要因と、踏みつけられたりする要因などがあるそうです。足しげく畑に通うことで、繁栄する…理にかなっているのかもしれません。

 

せっかくなので、ブログでおすそ分け。見てくださっている皆さんが、ますます幸せに繁栄しますように。

 

ツグミ

ぶどう畑で、やや大きめの鳥が何かをついばんでいました。「ツグミ」です。

 

ツグミは冬鳥。夏になるとシベリアに渡ります。もうすぐ旅立ち。栄養をたくさん蓄えて、また帰っておいで。

アナグマの戦い

ぶどう畑で作業をしていたら、畑の横の山で、何かの獣同士が戦っている騒がしい声がしました。最初、「猫かな?」と思ってよく見たら「アナグマ」でした。

 

獣避けフェンスの基礎のコンクリートの下に、大きな穴が開いているのは知っていましたが、どうやらアナグマの巣になっているようです。

 

一番上の写真が、その巣の中にいたアナグマ。真ん中の写真は、そのアナグマと戦っていたアナグマ。一番下は、その場所の遠景です。フェンスのこちら側がぶどう畑で、私たちの仕事場です。

 

真ん中の写真、アナグマの後ろ足の間のおなかが、膨らんでいるように見えます。もしかしたら、おなかが大きなお母さんなのかもしれません。ちょうどよい穴をめぐっての戦いだったのでしょうか。

 

ぶどう畑でお昼ご飯を食べていると、獣避けのフェンスの下をくぐって、のこのことアナグマが入ってきたこともあります。なかなか写真におさめることは難しいのですが、今回は戦いに夢中だったせいか、写真を撮ることができました。

 

「アナグマ」は「ムジナ」といって、その肉は美味なんだそうです。一度食べてみたい気もしますが…

コマユバチが羽化しました

3月8日にぶどう畑で粗皮剥きをしていた時に見つけた繭。ヨトウムシに抱えられるようにぶどうの幹に張り付いていました。

 

ヨトウムシは触るとウニョウニョ動きましたが、昼日中にこんなに明るい場所に出てくるのは異常行動です。抱えている繭に行動をコントロールされています。

 

どんな虫が出てくるのか、気になって持ち帰ってみたものが、今日、羽化していました。それが上の写真です。触覚以外の体長は約5ミリです。真ん中の写真は羽化した後に残された繭です。左の端が蓋のように開いています。

 

調べてみたら、「アオムシサムライコマユバチ」という名前が出てきました。アオムシに寄生する寄生蜂のようです。アオムシを飼う人たちにとっては憎き害虫ですが、農家にとってはありがたい益虫です。

 

暫く撮影に付き合ってもらった後に、自宅の畑にご招待しました。

 

 

 

ぶどうの新芽が膨らみはじめました

今日は一段と春らしい天気になりました。ぶどうの新芽も膨らみ始めています。写真は早生の「紫玉(しぎょく)」。上の写真で、枝にちょこんと乗っかっているように見えるのが、ぶどうの新芽のあかちゃんです。

 

大きさは直径5ミリほど。真ん中の写真は拡大写真です。小さい新芽はまだ綿をかぶっています。大きい方は綿がとれて膨らみ、今にも芽が開きそうです。

 

この小さな芽から枝葉が伸びて、数か月の間に、あっという間に2メートルほどになり、たくさんの葉をつけます。枝の伸びと同じように。土の中の根っこもどんどん伸びます。

 

細胞分裂の倍数はどのくらいになるのしょうか…ものすごいエネルギーです。

 

下の写真はぶどう畑の近くの桜。3分咲きといったところでしょうか。なかなか風情があります。ぶどうの生産者の中には、この桜を標本木として、ぶどうの春の作業のタイミングを計る方もいるそうです。

 

粗皮むき終了

昨日までの寒さが徐々に緩んできました。今日で約2カ月間に渡ってやってきた粗皮剥きも終わりにしました。

 

100均で買った栗むき。ちいさな道具ですが、本当によく働いてくれました。少しゆがんでしまいましたが、100均にしては意外と丈夫で、折れもせずにがんばってくれました。

 

ご苦労さま。また来年よろしくね。

 

4月の積雪

積雪です。今朝は一面の雪景色でした。この辺りでは4月の積雪は珍しいです。

 

雨よけのビニールを張ったぶどう畑は、その雨よけと防鳥ネットに降り積もった雪が屋根のようになって約3000平方メートルの巨大な「かまくら」になりました。

 

雨よけテント

ぶどうは雨が苦手です。雨にさらされるとすぐに病気になってしまいます。新芽が出る前に雨よけの為に雨よけのビニールを張ります。「簡易被覆」といいます。このテントのお陰で、使う農薬の量を格段に減らすことができます。

 

佐用周辺のテント張りの時期は3月下旬から4月上旬。あまり早すぎると新芽が早く出すぎてしまい、寒の戻りなどの急な冷え込みの時に冷害にあってしまいます。遅すぎると新芽が雨にあたって病気にかかります。

 

ここのところ、お天気が安定しません。雨が降ったり風が吹いたり…毎朝、テレビのデータ放送の天気予報で、降雨の状態と風の強さのチェックが欠かせません。風速6メートルまでは作業ができました。7メートル以上になると厳しいです。

 

 

粗皮剥きの帽子(草刈り用シールドのカスタマイズ)

以前、粗皮剥きの時の帽子をご紹介しました。今回、それを少しバージョンアップしてみました。

 

草刈りシールドの付属品で、日よけのために後ろにたらす日よけがあります。それをまず取り付けてみましたが、それだけでは上から降ってくる粗皮が防げません。また、ひさしがないので眩しい。

 

そこで、100均で買った、サンバイザーとバンダナカチューシャ(カチューシャにバンダナがくっついているもの)を取り付けて、シールドの隙間から降ってくる粗皮を防ぐことができるようにしました。

 

後ろにたらす市販の日よけは、端っこに小さな穴が開いていて、シールドの留め具に差し込んで止めるようになっています。サンバイザーは後ろのゴムの部分を真ん中で切って、折り返してサンバイザーに縫い留め、輪になった部分をシールドのバンドに通しました。

 

その上にバンダナカチューシャを合わせて、ちょうどよい部分に小さな穴をあけ、先ほど市販の日よけを取り付けた留め具に差し込んで固定しました。

 

なかなかしっくりした感じになってくれました。さあ、がんばるぞ!

 

カワラヒワの運動場

ぶどう畑が今、カワラヒワの運動場になっています。10羽以上はいると思います。賑やかに地鳴きをしながらぶどう畑の中を集団であっちへ行ったりこっちへ行ったり…

 

巣立ちしたばかりのひながいるのかもしれません。近寄ると一斉に山に向かって飛び立ちました。

 

蝉の卵?

3月9日のブログでご紹介した中で、「何かの卵かも?」と言っていたもの…「もしかして、セミの卵では?」と相方が言うので調べてみました。

 

やはり、似ているかも…。セミの成虫になる前に土の中にいるような気がしていたので、卵も土の中なのかと思っていたら違うんですね。

 

セミの卵は、夏、枯れ木や樹木の樹皮の下などに卵を産みつけられて越冬。翌年の梅雨から夏にかけての雨の日に卵から孵って、土に落ち、土の中で何年か幼虫の生活をした後、成虫になるのだそうです。(孵化の時期は、蝉の種類によって違うそうです。)

 

卵は樹皮の繊維かと見間違えるほど細く、少し斜めに刺さっているのでまるで樹皮の繊維が突き出ているようにも見えます。擬態を目指しているようにもみえます。

 

写真は昨日のシャインマスカットです。この木にはいたるところにこの卵がありました。もしかしたら、シャインマスカットの樹皮が薄いのをセミが知っていたのでしょうか?

 

鳥たちが時々、ぶどうの木の周りでうろうろしているのは、もしかしたらこの卵をつついていたのかもしれません。

 

 

シャインマスカットの粗皮

相変わらず粗皮剥きの日々です。写真はシャインマスカットの樹です。

 

粗皮も、品種によって微妙に感触が違うように思います。特に剥きにくく思うのが「シャインマスカット」の粗皮。シャインマスカットの実は皮が薄く「皮ごと食べられる」ということで有名ですが、実の皮が薄いのと同じなのか、粗皮も薄いように感じます。

 

皮の厚い樹は、ペリペリとつながって剥けるのですが、シャインマスカットの皮はつながって剥けてくれません。他の樹と比べて、粗皮を剝く時間も倍以上かかります。…でも…シャインマスカット…美味しいもんねぇ~。がんばろ~っと!

 

カワラヒワ

今日のぶどう畑のお客様は「カワラヒワ」です。スズメに似ていますが羽の先の白黒の縞模様と黄色のワンポイントが特徴です。

 

今日は冷たい強い風の吹く寒い一日でした。でも、カワラヒワのきれいな鳴き声が始終森の中から聞こえてきていました。オペラ歌手だったら、名コロラトゥーラソプラノといったところでしょうか。

 

カワラヒワは、3月に卵を産むのだそうです。産卵から巣立ちまでは約1カ月ほど。お母さんもお父さんも大忙しといったところでしょうか。

 

ビロウドツリアブ(オス)

暖かくなって少しずつ少しずつ、いろんな虫たちが出てきました。

 

今日は、ぶどう畑に「ビロウドツリアブ」が木の幹でじっとしていました。手にとっても全然逃げようとしません。羽化したばかりでまだ飛べないのか、羽化したものの寒さに凍えているのか…。

 

いつもはこんなにじっくり写真に収まってくれませんが、じっとしているので、今日は何枚もの写真に収まってくれました。もう少し暖かくなると、足元の野草の花に集団で賑やかに飛び回ります。

 

体長はかなり小さい。写真は、手袋の親指にとまらせて撮影していることから、その小ささを想像して頂けるのではないでしょうか?

 

名前の通りビロードのような体毛と小さくて丸っこい姿のお陰で、虫好きの中でも結構人気者のようです。

 

調べてみたら、目が長くて左右がくっついているのが「オス」で、離れているのが「メス」だそうです。

 

冬の間静かだったぶどう畑にも、いろんな虫たちが飛び回る季節ももうすぐ。ぶどうにとって益虫だったり害虫だったり、そのどちらでもない虫だったり…でも、やっぱり小さな姿で一生懸命生きている姿には癒されます。

 

ぶどうの粗皮の下の虫たち?

今日も引き続き粗皮むきです。ぶどうの粗皮を剥いていたら、写真のような虫らしき姿が…。

 

上の写真の黄色い四角の拡大写真が真ん中の写真です。虫の卵のようにも見えるけど…何者なのかはよくわかりませんでした。

 

下の写真は、樹木によく付く虫…カイガラムではないかと思われますが…こちらもはっきりわかりませんでした。これらは、益虫ではなく害虫ではないかと思われます。

 

粗皮むきは根気のいる作業ですが、時おりこんな虫たちを退治できたりすると、やっててよかったとつくづく思います。

 

それにしても、はっきりわからない事ばかりですみません。虫類の種類を確定するのはなかなか大変で…

 

また、はっきりしたら、後日ご報告しますね。

 

 

寄生蜂の繭を抱くイモムシ

今日もぶどう畑は粗皮むきです。ぶどうの粗皮の上に、ヨトウムシのようなイモムシが小さな繭を抱いていました。

 

通常、ヨトウムシのようなイモムシが、こんな昼間に、しかもこんな陽当たりの良い場所に出歩くことはありません。しかも、まだまだ寒い時期。行動自体が不自然です。

 

干からびているのかな?と思ってつついてみたら柔らかい…一応生きているようです。

 

繭は寄生蜂の繭と思われます。…で、イモムシが寄生されて異常行動を起こしている状態と思われます。(イモムシはヨトウムシかアワノメイガの幼虫と思われますが、はっきりはわかりませんでした。また、寄生蜂の種類の同定もできませんでした。)

 

農作物にとっては、イモムシの方が害虫で、寄生蜂が益虫ということになります。

 

啓蟄を過ぎ、虫たちの世界も賑やかになってきました。

 

粗皮を集める道具・新バージョン

2月17日のブログで、粗皮を集める道具をご紹介しました。…ただ、ウエストに付けるバッグが小さくて、粗皮がこぼれやすい難点がありました。

 

もう少し大きめで、口の部分が安定して広がってくれて、しかも軽い袋は無いかなと探してみたら、ありました。

 

100均のお店で500円で売っていたランドリーバッグです。取っ手の部分に、やはり100均で売っていた「万能バンド」を取り付けました。袋の部分を前にして、紐の部分を肩にかけて使います。

 

ランドリーバッグはいろんな大きさがありましたが、一番大きいサイズにしました。バンドの部分が首に当たると痛いので、アームカバーに通しました。粗皮がある程度溜まったら、四角い雑木入れに移します。…これでかなり楽になりました。

 

雨の日の粗皮剥き

3月に入りました。粗皮剥きも、もうしばらくできそうです。並行して雨よけテントを張る準備を始めました。

 

今日の天気予報は雨。朝からさらさらと雨がふったりやんだり…。でも、そんなにひどく降っていなかったので、作業をすすめました。

 

雨かっぱ…私はポンチョ型の合羽が好きです。合羽の中にウエストポーチを入れられるので、携帯などが雨に濡れなくて済みます。

 

今日の雨は昼過ぎに激しくなり始めました。早めに作業を切り上げて、久しぶりに隣町のたつの市に買い物に行ってきました。佐用町の外に出たのは約2週間ぶりです。

 

モズ

ぶどう畑の今日のお客様は「モズ」です。お昼ご飯を食べていたら近くにすーっと止まってしばらく留まって、柵の上に行ったり下に行ったりうろうろうろうろ…少したってどこかに飛んでいきました。

 

モズは「百舌」と書く通り、いろんな鳴き声を出すそうです。

モズの繁殖期は2月だそうです。季節的には春は始まったばかりですが、今はモズにとっては春真っ盛り。ぶどう畑で聞こえる声の中に恋の歌もあるのかな?

 

また、「モズのはやにえ」という言葉があります。捉えたトカゲなどを樹の上などに刺して放置したりする習性の事を言いますが、そのせいで、いろいろな国で「悪魔の鳥」的な言われ方をします。…でも、本当は、案外忘れっぽいとか、おっちょこちょいでぼぉっとした鳥だったりして…

 

ぼぉっとして、デートの時間をすっぽかすなよ~!

 

 

シメ(蝋嘴鳥・ろうしょうちょう)

1月22日と23日のブログで、ステンレスの板に写った自分の姿に、じっと見入る山鳩のお話しをしました。

 

あの後しばらくして、山鳩は居なくなったのですが、昨日はまた別のお客様が来ていました。箱の周りをうろうろうろうろ…しばらくすると、さかんに箱をつついています。

 

今度は山鳩とスズメの中間くらいの大きさ。全体的にくちばしや体形がふっくらしています。

 

調べてみたら「シメ」という鳥のようです。蝋のような色をしたくちばしから「蝋嘴鳥(ろうしょうちょう)」とも呼ばれるそうです。

 

種類が好物なのだそうで、種類をこじ開けて食べる他の鳥と違って、口で器用に回しながら殻を割っていく技をもっているそうで、別名「豆回し」と呼ばれているそうです。豆をこじ開けて食べるよりも素早く割って食べられるのだそうで、この頑丈なくちばしが、厳しい冬の食糧調達競争に打ち勝つ大切な武器になっているようです。

 

夏場、本州の中部以北で繁殖し、冬場は本州以南で越冬する漂鳥だそうですが、冬場に海外から渡来してくることも確認されているそうです。

 

オスとメスの違いは、色の濃淡などの判断材料はあるようで、それと照らし合わせてみるとオスのようにも思えますが、はっきりしたことはわかりませんでした。…並べてみたらわかるかなぁ~…。

 

繁殖期は5月~6月。繁殖期になるとくちばしが鉛色に変化するとあるので、まだ繁殖期ではないはず…。縄張り争い…といった見方が有力かもしれません。

 

この「箱」のお陰で、素敵な野鳥観察スポットになっています。

 

 

冬の終わりの野草の花畑

2月ももうすぐ終わり。ぶどう畑の足元の花畑もずいぶん賑やかになってきました。上の写真はナズナ…ワンポイントにオオイヌノフグリを配しています。真ん中はよもぎとオオイヌノフグリの饗宴。一番下はヒメオドリコソウの群舞です。

 

勝手に思い思いに生えているはずなのに、その美的センスはなかなかです。

 

粗皮剥きで大切なこと

暖かくなってきて、粗皮剥きもいつまでさせてもらえるかな~とぶどうに聞きながらの作業です。

 

太い幹の部分を、ベリべりとはがすのはなかなか気持ちのよいもので、つるつるになった木肌を見ると、達成感に襲われるのですが、意外と「あんまりきれいに剥きすぎない方が良い」とか「浮いている部分だけ剥く方が良い」とか聞くこともあるので、自分の達成感は置いておいて、やっぱり木の気持ちや様子を感じながら作業するのが大切な事のようです。

 

粗皮剥きで一番大切な部分は、意外と細かい部分。結果母枝の元の部分の粗皮なんだそうです。写真の「A」の部分。数年前の結果母枝の名残です。固い皮が少し浮いているの見えます。

 

一番剥かなければいけない部分がこの部分なんだそうです。ここには今年の果実に影響を及ぼす害虫や悪い菌などが潜んでいることがあるそうです。

 

写真の上の方の「B」の部分は、今年の結果母枝の付け根。ちょこっとおにぎりのようにふっくらしているのが、新芽のあかちゃんです。これはとても大事なので、その周りを触る際には、傷つけないように気を付けます。

 

時間がないので、幹の部分はどうしても後回し。見た目もいまいち達成感に欠けるところではありますが、やっぱり大事なのは木のきもちですからね~…

 

ぶどうの粗皮の住人

ぶどうの粗皮を剥いていると、粗皮の下にいろんな虫たちが籠っています。

 

写真の上2枚は、体長1ミリほどの蜘蛛。下2枚はアリです。粗皮の下でアリたちが卵を守っていました。地上2メートルほどのぶどうの木の上にアリの巣なんて…びっくりです……あ、いやいや…アリの方からしたら、比べ物にならないほどびっくりでしょうね。

 

粗皮むき・粗皮を集める道具

今日も粗皮剥きシリーズです。今日は粗皮を入れる道具です。

 

右下はウエストに取り付けるタイプの収穫用の袋です。袋の部分を体の前面に付けて、落ちてくる粗皮を受け止めます。中にゴミ袋を入れて、周りを洗濯ばさみで固定しています。この洗濯ばさみに、剪定ばさみなどをはさんで持ち歩きます。

 

足元には写真左の大きめの「てみ」。移動するたびに足でずらしていきます。地面が斜めの場所は足で踏んで安定させます。

 

右上は小さめの雑木入れ。集めた粗皮をここに入れて処分します。…最初、この雑木入れを足元に置いていました。…が、意外とこの箱、自立心が無くて、すぐに倒れてしまいます。そのうえ少し風が吹くと転がるし、ちょっと足元が坂になると滑り落ちるし…で、「てみ」に交代してもらいました。

 

「てみ」と袋で受けきれなかった粗皮は、後で手で集めて雑木入れに入れます。

紐の更新

ぶどうの粗皮剥きと一緒に、太い幹を棚に吊るしている紐も新しくします。古い紐は害虫の卵が産み付けられたり、傷んでくるとぼろぼろになったりするので、定期的に新しくします。

 

古い紐を外す時に、幹を支えている紐の2倍ほどの長さの紐の両端を輪にしてカラビナを付けたもので、仮支えにしています。ある程度の間隔で取り付けた後に、古い紐を外します。

 

少し緩めに仮支えすることで、幹の位置が少し下がり、粗皮むきもやりやすくなります。粗皮を剥いた後、結果母枝の方向などを見ながら幹を持ち上げ、仮支えの紐を2重にしてつけ直してから、新しい紐を取り付け、仮支えの紐を外しています。

 

ちなみに、この幹を結ぶ結び方は「男結び」が良いと言われています。結び方はいろいろなサイトに出ているので、そちらを参考にしてください。

 

ちなみに、このやり方は、オリジナルです。試される場合は無理のないように様子を見ながら試してみてくださいね。

 

 

 

粗皮むき・服装

今日も引き続き粗皮剥きです。

 

粗皮を剥いていて辛いのは、チクチクした粗皮が目や袖口、襟元に入り込んでくること。服の中に入り込んで、作業しているうちに服の奥へ奥へ…ちっちゃな皮が服の中に入り込んだだけで結構ちくちくちくちく…作業中も気になって不快ですし、家に帰って服を脱いだとたんに足元にばらばらと散るのもまた面倒です。

 

…で、左の写真です。右は草刈機を使うときの防護マスク。これで目を保護するのと、農作業用の帽子を洗濯ばさみでくっつけて、頭の上から粗皮が降ってくるのを防ぎます。

 

左はいらなくなったズボンの足の部分を切り、ウエスト部分にゴムを通したもの…これは襟元から粗皮が入り込むのを防ぐために首から肩にかけて掛けます。

 

それから、輪ゴム2つ…これは、袖口にはめて、袖口から入り込むのを防ぎます。

 

これで、ずいぶん快適に作業ができるようになりました。ただ、防護マスクは少し大きすぎて作業性が少し悪い…視界が広くて、寒い時期の防寒にもなりますが、ゴーグルでもオッケーです。

粗皮剥き・道具

 ぶどうの畑の冬の仕事「粗皮(あらかわ・そひ)剥き」です。ぶどうの木全体の固い古い皮を剥きます。…でも、ひと冬で全部を剥ききれないので、ローテーションで数年かけてひとまわりします。

 

生産者の方々はいろいろ工夫してそれぞれ使いやすい道具を使っています。私は100均の栗むきとウロコ取りを使っています。それぞれの道具には紐をつけています。ぶどう畑の中で落とすとすぐにわからなくなって紛失してしまいます。

 

ざっくりとウロコ取りで削った後、細かい場所や浮き上がった皮を栗むきではがしています。あまり鋭利すぎると必要以上に木を傷つけてしまいます。持ち手が平らで安定するのと、作用点が手元から近いので使いやすいと思って使っています。

 

基本的には粗皮の間で越冬する害虫の駆除が目的ですが、古い皮をとった後は何だかお風呂上りみたいに、とっても気持ちよさそうです。

 

ぶどう畑のお客さま

ぶどう畑の雪化粧です。溶けかけた雪の所々に、足跡が点々と…。アナグマと思われます。足跡をたどっていくと、獣避けの下に必ず穴があります。

 

「2頭かな?」…とか…「ここで引き返して戻ったのかな?」…などなど…歩く姿を想像しながら足跡をたどります。

 

もちろん、穴はしっかりとふさぎます。

 

小雪のぶどう畑

今朝は小雪が舞っていました。空は青いのにどこから降ってくるんだろう…不思議なお天気でした。

 

ぶどう畑は一年中何かしら作業があります。あちこちのぶどう畑で同じ産地の生産者の方々が黙々と作業に励んでいます。

 

孤独な作業ですが「みんな頑張ってるなぁ~」と思えるから頑張れる。同じ畑で作業をしているわけではありませんが、お互いの姿がお互いを励ましあっているような、そんな暖かい連帯感を感じます。「産地の良さ」って、そんなところかもしれません。

ぶどう畑のミノムシ

ぶどう畑の「ブラブラ族」。今日の写真は「ミノムシ」です。ミノムシはいろんな所にくっついています。ぶどうの木ばかりでなく支柱や針金、道具入れ…。

 

動かないように見えて、ミノムシは結構動くのだそうです。春、ぶどうの新芽が芽吹くと柔らかい新芽にミノをかぶったまま食いついたりします。小さいミノムシですが新芽のダメージはかなり大きい。

 

古いツルを取り除いたり、木を支えているテープを新しくしたり、粗皮を剥いたり…そんな作業をしていると、ミノムシなどの害虫や害虫の卵を見つけることが出来ます。根気のいる作業ですが、ミノムシを見つけるたびに「やっててよかった~」と思います。

コガネグモの卵のう(?)

冬のぶどう棚にはいろんなものがぶらぶらしています。1月30日のブログではイソウロウグモ師匠の作品を載せさせて頂きましたが、今日の写真は、三角のアップルパイみたいな形をしています。コガネグモの卵のうではないかと思われます。大きさは長さ2センチほどです。

 

横から見ると少しだけふっくらしています。これは三角形ですが、コガネグモの卵のうは不定形のようです。…それにしても、色といい形といい、ほんとに美味しそう…

 

ぶどうの樹液

今日はとても暖かい一日でした。剪定した枝のほんの数本ですが、切り口からぶどうの樹液がしたたり始めていました。

 

ぶどうの樹が冬の眠りから覚めて、切り口から樹液があふれる時期を「水回り期」といいますが、まだその時期ではありません。でも冬でも暖かい日があると気まぐれに水がしたたる事があります。寒くなると水は止まります。

 

暖かさに少し眠りが浅くなって、夏の夢でも見ているようにもみえます。この木はずいぶん年をとっています。もしかしたらそのあたりとも関係があるかもしれません。あんまり早く芽吹いてしまうと霜でやられてしまうから、まだまだゆっくり眠っててね。

立春のぶどう畑

今日は立春。天気予報では「晴れ」の予報…に反して、午前中は結構な雨になりました。すぐに晴れると思いつつ合羽を着ての作業…でもなかなか晴れません…。雨が上がったと思ったら今度は風が…春の天気は気まぐれです。

 

写真は今日のぶどう畑です。剪定も終わり、ぶどうの樹は魚の骨のようになっています。これが芽吹くのはもう少し先です。可愛らしい芽吹きを楽しみに、冬の作業をすすめます。

 

イソウロウグモの卵のう

昨日、スワロフスキーばりの美しさで飾っていたぶどう畑の鳥よけ網のあちらこちらに、小さな巨匠の作った小さな作品がぶら下がっています。

 

イソウロウグモの卵のうと思われます。大きさは2ミリほどです。

 

イソウロウグモは、その名の通り、他の蜘蛛の網のそばで身をひそめ、その網にかかった獲物をエサにするのだそうです。場合によってはその巣の家主さえも捕食することがあるのだとか。

 

とんでもない奴ですが、透明感のある小さな卵のうは美しくはかなげです。

 

ぶどう畑のスワロフスキー

朝、ぶどう畑に着くと、防鳥ネットがきらきらきらきら…。まるで畑一面、美しいスワロフスキーで飾られているようです。

 

今朝はほんの少し雪が降っていました。うっすらと積もった雪が朝日を浴びて溶け、網の交差点に水玉がぶら下がって、美しい景色を作り出しています。

 

寒い日の朝の天からの美しい贈り物です。

雪の中のぶどうの作業

昨日の早朝まで降っていた雪。ぶどう畑はそこここにまだまだ雪が残っています。

 

こんな日、ぶどう畑の斜面は足元注意警報発令です。雨などで湿気があるだけでもかなり滑りますが、所々に残った雪が靴底にくっついて、よけい滑りやすくなります。

 

視線を上に向けての作業なので、足元が不案内になります。「ここは滑らないだろうなぁ~」と歩いていると…ツルッ!!!…こんな時に頼りになるのがぶどう棚の鉄線です。「ころばぬ先の杖」ならぬ「転ばぬ先の棚線」。棚線を片手で伝いながら畑を行ったり来たり…今日みたいな日は大事な命綱です。

 

ぶどうのツル取り

今日の写真、何かわかる人はなかなかの通です。正解はぶどうのツルです。

 

夏、ぶどうの生育中、どんどん伸びる枝や葉、美味しい果実とともに、ツルもいっぱい伸びます。ほとんどは生育中に切り落としていきますが、それでも間に合わなくて伸びてしまったツルが、針金や網に絡まって冬を越しています。

 

この残った古い「ツル」。実はぶどうにとってよくない菌が潜んで越冬しているそうです。…なので、これも一つ一つ見つけて落としていきます。

 

ぶどうの樹、一本につき誘引などの為に畑の端から端まで渡されている針金の線12本と、雨よけのビニールをかぶせる何本ものトンネルの針金、それから数メートルおきに横に渡された針金、そして、鳥よけ網…。ぶどう畑を登ったり下りたりしながらひとつひとつ点検しては、ツルを落としていきます。

 

一日中登山している感じです。おかげさまでよく寝られます。

 

…ところで昨日と一昨日の山鳩。今日も寒風の中、定位置にず~~~~~っといました。…こんなにず~~~っと居て、ちゃんと食べてる?…とか…だんだん心配になってきます。野生の生き物なのでエサをやるわけにもいかず…ただただ見守るのみです。

 

冬のオニフスベ

ぶどう畑のあちこちにユーモラスなスポンジ状のオブジェが転がっています。「オニフスベ」というキノコの冬の姿と思われます。

 

一応、土によわ~くくっついています。よわ~くくっついているのですぐに取れます。でもこのスポンジ、意外としっかりしています。感触は、住宅の床下などの保温材を少し柔らかくした感じです。最初、何かのごみかと思いました。そんな風に思えるほど、素材は人口物感満載です。

 

ユーモラスなスポンジボブのお友だち。なんだかほっこりします。

 

鳳凰の雲

朝、ぶどう畑に着くと、美しい鳥が大きく羽ばたいている様な雲が広がっていました。まるで、何本もの長い尾をたなびかせながら飛ぶ鳳凰の様です。5日前のブログでは龍の雲を載せました。龍と鳳凰。新年早々縁起がいいです。

 

中国の伝説で天地の創世神「盤古」が生まれた時に一緒に生まれた4つの霊のひとつが「鳳凰」。ちなみに5日前にブログに載せた「龍」もその中のひとつです。

 

鳳凰は、雌の鳥…皇后の象徴。ちなみに龍は天子の象徴だそうです。鳳凰は、平和をもたらすために姿を現すのだそうです。また、優しい心を持った人々を祝福するとも言われています。

 

今年が鳳凰の祝福に満ちた平和な年になりますように。

 

寒い日の注意事項

今日は晴れていたものの、北風の強い厳しい天気でした。そんな時に気を付けなければいけないのは意外と帰宅してからなんです。

 

就農直後の冬、ぶどう畑で寒い思いをして帰宅。そして寒い体を温めようと風呂へ直行…これが意外とあぶない。湯船に浸かった後に、立ち上がろうとして貧血を起こしかけ、危うく風呂場で倒れるところでした。それ以来、畑で寒い思いをした日は、必ず、部屋でしばらくゆっくりして、身体を温めてから風呂に入るようにしています。また、寒い日は湯船からゆっくり立ち上がるように気を付けるようになりました。

 

夏は熱中症などに気を付けるようにとニュースなどで言われていますが、冬もこういった形での危険があるんですね。元気で毎日働くための、ちょっとした心がけです。

古いぶどうの樹の伐採

ぶどう畑の冬の仕事のひとつが、古い樹の伐採です。ぶどうの苗木は植えてから成木になるまで約5年かかります。でも、植えてから15年ほど経つ頃からだんだん弱ってきて収量や品質も徐々に衰えてきます。品質を保つためにも、新しい苗に植え替えます。

 

また、気候などの関係で苗木の品質が良くない場合もあり、数年育ててみた後に状態が悪い場合は、その場合も早めに植え替えます。

 

時代によって、市場で好まれる品種も少しずつ変わってきますが、なんせ成木になるまで5年…なかなか大変です。

 

今日の写真は植え替えの為に伐採された古いぶどうの樹です。サイズ感が分かりにくいですが、一本の長さは大体大人の身長くらいです。巨大なムカデが並んでいるように見えなくもないですが…。面白い形をしているので、メルカリかなんかで売ったら売れるかなぁ~…でも、梱包が大変そう…

山を登るとそこは雪国でした

昨日は雪でした。自宅周りの雪はほぼ溶けましたが、ぶどう畑はまだ雪がたくさん残っています。風はないですが底冷えの中での作業です。

 

写真はぶどう畑の端っこ。ぶどうの枝は伸びていません。中央にある小さな小屋のようなものはミツバチの巣。…というか、巣になる予定…?…昨年春、手作りしてぶどう畑に設置しましたが、去年はミツバチは入ってくれませんでした。春先に咲く野草の花にはたくさんミツバチが来ているので、可能性はないわけではないと思うのですが…

 

ミツバチの為に、ミツバチに害のある農薬は使わないように、使う農薬にも気を使います。今年は入るかなぁ~…。

ぶどうの株切り

今日はぶどうの株切りです。上の写真の左上に伸びている枝が昨年の春に伸びた枝。右側に伸びた短い枝は一昨年の春に伸びた枝です。切り口は昨年の春に剪定された跡です。

 

今年は左の枝元から伸びた枝を伸ばし、その先を剪定します…と文章にすると「なんのこっちゃ」ですね…うまく表現できなくてすみません…

 

右側に伸びた古い枝はそのままにしておくといろいろな病気の元になったり作業その他に支障が出たりするので枝元で落とします。「株切り」というのだそうです。下の写真は落とした後です。

 

畑全体の一本一本…切り落として回りました。今日は暖かくて作業するにはとても快適でしたが、上向きの作業なので太陽が目に入って眩しいです…なんて、いろいろ言ってたら、お日さまに「文句ばっかり言うな!」と怒られそうですが…

冬晴れのぶどう畑

今日のぶどう畑です。きれいな空気が写り込んでいるような冬場れの空です。山々の落葉樹が葉を落として、山の稜線が透けて見えます。葉っぱの分だけ冬の山は夏の山と比べて背が低く見えます。

 

山の天気は変わりやすい。今日はこの後雲がもくもく…お昼過ぎにはしぐれ…夕方にはまた晴れ…。朝お天気が良くても念のため雨具は手放せません。時おり強く吹く北風のウインドブレーカーにもなります。

オッケーの木

ぶどう畑の冬の作業はカヤ刈りの他にもいろいろあります。そのほとんどは細かい作業。今日のような曇りの日は寒さが身に沁みます。

 

お昼ご飯の後、体を温めるために近くを散歩しました。散歩道の道路脇を見上げたらふしぎな形の木がありました。木がくるっと一回転しています。どうしてこんな形になったんでしょう…不思議です。

 

木がオッケーの手の形に似ているので、勝手に「オッケーの木」と命名しました。木も励ましてくれたことだし、さあ、午後もがんばるぞ!